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今年上半期のグルメトレンドランキング、3位生ジョッキ缶、2位発酵食品、1位は?

2021.07.07

おうちごはん 2021年上半期 食トレンド大賞は?

2020年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が多く見られた2021年上半期の食トレンド。

2020年は見通しが立てづらい中で日々の食を楽しみたいという、毎日の食への人々の想いが反映されている様子が見られたが、2021年もその傾向は継続し、見た目にも楽しいメニューが注目を集めた。

一方で、高まり続ける健康志向を反映したアイテム・メニューが多数登場したり、食を通じた環境への意識が高まったりするなど、今後の中長期的な食の在り方を反映した新たな食習慣が、拡大・定着に向けて本格的な動きを見せ始めている。

こうした情勢をふまえ、今回は、「おうちごはん」編集部による2021年上半期に話題を集めた食トレンドの振り返り、および、下半期に注目したいキーワードを予想し、選出した。

また、上半期トレンドの振り返りにおいては、SNSでの言及数を元に独自アルゴリズムでトレンドスコアを算出するトレンダーズのトレンドスコア計測ツール「Trend Topics(トレンド トピックス)」を使用。トレンドスコアのランキングも発表した。

おうちごはん編集部選出: 2021年上半期 食トレンド大賞

「おうちごはん」2021年上半期の食トレンド大賞は、いまや連日メディアに登場し、誰もが知るところとなった「マリトッツォ」。軽い食感のパンに、生クリームがたっぷりと入ったインパクトのあるビジュアルがSNSを席巻。Instagramでの投稿数は9.8万件に上っている。

1月頃に提供店の情報が雑誌などで紹介されたことを皮切りに、手作り投稿などが増え始めて話題が加速。春頃に一躍注目を集める流れだった。

ヒットの理由としては、ひと目で覚えられる見た目に加え、パンと生クリームという組み合わせで味わいが想像しやすく挑戦しやすいこと、身近な材料で手作りできることなどが影響していると考えられる。

さらに、ケーキ等と異なり型崩れに気を使いすぎることなく、テイクアウト向き。手で食べられる形状で、小売店での販売開始時にも多くの人がおうちカフェやピクニックで楽しんでいる様子が見られた。

季節の素材を使うなどアレンジの幅も広く、手作りでも販売商品でも手軽さとこだわりの幅が楽しめる懐の広さで、単なる「SNS映え」メニューにとどまらない、2021年上半期の食のニーズが体現されたメニューと言える。

上半期はそのほかにも、ビジュアルが印象的なメニューが多数話題になっている。毛糸玉のような見た目のかわいらしさが人気を集めた「ウールロールパン」や、これまでのキンパのイメージを覆す見た目に、断面の仕上がりも楽しめる「折りたたみキンパ」。これらは見た目だけでなく、「マリトッツォ」と同じく手軽さ、アレンジの幅広さが人気の要因だろう。「折りたたみキンパ」はお弁当にも活用されており、アウトドアでの飲食需要の高まりに合致したこともポイントだ。

いわゆる「SNS映え」のメニューが多数登場した一方で、ここ数年注目されてきた食習慣やアイテムの市場が大きく拡大、浸透したことも特徴的でした。昨年から話題を集めていたオートミールは、「オートミールアレンジ」のレシピ本が続々発売に。食品メーカーからのアレンジレシピ発信も目立った。

着実に広がりを見せているヴィーガン市場では、オーツ麦を使用したオーツミルクが相次いで新発売されるなどアイテムが拡充され、専門店も登場。

フレキシタリアンなどの関連ワードとともに「おいしいヴィーガン」の認知が拡大している。また、これまで日本では健康志向の一環として捉えられる傾向があったが、環境意識の高まりを受け、「自分ができることから少しずつ」という文脈で環境のためにヴィーガンを取り入れる人が目立ったことは大きな変化だ。

トレンドスコア計測ツール「トレンドトピックス」:2021年上半期ランキング

トレンダーズが開発した「Trend Topics」は、SNS(Twitter、Instagram)での言及数やその推移などを元に特定キーワードの盛り上がり状況を分析することで、“トレンドの芽”を見つけるツール。今回は、2021年上半期の期間中の飲食カテゴリのキーワードを、独自のトレンドスコアによりランキング化した。

