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ピークはまだ先?今年のゲリラ豪雨の総発生回数は昨年比で1.2倍

2021.07.19

ウェザーニューズ「ゲリラ豪雨傾向 2021」

空を見上げれば、慌ただしくうごめく雲……。今年もゲリラ豪雨の季節がやってきた。いつ何時、突然のにわか雨に見舞われるかわからない今、常に傘をバッグの中に忍ばせているという人も多いに違いない。

そこで、株式会社ウェザーニューズはこのほど、突発的かつ局地的に激しい雨や落雷をもたらす「ゲリラ豪雨」に対し、事前対策への意識を高め被害軽減につなげるため、「ゲリラ豪雨傾向 2021」を発表した。

発生回数:全国の総発生回数は昨年比1.2倍

2021年7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ75,000回発生する予想。昨年はおよそ62,000回発生しており、今年の発生回数は昨年比1.2倍で、昨年を上回る見込みだ。

日本海側を中心に発生回数が多くなる予想となっている。特に発生回数が多いのは、北海道(10,400回)、秋田県(2,500回)、石川県(1,600回)で、発生回数が昨年比2倍以上となるところもある見込み。

その他の人口の多いところでは、東京で1,200回、愛知で1,000回、大阪で400回となる見込みで、いずれも昨年並の回数となる予想だ。

雨雲の発生は山沿いがメインだが、平野部(都市部)にも流れ込んだり、直上で発生したりする場合がある。一回のゲリラ豪雨で、激しい雨による冠水や浸水、落雷による停電や交通機関のまひなど様々な被害が懸念される。随時最新の雨情報を確認してほしい。

ピーク:発生ピークは8月中旬〜下旬の予想

ゲリラ豪雨は、太平洋高気圧が弱まって湿った空気が流れ込む時や、上空の寒気が通過し大気の状態が不安定になる時に発生しやすい現象。今シーズンのゲリラ豪雨は、8月中旬〜下旬をピークに発生する見込みだ。

時期別の気象条件をみていくと、7月中旬から9月初めにかけて、日本付近は高気圧に覆われて晴れる日が多くなる予想。ただ、本州日本海側を中心に高気圧の周囲をまわる湿った空気の影響を受けて、ゲリラ豪雨が発生しやすくなる。日差しが届いていても、天気の急変に注意が必要となる。

9月上旬からは秋雨前線や台風の影響を受けて、突発的かつ局地的なゲリラ豪雨の発生は減少している。9月中旬からは移動性の高気圧や前線の影響を交互に受けるようになり、ゲリラ豪雨のシーズンも終息に向かう見通し。

7〜9月のゲリラ豪雨発生傾向

要因:湿った空気が流れ込みやすい、日本海側で発生回数が増加

今シーズンは、太平洋高気圧の中心が日本の東に位置するため、高気圧の周囲をまわる暖かく湿った空気が、本州の日本海側に入りやすい状況となる。そのため、ゲリラ豪雨は昨年に比べ、西・東日本の日本海側や北日本で多くなる予想だ。

出典元:株式会社ウェザーニューズ

構成/こじへい

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