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最後にして最高傑作!ランボルギーニの自然吸気V12マシン「アヴェンタドール LP780-4 Ultimae」

2021.07.17

ランボルギーニ「アヴェンタドール LP780-4 Ultimae」

ランボルギーニは同社を代表するV12スーパースポーツカーそして内燃エンジン搭載モデルのファイナルプロダクションを記念し、「アヴェンタドールLP780-4 Ultimae」を発表した。

アヴェンタドールの各エディションの最も純粋な特徴を、ひとつの完璧なフィナーレに凝縮し、SVJのパフォーマンスを活かしながらアヴェンタドールSの洗練されたエレガンスをさらに強調。デザインとダイナミズムを融合させたコレクター好みのモデルがクーペとロードスターで登場。

アウトモビリ・ランボルギーニのPresident&CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は次のようにコメントしている。

「アヴェンタドールLP780-4は、ランボルギーニのV12自然吸気エンジンを搭載する、最後の、最も純粋な、時代を超越したモデルです。他には真似のできないデザイン、エンジニアリング技術、最高にエモーショナルな走りを通して12気筒の本質を感じられるエクスペリエンスを届け、特別な一時代の終わりを締めくくる、アヴェンタドールの決定版です。これは本シリーズ最後のモデルとなります。

ここに、ランボルギーニの現在のV12エンジンが出しうる最高の出力と最も優れたパフォーマンスが、ランボルギーニのフラッグシップとして他の追随を許さないデザインDNAと融合しました。アヴェンタドールは、生まれた瞬間に歴史的な存在となることを運命づけられていましたが、その中でもアヴェンタドールLP780-4はファイナルエディション『Ultimae』として、その時を超えたデザインと技術を最も美しく表現したものとなっています」

パンデミックの影響で世界中がイベントを相次いで中止する状況が1年以上続いた後、アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeのクーペ、ロードスター両モデルは英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で自動車ファンやオーナーの前に姿を見せることになる。

パワーとパフォーマンス

アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeの実力は、そのエレガントなラインからは計り知ることができない。12気筒、6.5Lの縦置きミッドシップ(イタリア語でLongitudinale Posteriore)エンジンは最高出力が780hpと、アヴェンタドールより40hp、SVJより10hp高いパワーをフルタイム4WDとともに絞り出す。

LP780-4 Ultimaeは、SVJのパワートレインが2008年にニュルブルクリンク北コースで打ち立てた新記録のノウハウ、Sモデルのスーパースポーツカー的な先進技術とラグジュアリー、アヴェンタドールのオリジナルコンセプトの純粋さなど、同モデルの10年間の進化の本能的な性格、パワー、パフォーマンスの集大成である。伝統的なV12エンジンのグランドフィナーレを告げるものであり、あらゆる意味で究極のアヴェンタドールとなる。

アヴェンタドールLP780-4は、極めて剛性が高く軽量な独特のカーボンファイバーモノコックと、カーボンファイバーの広範な使用により、1,550㎏という乾燥重量を実現している。アヴェンタドールSより25㎏軽いクーペバージョンは、パワーウェイトレシオがSVJと同じ、1.98㎏/hp、0-100㎞/h加速は2.8秒、最高速度は355㎞/h、最大トルクは720Nm/6750rpmで、最良のトルクカーブを実現するため最適化されたVVT(可変バルブタイミング)とVIS(可変インテークシステム)を備えている。100㎞/hから完全停止するまでのカーボンセラミックブレーキの制動距離はわずか30mである。

アヴェンタドールSで導入されたに4WSよる横方向の制御を最適化し、低中速度での敏捷性と高速時の安定性向上を確実に実現。前輪のランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)は、鋭いターンインの応答性の高いフィードバックを実現するよう調整され、後輪のアクティブリアホイールステアリングと連携する。個々のアクチュエーターがドライバーのステアリング操作に0.005秒で反応してステアリング角のリアルタイム調整を可能にし、コーナリング特性を向上させている。

LP780-4 Ultimaeのデザインは、フロントへの空力負荷を高めるために縦方向の空力性能がSVJに似た特別なフロントバンパーコンセプトを採用している。ESCは高速で、正確なトラクションコントロールとビークルダイナミクスを実現できるよう調整されており、雪道や凍結路面などの低グリップ路面などでもグリップの違いを認識して適応することができる。

リアホイールステアリングがあるため、フルタイム4WDはより多くのトルクをリアに配分するよう調整されており、オフ時に前輪にシフトされるトルクが減りスポーティーながら安全なオーバーステアが可能。車両の動きに関するセンサーからの正確なリアルタイム情報を処理するLDVA(Lamborghini Dinamica Veicolo Attiva)によって各システムが統率され、すべてのアクティブシステムにおいて最高のレスポンスの実現を図る制御で、あらゆる状況において最高のビークルダイナミクスを実現する。

最先端の空力性能を実現するLP780-4のフロントスプリッターと吸気口は、さらに空気を流れ込ませることで空力効率およびエンジンとラジエーターの冷却を最適化している。フロントバンパーのエアダクトとサイドインレットはフロントタイヤの空力干渉を抑え、リアにあるラジエーターへの後流を最適化する一方で、Ultimaeの軽量リアバンパーがダイナミックな外観を演出、SVJからのサーキット志向を継承している。

