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父親に生理や体調不良について話せる?10代、20代女性の本音を聞いてみた

2021.07.07

エムティーアイ「父と娘の生理に関する意識調査」

多感な時期の女子にとって、生理はセンシティブな問題だ。なかなか気軽に異性に相談できるものでもなく、まして、父親にその悩みや本音を話すという人は、少数派であるに違いない。

そんな「父と娘の生理に関する意識調査」がこのほど、株式会社エムティーアイにより、10代~20代の女性1,916名を対象として実施された。

父親に生理について話したことがある人は2割ほど……伝えることで良い変化も!

最初に、父親と生理や生理に伴う不調について話したことがあるかを聞いたところ、「ある」21.1%、「ない」79.0%となり、8割近くの人が、父親とは話したことがないという結果となった。

続いて、「話したことがある」と回答した人に、そのきっかけを尋ねた。最も多かったのが、「自分の不調を理解してほしかったため」72.1%、次いで「初潮が来たため」24.9%、「自分の経験を親に伝えたかったため」12.7%でだった。

自由回答でも、「生理痛が酷かったから」「生理不順によって、通院の必要がでたため」など、生理による体調不良をきっかけに話したという声が目立っており、生理に伴う自身の不調を、父親にも理解してもらいたいと思っていることがわかる。

では、父親に話すことでどのような良い変化が訪れたのだろうか?

最も多かった回答が、「生理の際に家庭内で気を使わなくて良くなった」51.4%、次いで「特にない」40.4%、「自身の不調に気づくことができた」14.5%、「父親との関係が良好になった」11.2%となった。

変化がなかったと答えている人も多いが、生理の際に気を使わなくて良くなったと答えている人が最も多いことや、父親との関係が良好になったと回答している人もいるように、何かしら良い変化が生まれている人もいるようだ。

生理について父親には話すべきではない?!でも、理解して寄り添ってほしいといった本音も……

続いて、父親と生理や生理に伴う不調について話したことが「ない」と回答した人に、その理由を聞いた。1位が「父親とは話すべきでない事だと思うから」43.9%、2位が「話すきっかけ・タイミングが分からないから」38.8%、3位が「母親からの知識だけで十分だと思ったため」37.8%となった。自由回答でも「話す必要性がないから」といった声が目立ち、そもそも父親に話すべき内容ではないと思っている人が多いということがわかる。

では、父親と生理や生理に伴う不調について話したことがない人は、今後、話す機会を持ちたいと思うのだろうか?調査の結果、「思う」9.1%、「思わない」90.9%となり、大多数の人は話したいと思わないことがわかった。

しかし、父親と話す機会を持ちたいと思わないと回答した人に、生理や生理に伴う心身の不調などについて学んで欲しいかを聞いてみると、「思う」44.7%、「思わない」55.3%となり、半数近くの人が学んでほしいと思っていることがわかった。

学んでほしい理由(複数回答)を聞いてみると、「父親に生理に伴う不調を理解して欲しいから」が78.4%で最も多く、「父親に生理中にもっと気遣って欲しいと思うから」45.0%、「学校の授業(性教育)だけでは不十分と思うため」27.2%と続く。

父親と話すことに抵抗感がある女性が多い一方で、生理に伴う不調は女性にとって辛いもので、周囲に言わずに我慢している人も多くいる。父親に限らず、男性に生理など女性のカラダについて、もっと理解してほしい、気遣ってほしいといったルナルナユーザーの本音が伺える結果となった。

父親に生理用品を用意してもらったことのある人は1割弱!

生理用品を父親に用意してもらったことがあるかを聞いてみると、「ある」8.8%、「ない」91.2%となり、ほとんどの人がないという結果となった。

「ある」と回答した人に、父親に購入・用意してもらったことで、最もよかったと思うことを聞いてみると、「生理が来ても安心して日常を送れる」36.9%が最も多く、次いで「経済的負担が減るから」33.6%、「自身の体調について理解してもらえる」12.8%となった。

9割以上の人がPMSについて父親に相談した経験はないが、話すことにポジティブな意見も!

PMS /月経前症候群とは、月経(生理)が始まる3~10日ほど前からカラダやココロにいろいろな症状が起こる病気のこと。PMSの症状について父親に相談したことがあるか聞くと、「ある」8.9%、「ない」91.1%となり、生理や生理に伴う不調と同じように、ほとんどの人が相談したことがないという結果となった。

さらに、相談したことがある人に、相談して良かったと思うか聞くと、83.0%の人が良かったと答えている。その理由(複数選択可)を聞いてみると、「症状の辛さなど、理解してもらえた」が81.0%で最も多く、次いで「自身の悩みに寄り添ってもらえた」39.7%、「対応策を一緒に検討してくれた」28.5%となった。

一方で、17.0%の人が相談しないほうが良かったと思っており、その理由(複数回答)を聞いてみると、「自身の悩みに寄り添ってもらえなかった」41.7%、「症状の辛さなど、理解してもらえなかった」37.5%、「答えられないと言われた」33.3%となった。

また、9割以上の女性が父親には相談しことがないという結果となったが、PMSなどの症状は個人差もあり、女性同士でも理解することは難しいため、男性である父親に伝えることはハードルが高いのではないだろうか。

女性特有の体調変化について、父親になってからではなく、学生時代からもっと学ぶ機会を!

最後に、父親に生理や女性特有の体調変化を学んでもらうためにどのような取り組みがあるといいかを聞いた。

「父親向けの書籍や動画コンテンツ」が47.0%で最も多く、次いで「父親と母親だけが学ぶ、学校や自治体が主催するセミナーやイベント」37.3%、「父親だけが学ぶ、学校や自治体が主催するセミナーやイベント」27.8%となった。

自由回答には「父親になってから学ぶのは遅い。親になる前に学んでおくべき事」、「まず、父親になる前、中学校や高校での学びを十分に行うべきだと思う」、「父親というより、男も女も理解できてない人はいると思うので、学生の時から学ぶ機会が必要だと思います」など、父親になる前や、学生の頃から学ぶ必要があるといった声が目立った。

<調査概要>
調査実施時期 : 2021年5月26日(水)~6月2日(水)
調査方法および人数:『ルナルナサービス』および『ルナルナ』のTwitter公式アカウントにてアンケート調査
10代~20代の女性:1,916名

出典元:株式会社エムティーアイ

構成/こじへい

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