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ミツバチ60万匹で430kgの蜂蜜を生産!?ランボルギーニが取り組む環境サステナビリティー施策

2021.07.11

ランボルギーニの環境サステナビリティの取り組みに関する驚くべき5つのトリビア

ランボルギーニの環境ポリシーは、製品、サンタアガタ・ボロネーゼの拠点、生産ライン、オフィスなどすべてを対象とした総合的なビジョンと包括的なアプローチに基づいたもので、事業戦略の不可欠な一部となっている。

ランボルギーニの生産拠点は敷地面積が16万平方メートルだが、2015年にカーボンニュートラルの認証を受け、近年その規模を2倍に拡張した後もこの認証基準を維持し続けている。

ランボルギーニを象徴する牡牛座で最も明るい星を指すコル・タウリ(ラテン語で「牡牛の心臓」の意)にちなんで名付けられた「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」の下、ランボルギーニはブランドの価値観とDNAを忠実に守り続けながら、今後のランボルギーニ・モデルおよび生産拠点の脱炭素化を目指す。

ランボルギーニが2009年に始めた環境サステナビリティプログラムの中で、さまざまなプロジェクトが立ち上がり、重要な成果が生み出されている。今回は、ランボルギーニの環境サステナビリティの取り組みについてまだあまり知られていない5つの事実をご紹介しよう。

1.2011年以来、ランボルギーニパークで吸収されたはCO2は約330トン

サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニパークは、2011年にサンタアガタ・ボロネーゼの自治体と、ボローニャ、ボルツァーノ、ミュンヘンの各大学と連携して開発が進められ、約1万本のオークが植樹された。調査によると、ランボルギーニパークでは、合計330トンのCO2吸収量に相当する90トンの炭素が固定化されている。

2.エミリア・ロマーニャ州最大の14,600平方メートルの太陽光発電システムによる年間CO2削減量は2,000トン

2010年に設置されたアウトモビリ・ランボルギーニの太陽光発電システムは、年間2,000トンのCO2排出量削減を可能にした。設備面積は14,600平方メートルに及び、エミリア・ロマーニャ州の産業部門最大の建材一体型太陽光発電システムとなっている。

この太陽光発電システムは出力2.2MWで年間平均2,500,000kWhの電力を発電する。これは、約100平米の集合住宅530世帯分の年間電力消費量に相当する。

3.ミツバチ約60万匹で約430kgの蜂蜜を生産

2016年以来、サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニパークでは環境バイオモニタリングを実施している。13の巣箱が置かれた養蜂場を設置し、合計約60万匹のミツバチを飼育しているが、そのうちの12万匹ほどが地域内で餌を集める。蜂蜜やミツロウ、ミツバチの分析によって環境汚染物質が検出できるため、ランボルギーニの工場とサンタアガタ・ボロネーゼ地域内の住宅地周辺における環境汚染の抑制に役立つ。

アウトモビリ・ランボルギーニの環境バイオモニタリングステーションの養蜂場にある13の巣箱のうち3つは蜂蜜生産用である。ランボルギーニブランド認定を受けた蜂蜜が毎年約430kg生産され、クリスマスプレゼントとして社員に配られている。

4.2020年には廃棄物の56%を資源として回収

2020年、ランボルギーニは生産活動で生じる特別廃棄物の56%を、埋め立てやその他の廃棄物処理に回すのではなく、資源回収する取り組みを開始した。また、同年に2つの循環型経済プロジェクトを立ち上げ、特定の廃棄物については再利用することで新しい資源として活用し、環境にも社会にも利益をもたらしている。

工場で使用できなくなったカーボンファイバーは、フォルノボ・ディ・ターロにあるExperis Academy技術研究所に送られ、そこで教育のために再利用される。カーボンファイバー複合素材の加工のエキスパートを目指す技術者のトレーニングに使用されるのである。加工廃棄物は社内で副産物の生産にも使用され、ランボルギーニが主催するイベントで顧客やゲストに配る記念品などが作られる。

品質管理で合格できなかったレザーや、大きさや自然にできた小さなキズのために使用することのできない素材は、特別なレザー小物に生まれ変わる。ボローニャのマルツァボットに拠点を置くCooperativa Cartieraとの提携によって実現した活動で、廃棄するほかないレザーや布の素材が再利用される。廃棄素材から作られたアクセサリー類は、サンタアガタ・ボロネーゼのランボルギーニストアでのみ販売されている。

5.100平米の集合住宅156戸分の暖房が可能な地域熱供給システム

アウトモビリ・ランボルギーニは、イタリアの自動車業界で初めて地域熱供給システムを導入した企業である。このシステムでは毎年、100平米の集合住宅156戸分の年間エネルギー消費量に相当する、2,500,000kWhの熱エネルギーを供給している。

具体的には、(約6km離れた)ノナントーラにある、バイオガスを燃料とするコージェネレーション設備から高温水が供給される。設備で生成された高温水(85度)は地下配管を通ってランボルギーニの施設に送られ、その熱エネルギーが生産拠点の各種部門やオフィスでの空調に使用されている。

関連情報:https://www.lamborghini.com/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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