アクティブ・エアロ・システムのリアウイングには「閉」「最大パフォーマンス」「最大ハンドリング」の3つのポジションがあり、走行スピードとドライブモードの選択によって車両の全体バランスを最適化する。また、シャシーのフロントとリアの下に設けたボルテックスジェネレーターと共に気流を最大にし、ブレーキ冷却を促進。動力の伝達にはランボルギーニの軽量7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)を採用、0.05秒以内のロボタイズドギアシフトを実現する。

アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeのドライブモードでは、ドライバーが「STRADA」「SPORT」「CORSA」といったオプションを選択できるだけでなく、EGOモードでランボルギーニのアクティブサスペンション(LMS)、トラクションコントロール(エンジン、ギアボックス、4WD)、ステアリングの最適なセットアップを独自に設定することもできる。

ファイナルプロダクション・マスターピース – Ultimae

アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeは、ランボルギーニの自然吸気V12モデルの複雑でエレガントな線や面など、アヴェンタドールのデザイン系譜の集大成である。SVJのパフォーマンスとSモデルの時代を超越したスーパースポーツのエレガンスに敬意を表しながら両モデルの最高の要素を取り入れ、パフォーマンス、ダイナミズムと洗練の完璧なバランスを実現している。

Ultimaeのナンバリングされた350台のクーペと250台のロードスターには、エクステリアとインテリアの新しいカラーパレットにより、洗練された中にダイナミックさ、エレガントな中にも異彩を放つ表情を最後のアヴェンタドールが醸し出す。流れるような自由なシルエットは、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴなどクラシックとなったランボルギーニのV12モデル同様、時代にとらわれない、すぐにそれと分かる輪郭を描く。

トーンオントーン配色の新しいカラーコレクションは、優美さの中にも、航空の世界にインスピレーションを得たアヴェンタドールの初期の強力なデザイン要素も思い起こさせる。スタンダードとしての設定は18色。さらにAd Personamでは300色以上のこれまでにない幅広いオプションも用意、ランボルギーニV12の歴史を彩る自分だけの1台を創り出すことができる。

アヴェンタドールLP780-4 Ultimaeクーペのローンチカラーはグレーを重ねたツートンカラーで、フロントスプリッターの輪郭などがマットレッドのRosso Mimirで強調されている。アクセントのラインはカーボンファイバーのリアディフューザーのフィンにも施され、優れたパフォーマンスと純粋なデザインの見事な融合を表している。なお、アヴェンタドールLP780-4ロードスターでは、カーボンファイバー製ルーフも選べる。

エレガントでありながらスポーティーなGrigio AchesoとGrigio Tecaのマットなエクステリアのツートンカラーはインテリアにも反映されている。ブラックレザーとアルカンターラのベース素材にはエクステリアと同系色のグレーのステッチとトリムが組み合わせられ、シートにはブラックのアルカンターラでY型のインサートがあしらわれている。

シートとダッシュボードのレーザー加工のY型の連続モチーフは今回初めて提供されるダイナミックでスタイリッシュなオプションで、Ultimaeをさらに際立たせる。コンフォートシートはアヴェンタドールSから引き継いだもので、シートボルスターに「Ultimae」の刺繍が施され、Aピラーの運転席側のダッシュボード部分にはリミテッドエディションであることを表す「001of350/250」のナンバーが入る。

シート、ドア、ダッシュボードのトリムの「S」ラインのハイライトは3つのスタンダードカラー(シルバー、ブロンズ、ホワイト)で遊び心を加えることができるほか、5色のオプションカラーと、さらにAd Personamではほぼ無限のオプションも用意。スタンダードのカーボンファイバーパッケージのCFKはエクステリアとインテリアの特徴を強調する。エクステリアは光沢の少ないボディカラーに合わせてマット仕上げにすることも可能。

スタンダードのホイールは20インチと21インチの鍛造合金Dianthusのシルバー。オプションで同サイズのブロンズ、ブラック、チタンのDianthus、Leiron、Nireoが選べ、タイヤはピレリP Zeroを装着。エクステリアでは、カラーリングのアクセントをホワイト、シルバー、ブロンズの3色から選べる。アクセントカラーはフロントバンパーとリアディフューザーのフィンに加えられる。キャリパーはスタンダード設定のシルバーのほかにも、さまざまなオプションカラーが選べ、ホイールのセンターロックも同色となる。

アヴェンタドールLP780-4 UltimaeロードスターのローンチカラーはBlu TawaretとBlu Nethunsで、ルーフパネルはハイグロスブラックカーボンファイバー。

運転席と助手席も同様に洗練された雰囲気を感じさせる。カスタマイズ可能なTFTデジタルダッシュボードにはドライブモードが表示されるほか、車載コネクティビティの管理も行なえる。Apple CarPlayでは音声によって通信およびエンターテインメント機能が操作できる。最後のアヴェンタドールをサーキットで楽しみたい方向けには、ランボルギーニ・テレメトリー・システムもオプションで利用可能。

関連情報:https://www.lamborghini.com/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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