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「アベンジャーズ エンドゲーム」から2年越しのMARVEL最新作「ブラック・ウィドウ」の見どころ

2021.07.23

世界滅亡の危機を前に集められた、ヒーローたちの最強チーム「アベンジャーズ」。2019年に公開されたシリーズ第4作『アベンジャーズ/エンドゲーム』で世界中は感動の渦に包まれた。

それから2年、2021年7月8日(木)にアベンジャーズの一員である、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)に焦点を当てた映画『ブラック・ウィドウ』が公開された。

これまでのアベンジャーズシリーズのストーリーを振り返りつつ、『ブラック・ウィドウ』の見どころを解説していきたい。

アベンジャーズを見たことがない人でも1分でわかる!? アベンジャーズシリーズのストーリー概要!

『ブラック・ウィドウ』を観る前に知っておいたらより楽しめる、これまでに公開されたアベンジャーズシリーズの映画4作品のあらすじを振り返っていく。

『アベンジャーズ』(2012年公開)

神々の国アスガルドから宇宙空間に飛ばされた裏切りの神〝ロキ〟は宇宙人種族チタウリのリーダー〝ジ・アザー〟と地球に侵攻する計画を企てていた。

国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)長官のニック・フューリーが無尽のエネルギーを秘めた謎の物体、四次元キューブからロキが降臨する場面に遭遇する。

地球が宇宙の脅威に晒されていることを知ったフューリーは地球のヒーローたちを集め、チーム「アベンジャーズ」を結成することを決意した。

【「アベンジャーズ」メンバー】

スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)

スティーブは第二次世界大戦中、軍隊に入ることを志願しながらも、生まれつきの体の小ささを理由になかなか審査に通らなかった。偶然出会ったエイブラハム・アースキン博士に見出され、彼の計らいで「スーパーソルジャー計画」の被験者候補となる。超人血清を打たれ、貧弱だったスティーブは超人的な身体能力を得ることとなった。

しかし、スティーブは秘密結社〝ヒドラ〟を壊滅させるため、母国アメリカを救うために北極海で消息を絶ってしまう。そして、70年後の現代に北極で氷漬けになっているところを発見され、S.H.I.E.L.D.の基地に運ばれて治療を受ける。目を覚ますとニック・フューリーから新たな任務が言い渡され、アベンジャーズに。

トニー・スターク(アイアンマン)

トニーは父から引き継いだ〝スターク・インダストリーズ〟の社長として世界最強の兵器を発明していたが、自社の兵器がテロに使われたことを知り、兵器製造から撤退。車で移動中にテロ組織に襲撃されてしまい、ミサイルの破片が心臓近くに突き刺さって、余命いくばくも無いことが判明してしまう。

自身の胸に接続して生命維持を可能にする小型アーク・リアクターを開発したトニーはパワードスーツの開発を重ね、自身でスーツを着ることで、〝アイアンマン〟としてアベンジャーズの一員になった。

ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)

ナターシャはS.H.I.E.L.D.のエージェントにして、最強の女スパイだ。滅多に感情を表に出さず、冷静沈着でミステリアスな雰囲気を持つ。アベンジャーズ結成のために尽力し、自らもチームの一員に。

クリント・バートン(ホークアイ)

S.H.I.E.L.D.のエリート・エージェントで弓術の名人。アメリカの安全保障の重大な脅威とみなされたナターシャの暗殺任務を請け負ったものの、ナターシャの才能を評価し、S.H.I.E.L.D.に推薦した過去を持つ。

ロキに洗脳されてしまい、地球侵略のための片棒を担ぐことに。洗脳が解けるとロキへのリベンジを誓い、アベンジャーズに参加することになった。

ブルース・バナー(ハルク)

ブルースはスーパーソルジャー計画の再現実験の際にガンマ線を大量に浴びたことにより、感情の高ぶりで緑色の大男〝ハルク〟と化す体質となってしまった天才生物学者だ。ブルースとハルクは別人格でブルースの理性ではハルクをコントロールできない。

そのため、ブルースはハルクに変身しないよう、なるべくストレスがかからないように医者として密かに活動していた。しかし、ナターシャからの依頼を受けてS.H.I.E.L.D.に協力することに。それを機にトニーとの友情を育み、アベンジャーズに加入することを決意する。

ソー

ソーは神々の国〝アスガルド〟の王である〝オーディン〟の息子で、最強の雷神である。弟は裏切りの神〝ロキ〟。

ロキが地球を侵略しようとしていることを知り、地球に訪れた際に偶然トニーたちと出会う。最初は衝突しながらも、必要なときには地球に駆けつけ、アベンジャーズメンバーとして活躍することに。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)

ヒドラ残党のリーダーであるバロン・ストラッカーがロキの杖を使い、人体実験を行なっていることを掴んだアベンジャーズは、ヒドラの研究施設を襲撃する。杖を調査する中で杖の先についているストーンの中に人工知能らしきものを発見したトニーは、ストーンを解析して自身が発案していたウルトロン計画に役立てることを提案した。

しかし、人工知能であるウルトロンが突然自我に目覚めてしまう。ウルトロンは世界最強の金属ヴィブラニウムを入手し、細胞再生装置(クレードル)で最強の人工肉体を作ろうとする。

それを阻止するため、クレードルを奪取したアベンジャーズ。トニーがウルトロンに対抗するため、クレードルにJ.A.R.V.I.S.をアップロードしようとしているところにソーが登場し、雷の力でクレードルが起動する。そこで誕生したJ.A.R.V.I.Sでもウルトロンでもない新たな存在〝ヴィジョン〟。ヴィジョンの力でウルトロンを破壊することに成功した。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)

