■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
オヤジナリティー ★★
家計貢献度 ★★
エルドラ度 ★★★
コロナ対策度 ★★★
先日、恐ろしいくらい久しぶりに外で一人呑みをいたしました!
緊急事態宣言が解除されて、都内では“午後7時まで”“2人以内”とか、他にもあったと思うけど、そういう制限の中でならば呑んでもいいことになって数日たった日のことだ。
仕事で出かけた帰りに、
「緊急事態宣言中は営業してなかたった酒場も、今こそ『やったるで!!』的に、営業開始してるワケで、これは少しでも売り上げに貢献しなきゃならん」
と、帰宅途中に呑むことを決意。でもそこで考えた。
大きな繁華街のそれこそ「待ってました!」と客が集まりそうな店よりも、あんまり繁華街でもないような駅周辺の、地道に営業を再開した個人経営の店に行ってこその貢献じゃないか? と思ったワケです。なんかエラソーな言い方で申し訳ないですが。
そして思いついた駅が東急大井町線の緑ヶ丘駅。呑み屋も豊富な自由が丘駅から一つしか離れてないんだけど、呑み屋街があるのかないのか、過去に呑んだことないので、その実態は実際に現地を歩いてみたいことにはわからない、まぁ閑静な住宅街の駅ですよ。
そんな街で、いい感じの呑み屋を探して入ってみたい! そう思って緑ヶ丘の駅で降りてみた。
午後5時すぎの、呑み始めるには一番のベストタイム。とはいえ、午後7時までしか酒類の提供はできない決まりなんで、イイ店を見つけたら、サッと入ってサクサクッと呑んで帰るつもりで、駅周辺を歩いてみる。
駅周辺を10分ほど散策し、3~4軒の呑み屋を発見。
その中でもグッと気になった呑み屋が『J(仮名)』という、どう見ても個人経営のお店。“もつ鍋”なんて書かれた赤ちょうちんが店頭にブラ下がってて、いい味を出している。ただ店頭に“準備中”なんて看板が下げられていててね。
まだ店始まってないのか? と思うも、ちゃんと“東京都の決まりは守ってます”的な例の張り紙もしなるんで酒の提供は7時までだろうから、そろそろ営業開始しなきゃ残りの営業時間、ほとんどないわけで、ってことは今日は営業する気はないんだろうか? とも思えるが、ガラスから見える店内には照明が点いてて、カウンターの奥ではご主人らしき男性が仕込みっぽい作業をしてる。
絶対そろそろ営業始めなきゃおかしい! と確信し、もう中の店主に聞いてみた。
「すいませ~ん、お店、何時からですか?」