1位にあがったのは「マリトッツォ」。InstagramとTwitter双方で、年始から右肩上がりの盛り上がりを見せたことが高いトレンドスコアにつながった。

「発酵食品」(2位)や「大豆ミート」(4位)、「コンブチャ」(6位)と、健康志向の高まりがここでも感じられる結果に。また、上位10位のうち飲料が半数を占めている。ビールやコーラといった馴染みのあるドリンクは素材や製法へのちょっとしたこだわりや贅沢感、新たなドリンクは見た目の楽しさや体への働きが人気のポイントになっていることが読み取れる。

2021年下半期予測: 健康志向は当たり前、食材・メニュー・ドリンクの注目キーワードは?

上半期はビジュアルが印象的なメニューに加え、新たな食習慣やそのための食材・メニューが注目を集めた。また、自宅時間の増加・継続によって、さまざまなドリンクが話題に。こうした傾向をふまえ、2021年下半期の食トレンドのキーワードを、「食材」、「メニュー」、「ドリンク」の3カテゴリで予想した。

食材

「ピスタチオ」… お酒のおつまみというイメージも強かったピスタチオだが、料理やスイーツの主役食材としての人気が高まっている。

すでに専門店の登場やコンビニスイーツでの商品化も見られ、一部商品は入手困難が話題になるなど、ヒットの兆しが見られる。

ナッツ類の中でも高級感があり、鮮やかなグリーン色が料理やスイーツに映える特徴も相まって、今後幅広い世代に人気が拡大しそうだ。

「低GI食材(ひよこ豆など)」… コロナ禍の影響で食の健康意識はさらに高まり続けており、食材の栄養価やそれによる体への影響を吟味する人も増えている。

人々のリテラシーも高くなっている今、低GI食材が注目カテゴリに。特に注目が高いのはひよこ豆で、さまざまな料理にプラスしやすいことに加え、栄養価も高く、煮汁が卵白で作るメレンゲの代用品になるなど、汎用性の高さが魅力だ。

メニュー

「大鶏排(ダージーパイ)」… 鶏むね肉をまるごと1枚揚げた唐揚げで、台湾屋台の定番グルメ。顔より大きいとも言われるサイズ感が人気で、SNSで投稿が増加中。

レシピサイトでも多数のレシピが投稿され始めている。唐揚げという人気メニューにパンチを効かせた新タイプとして、今後、日本でもテイクアウトや屋台メニューなどで広がる可能性が感じられる。

「プラントベースド外食店」… 世界的に活況なプラントベースド市場。日本でも2021年春にプラントベースドフード専門の外食店が登場し、大きな注目を集めている。

これまで、大豆ミートや進化系豆腐の商品がコンビニでもヒット商品になるなど、プラントベースド食材が単体で人気を獲得してきた中で、今後はすべてのメニューがプラントベースドフードで作られた専門店や外食店でのメニュー展開、総菜類の増加など、次なる展開を迎えそうだ。

ドリンク

「コーディアル」… 季節のハーブやフルーツを生のままシロップに漬け込んだ濃縮ドリンク。自宅時間の増加に伴い、自家製シロップなどの“手仕事系”ドリンクの支持は高まっており、自家製コーディアルを作る人も増えている。

炭酸やお湯と割ったりスイーツにかけたり、年間を通じてアレンジが効き、飲むお酢などほかのドリンクトレンドとのシナジーも生まれそうだ。

「低アルコール飲料」… 注目度が急上昇している、アルコール度数が0.5%~2%程度と低い「低アルコール飲料」。

アメリカでは2019年以降、低アルコール入り炭酸水=ハードセルツァーが大ヒット。甘さが控えめでカロリーも少なく、素材にもこだわったものが日本でも登場している。

健康のためにアルコール量をコントロールしたいニーズなどにもマッチし、アルコール摂取に関する政策の影響などの流れも受けて、今後本格的な盛り上がりが予想される。

構成/ino.

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