「資源に限りがある宇宙全体のバランスを保つためには、全宇宙の生命体の半分を消し去ることで生き残った半数の者たちを紛争や飢餓から解き放つ」という極端な思想を抱いているタイタン星人のサノスは6つの〝インフィニティ・ストーン〟を揃えることに執念を燃やす。

その計画を知ったブルースはトニーに協力を求めた。ヴィジョンの頭にはインフィニティ・ストーンのひとつであるマインド・ストーンが埋め込まれていたのだ。ヴィジョンと地球、宇宙全体を守るためにマインド・ストーンを摘出し、破壊すべきという結論に至り、超文明国家ワカンダ王国へと向かう。

地球に襲来したサノスはすでに5つのインフィニティ・ストーンを手にしていた。アベンジャーズ始め、ヒーローたちが応戦するもサノスにマインド・ストーンを奪われてしまう。6つのインフィニティ・ストーンを揃えたサノスは左手の指を鳴らして全宇宙の半分の生命を消してしまった。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)

サノスによって全宇宙の半分が消し去られた後、インフィニティ・ストーンが再度使用された形跡を辿り、サノスを急襲したアベンジャーズ。しかし、すでにインフィニティ・ストーンはサノスの手によって破壊されており、消えた者たちが戻ることはなかった。

それから5年、アベンジャーズたちは世界各地で治安の維持に努めるなど、それぞれの人生を送っていた。そんな中、〝量子世界〟から抜け出してきたと語るスコット・ラング(アントマン)が現れる。トニーとブルースは量子力学を用いたタイムトラベルにより、過去に行くことで消えた人々を取り戻せるかもしれないと考察。

アベンジャーズを再結成させ、過去に行き、インフィニティ・ストーンを集めてくることに。苦闘の末、インフィニティ・ストーンが集められる中、クリントとナターシャが回収に向かった〝ソウル・ストーン〟を手に入れるためには愛する者の犠牲が必要だった。2人のうちどちらかが犠牲にならなければならないと悟り、自らの命を差し出そうとするクリント。しかし、ナターシャがそれを制し、崖から身を投げる。

全てのインフィニティ・ストーンが揃い、未来に戻ってきたアベンジャーズ。しかし、異変を感じた過去のサノスが未来へ襲撃してきてしまう。アベンジャーズ始め、宇宙全体のヒーローたちが集結し、サノスの軍勢と対決する。

サノスにインフィニティ・ストーンを奪われそうになる隙をついて、6つのインフィニティ・ストーンを手中に収めたトニーが、自分のアーマーにはめ込み、指を鳴らす。身体は普通の人間に過ぎないトニーはストーンの力を使った反動に耐えられない。そのことを知りながら、トニーは自らの命と引き換えにサノス軍勢を消滅させ、地球をはじめ、宇宙全体の生命を取り戻したのだった。

映画『ブラック・ウィドウ』の見どころは?

『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観おわった時、感動の涙が止まらなかったのと同時に、私はトニーとナターシャ〝ロス〟になった。

心のどこかで2人は蘇る、いや、生きているのだと信じて日々を過ごした。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開後、ディズニープラスでドラマシリーズは公開されていたが、映画としての公開は初であり、私同様、心待ちにしていた方も多いことだろう。

アベンジャーズシリーズの映画の中にはブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフには暗い過去があることを示唆する描写が存在する。

映画『ブラック・ウィドウ』の見どころはナターシャの暗い過去の真相と、そんな暗い過去を抱え、かつて〝孤独な暗殺者〟と呼ばれた彼女がなぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』で自らの命と引き換えに消えた人々を救おうとしたのか、という点にあると思う。

映画内の時系列としては『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の間の物語ということになる。

厳密に言うと、2016年に公開した映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後から物語が始まる。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』では、ウルトロンの件を経て、アベンジャーズは国際連合の管理下に置くことを規定とする「ソコヴィア協定」に署名することを求められていた。スティーブは「自分で判断する権利と責任が奪われる」と署名を拒否。

「ソコヴィア協定」に賛成していたナターシャだったが、スティーブの逃亡に手を貸したことで、国際指名手配されることとなる。

ナターシャは友人の協力を得て、人目につかぬよう隠れて暮らしていた。しかし、突如、妹の”エレーナ”が現れたのだ。

かつて〝偽りの家族〟として幼少期を共に過ごしたナターシャとエレーナ。姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ってしまう。

〝偽り〟だと思っていた家族が力を合わせ、レッドルームの陰謀に立ち向かっていく……。

『ブラック・ウィドウ』では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の序盤でナターシャが言った「私には何もなかった。でも、やっとこの仕事と、この家族を手に入れた。」という言葉に込められた思いと背景を描いているように感じた。

ナターシャはほかのアベンジャーズのヒーローたちのように超人的なパワーを備えているわけではないが、妖艶でありながら、心身ともに強く、たくましい女性だ。私はそんなナターシャに憧れを抱いたり、勇気をもらったりしていた。

映画『ブラック・ウィドウ』で、守るべきもののために戦うナターシャが帰ってくる。美しさと強さを兼ね備えたナターシャという女性の決断と、そこに隠された背景に胸が熱くなること間違いなしだ。

『ブラック・ウィドウ』
7月8日(木)映画館&7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)Marvel Studios 2021
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。

『アベンジャーズ』(C)2021 MARVEL
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(C)2021 MARVEL
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(C)2021 MARVEL
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(C)2021 MARVEL
ディズニープラスで配信中

取材・文/RoMoKo

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