
〝億り人〟という言葉を、ニュースなどで目にしたことがあるかと思う。これは一般的に、金融取引を通じて億単位の資産を築いた投資家のことを称するようだ。
特に暗号資産(仮想通貨)の取引で巨万の富を手にしたという〝億り人〟の武勇伝は、今でも尽きることがない。そんな暗号資産の取引で注目されているのが、〝暗号資産のCFD取引〟だろう。
そこで、インターネットでの金融取引でおなじみのSBI証券も属するSBIグループ内の中核、「SBI FXトレード」を通して、暗号資産のCFD取引について確認してみたい。
CFD取引とは何?
CFDとはContract For Differenceを略したもので、「差金決済取引」を意味する。これは、証拠金(保証金)取引の一部とも言える。
ただし、CFD取引は株式や商品などへ投資する金融取引を呼称する場合が多く、外国為替を対象とするFX取引(Foreign Exchangeの略。狭義で外国為替証拠金取引のこと)と区別されているようだ。
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引とは何?
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引は、ビットコイン(BTC)、エックスアールピー(XRP)、イーサリアム(ETH)の3銘柄を対象に対円と対ドルでの取引(合計6銘柄)が可能。
また、土曜日、日曜日も含めAM7時〜翌AM6:30までのほぼ24時間、365日取引ができるので、平日の日中が忙しいビジネスパーソンなどには使い勝手がよいはず。
最小発注数量は35円前後(エックスアールピーの場合。2021年7月初旬のレートで想定)可能となっており、保有建玉上限は円を売ってビットコインを買うBTC/JPYの場合、500BTC(日本円で18億5000万円相当。1BTC=約370万円で計算/2021年7月上旬現在)となっている。
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引のレバレッジとは?
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引のレバレッジ(掛け率)は2倍となっている。
例えば取引額が100万円の場合、現物取引では100万円以上を口座に入金する必要があるが、SBI FXトレードの暗号資産CFD取引の場合は、預けた資金=取引証拠金が現物取引の半額、50万円以上あれば取引できる。
SBI FXトレードは暗号資産CFD取引の手数料がいくらかかるの?
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引では、口座開設や口座維持、取引などの各種手数料は無料となっている。
ただし、管理費用=レバレッジ手数料は必要。取引クローズ時間のAM6時30分を超え、営業日をまたぎ建玉を保有した場合は、建玉に応じたレバレッジ手数料が発生する。
SBI FXトレードの暗号資産CFD取引のスプレッドはどれくらい?
暗号資産の取引では、ビットコイン、エックスアールピー、イーサリアムと円もしくは米ドルを交換する場合に売買のレートに差額がある。これをスプレッドと呼ぶ。
「ASK(アスク)」と「BID(ビッド)」と呼ばれ、ASKは円や米ドルから暗号資産に交換するレート、BIDは暗号資産を売って円や米ドルに交換するレートをさす。
下の画像は、2021年7月上旬における暗号資産のレートをサンプルしたもの。例えばビットコインはASKが382万5594円で、BIDが382万2414円となっている。この差額3180円がスプレッドと呼ばれる。
SBI FXトレードの暗号資産CFDの税金は?
暗号資産CFD取引での利益には「所得税」と「住民税」が課税される。確定申告の要不要を含め、詳細はSBI FXトレードのホームページを参照の上、所轄の税務署または税理士など専門家への問い合わせがおすすめだ。
【参考】暗号資産CFDの税制について
※データは2021年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※本記事は投資を推奨する目的はありません。あくまで自己責任にてお願いします。
文/中馬幹弘
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