
コンパクトなのに14種類のワークアウトが可能
長引く在宅ワークや巣ごもり消費の影響で生まれた新語に、「コロナ太り」がある。
2021年に入ってからの半年で「体重が増えた人は57%」というデータもあり、いまだ進行中のトレンドだ。放置すれば、糖尿病などの生活習慣病のリスクが増したりと、いいことなしだし、他人事でもない。
今回は、コロナ太りに悩む人たちにおすすめしたい運動器具「FiT.US」を紹介しよう。
「FiT.US」は、コンパクトで軽量ながら、14 種類以上のワークアウトができる、一般の人向けの製品。ここで言う「一般の人」とは、ジムに通うとか、バーベルやダンベルを買いそろえてまで本格的な鍛錬をする気はないが、運動の必要性は痛感している人たち。そう、今これを読んでいるあなたも、あてはまるはずだ。
「FiT.US」の大きな特徴は、幾つかのパーツを、エクササイズの種類に応じて組み合わせて使うという点。そのため、購入時は、上の写真のようにバラバラの状態で箱に入っている。
と言っても、組み合わせ方はとても簡単。かつ、面倒くささは一切なし。例えば、角度をつけたプッシュアップ(腕立て伏せ)をする場合は、ホイールにハンドル(にぎり)を差し込むだけ。
腕などのストレッチを行うなら、ハンドルを反対側(ボールベアリングのない側)に差し込み直せばよい。
腹筋ローラーにするなら、2枚のホイールを重ねて中心部にバーを通す。
ランジやショルダープレスをするときは、基本的にゴムバンドをハンドルにくぐらせればOK。
また、水の入ったペットボトルを中心部に取り付ければダンベルになる。ペットボトルは各種サイズに対応しているので、重量調整も容易だ。
筋トレ実践者もコロナ太りも満足の逸品
筆者は、普段はダンベルなどで筋トレをしており、最新の機器にはあまり食指は伸びないのだが、「FiT.US」には関心をそそられ使ってみた。
最初は、「軽すぎで運動にならないのでは?」という懸念もなんのその、結構負荷が大きくてトレーニングしごたえがあると実感。自重は1kgちょっとなので、旅行・出張先に持っていけるのも◎。
では、ふだん運動をしていない「コロナ太り」の人には? ちょうど同居人のA氏(30)が、まさにそんな体型になりつつあるので、試用してもらった。
2リットルのペットボトルを取り付けた状態で、サイドレイズ(両腕を伸ばしたままウェイトを肩まで上げ下げする種目)をしてもらったときは、10回でギブアップ。念のために付言すると、A氏はコロナ禍以前はジムに通い、今も勤務先で肉体労働をすることも多い。しかし、「楽過ぎて筋トレにならない」という言葉は、彼の口から発せられることはなかった。
香港生まれの「FiT.US」は、約1年の開発期間を経て、昨年9月にKickstarterでお目見え。現在は、「アタラシイものや体験の応援購入サービス」のMakuakeで予約販売がなされている(限定20個の早割なら8,800円)。目標額の550%(6月末時点)の約165万円に到達していることからも、信頼と期待のほどがうかがえる。コロナ太りが気になる方は、検討してみては?
編集部注:記事掲載時には、記載のリターンが売り切れてしまっている場合があります。クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。出資に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)