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飼い主なら覚えておきたい猫がかかりやすい病気と便利グッズ

2021.07.19

コロナのおうち生活需要で、猫などのペットを飼う家庭が増えたものの、思ったより飼うのが大変で手放すという事態も生じている。昨今の猫の飼育についてのアンケート調査結果や獣医師の意見のほか、猫を飼い続けるのに役立つアイテムを紹介する。

猫飼いニーズが増えるも「思ったより飼うのが大変」「猫の健康について正しく理解していない」

株式会社トレッタキャッツが2021年5月に実施した、猫との暮らしや健康について聞いた「#飼い主一斉調査」では、コロナ禍で猫を飼いはじめた人のうち、6割以上が初めて飼う初心者だった。

1.一番心配なのは「病気・健康」

飼い猫について一番心配なことを聞くと、第1位は「病気・健康」の69.2%だった。

一方で、一般的に飼われている人が多い成猫(1~6歳)が最もかかりやすい病気を聞くと、49.2%の人が「知らない」と回答し、猫に多い病気である「下部尿路疾患」と回答できた人は、30.4%と少ない結果となった。

獣医師の井上舞氏は、猫に多い病気について、次のように解説している。

●獣医師コメント

獣医師 井上 舞氏(公益財団法人 日本小動物医療センター)
帯広畜産大学卒。大学卒業後、ペット保険会社に勤務。動物病院での臨床経験を経て 保険データ分析プロジェクトを立ち上げ、東京大学にて疫学を専門に博士号取得。現在、ねこ医学会実行委員他。

「猫で多い疾患が、膀胱炎や尿道炎、尿路結石といった『下部尿路疾患』です。猫の先祖はもともと砂漠で暮らしていた と言われており、比較的少量のお水を飲んで、濃いおしっこを作ります。そのため、腎臓への負担が大きく、機能障害を起こしやすいと考えられています。また、濃いおしっこは尿中のミネラルが結晶化しやすく、尿石ができやすいために膀胱炎や石が詰まって尿が出ない、出にくい病気などもなりやすいと考えられています。場合によっては命にも関わる病気ですので、飼い主の皆さんには知っておいていただきたい病気のうちの一つです」

2.病院に連れて行くかどうか、迷ったことがある人は6割以上

病院に連れて行くかどうか迷ったことがあるかの質問に対しては、64%の人が「ある」と回答。さらに、その理由を聞くと断トツに多かったのが「病気かどうか判断がつかなかったから」で74.1%、続いて「自然に治ると思ったから」で27.2%だった。

●獣医師コメント

「猫は、自身もハンターですが、自然界では捕食される側でもあり、体調不良などは本能的に隠す習性があります。痛みの表現も分かりにくく、毎日一緒にいる飼い主さんでさえ気づかないということがあるので注意が必要です。 異変に気がついた時には、すでに手遅れということも珍しくありません。いつもより元気がない、活発さがないなど、ささいな変化も見逃さないようにしてあげたいものです」

3.3人に1人が「病院に早く連れて行けばよかった」と後悔

猫を病院に早く連れて行けばよかったと後悔した経験があるかを質問したところ、およそ3人に1人があると回答した。

猫の健康のために行っていることを質問すると、最も多かった回答が「質の良いフード選び」で66.6%、次いで「毎日 の便のチェック」で48.2%、「毎日の尿のチェック」で34.4%と続く。猫に泌尿器疾患が多いことから、毎日の尿のチェックは重要となるが、およそ3人に1人しか行っておらず、また尿回数については、約半数の人が把握していないという結果となった。

●医師コメント

「泌尿器疾患で重要なのは、尿の性状や排尿時の様子や回数などで、尿は家庭内で確認できる数少ない猫の健康バロメーターです。特に、泌尿器トラブルでよくみられる症状の一つが、尿回数の変化です。少量の尿を頻繁にする場合や、トイレに行くけれども尿が出ずに出たり入ったりする場合は膀胱炎が疑われます。また、尿が全く出ない時には結石などが詰まっている可能性があります。尿が詰まると命に関わるおそれがありますので要注意です。健康な成猫の場合は1 日あたり2-3回が一般的ですが、個体差がありますので普段から『うちの子』の尿回数の把握はとても大切です」

全体として、猫への愛情は深いものの、正しい猫の健康管理についての知識が乏しく、戸惑うことが多い現状が分かる。

猫の健康管理ができる「Toletta」リニューアルの背景

こうした状況を受け、トレッタキャッツはこれまで提供してきた猫用のカメラ付きトイレのヘルスチェックサービス「toletta(R)」を「Toletta(R)」へとリニューアルした。

「Toletta」イメージ

Tolettaでは、専用のカメラ付きトイレに猫が入るたびに、猫の体重、尿量、尿回数等を24時間自動計測する。自動計測されたデータは、飼い主のスマホアプリで手軽に閲覧することができる。

これまでは21,780円(税込)で提供していた機器を無料提供にし、アプリの利用にかかる月額料金は1,078円(税込)のみで利用できるようにした。

このリニューアルの背景についてトレッタキャッツの代表取締役、堀宏治氏に尋ねた。

「コロナ禍でペットを家族に迎えている人が増えていることはよくニュースでも目にしていました。ペットを迎えて幸せになる人が増えることは、とても嬉しいことですが、一方で、長くなったおうち時間にただ癒しを求めて飼っているのではという声もWeb記事等で見かけるようになりました。

我々は、猫の幸せを企業理念に掲げる会社として、しっかり事実を調査し、問題意識を世に発信すべきだと考えました。そこで実施したのが『飼い主一斉調査』です。500名の猫の飼い主に調査した結果判明したことは、予想以上に、猫の病気の知識や健康管理方法を知らない、できていない人が多いという事実でした」

トレッタキャッツ 代表取締役 堀宏治氏

「Tolettaは、トイレを設置し、猫ちゃんには自然にトイレを使ってもらうだけ。飼い主さまはアプリに届くデータをチェックするだけ。猫を飼いはじめたばかりの初心者の方でも、誰でも簡単に健康管理が可能です。コロナ禍で猫ちゃんを家族に迎えた人が、健康管理を十分にしていないことで不幸にならないよう、一刻も早く、ひとりでも多くの猫ちゃんと飼い主さまに適切な健康管理方法を広め、Tolettaを使ってほしいと考えました。そこで、今このタイミングでTolettaの本体無料に踏み切りました」

本体無料・月額1,078円に踏み切った背景

猫イメージ

今回、21,780円(税込)で提供していた機器を無料提供にし、アプリの利用にかかる月額料金のみに踏み切ったことは、思い切ったリニューアルに見える。堀氏に意図を聞いた。

「実は、本体無料の挑戦は2回目なんです。2018年のトレッタの初回リリースのときは本体無料でスタートいたしました。とにかくたくさんの猫ちゃんに使ってほしい、猫ちゃんの健康管理の助けになりたい、そのためにはどうしてもIoT特有のハードウェアの価格のハードルを下げる必要性を感じていました。しかし1回目は資金的な面で続かず、スタートアップにとっては、まさに“ハードウェア is ハード”。とても悔しかったですが、本体代金を原価以上に設定せざるを得ない状況が続きました。それでも利用してくれる多くの飼い主様、猫ちゃんに支えられ、約8,000頭の猫ちゃんに使っていただき、健康管理に確実につながる製品へと磨かれていきました。

『もうトレッタなしの生活には戻れない』『トレッタがあったから大事に至らずに済んだ』という声も大変多くいただけるようになり、確かなニーズを感じていました。ただやはり、愛する我が子に使いたいけど初期費用が高いから手が出せない、疾患を抱えた我が子の健康管理に使いたいけど厳しい、そんな意見が多く寄せられていました。コロナでペットを飼う人が増えたこともあり、一刻も早く多くの猫ちゃんと飼い主さまに届けなくてはと、焦りが募るばかりでした。

1回目の挑戦から約3年。質を担保したままハードウェア原価の大幅削減や運用コストの地道な削減にチーム一丸となって取り組み、2021年始からの前澤友作さんによる『前澤ファンド』のサポートもあったおかげで、ついにサービスとして長く続けられる真の『本体無料』をリリースすることができました。想いはただ一つ、ひとりでも多くの猫ちゃんと飼い主さまにもっと長く、もっと幸せになっていただきたい。その一心です」

コロナで初めて猫を飼いはじめたペットオーナーが役立つアイテム

その他にも、コロナになって初めて猫を飼いはじめた人にとって役立つアイテムがぞくぞく登場している。中でもこんなアイテムも合わせて押さえておこう。

サンコー「掃除機につけるわんタッチ抜け毛吸い取りブラシ」2,980円(税込)

おうち時間が増えて、猫の毛が家の床に落ちるのがより気になるという人も多いだろう。そんなペットオーナーのニーズに答えるべく、サンコーが開発したのがこのブラシ。掃除機につけて犬・猫の身体に直接当て、優しくなでることで抜け毛を吸い取る。

犬や猫の内側に生えているふわふわの毛(アンダーコート)の抜け毛を集める。ブラシに集まった毛はヘッドのボタンを押すとブラシが毛を押し出しながら折りたたまれて自動的に掃除機の中に吸い込むので、ブラシについた毛を取ったり、部屋を汚したりすることがなく便利だ。

フードデリバリー専用「置き配プレート」「置き配マグネット」各1,000円(税込)

かゆいところに手が届く一品。最近ではテレワークでランチなどのデリバリーを利用することも多いだろう。しかし猫を飼っていると玄関の呼び鈴「ピンポン」を鳴らされると猫が驚くということもある。そんなとき、荷物を配送業者にピンポンを鳴らさずに玄関口に置いて帰ってもらう「置き配」が浸透している。

太美工芸による「置き配プレート」は玄関のドアノブにかけられ、「置き配マグネット」はポストに貼ることが可能。

このたびフードデリバリー専用のものが発売され、配送業者だけでかく、フードデリバリーの配達員にも置き配を誘導できる。

猫を飼いはじめると、猫への愛情が日々増していくだろう。そんな今こそ、猫と共に長く健康で快適に暮らすための第一歩を踏み出してみよう。

【参考】
Toletta
https://tolettacat.com/

取材・文/石原亜香利

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