
TENGA「TENGAロケットプロジェクト」
TENGAとインターステラテクノロジズが協同で進める「TENGAロケットプロジェクト」にて、今回TENGAロケットの機体が完成した。
TENGAロケットの打ち上げは北海道スペースポート(北海道大樹町)にて2021年夏に実施を予定しており、プロジェクトを記念したさまざまなイベントを予定している。
そもそものきっかけは、TENGA代表の松本氏がテレビ番組で堀江貴文氏と共演した際、インターステラテクノロジズ(IST)が手掛ける宇宙事業について知ったことからすべては始まったという。
ISTの「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」というビジョン、そしてTENGAが掲げる「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というビジョン。両社のビジョン、そしてモノづくりにこだわる気質が共鳴し、今回のプロジェクト発足へと至ったのだ。
「TENGAロケットプロジェクト」では、以下のような3つのミッションを掲げている。
MISSION 1︓1000人の想い、愛と自由の願いを宇宙へ
1000人を目標にみんなの想いや願いを集め、寄せ書きを作成。その寄せ書きをTENGA型メッセージPODに入れ、ロケットに搭載。宇宙空間到達後、ロケットからメッセージPODを射出し、みんなの想いを宇宙へ解き放ちます。
MISSION 2︓TENGAロボの宇宙到達と地球への帰還
TENGAの公式キャラクターである「TENGAロボ」がロケットに搭乗し、宇宙に向かう。 宇宙空間到達後、TENGAロボは地球への帰還を目指す。
MISSION 3︓宇宙用TENGAの開発
データ計測用のTENGAを搭載し、宇宙空間でのTENGAの状態を計測。TENGAロケットが宇宙用TENGA開発の第一歩となる。史上初、TENGAが遂に宇宙へ︕
TENGAロケットの機体の特徴
観測ロケット「MOMO」とは
「MOMO(モモ)」は、インターステラテクノロジズが独自に開発・製造する観測ロケット。高度100kmの宇宙空間に到達した後地球に戻り海に着水する弾道飛行を行なう。
飛行の途中に生まれる微小重力空間が様々な科学実験に活用。「MOMO」は、誰もが宇宙に手が届く未来をつくるべく、「世界一低価格で、便利なロケット」を目指して開発された。高い内製率や設計・製造・試験・打上げ運用までの自社で一気通貫した開発プロセスによって、従来の観測ロケットから約10分の1の価格を実現し、科学実験だけでなく、企業や商品のPR・ブランディングの目的でも活用されている。
これまでの7機の機体で34のスポンサーがMOMOを活用している。2019年5月に北海道大樹町から打ち上げた「宇宙品質にシフト MOMO3号機」は、民間が単独で開発製造したロケットとして、国内で初めて宇宙空間に到達した。
「TENGAロケット」とは
「TENGAロケット」は、観測ロケット「MOMO」を活用し、TENGAのブランドメッセージである「愛と自由とTENGA」を機体にデザインしたロケット。「MOMO」は独自のミッションへの対応ができることも特徴的
で、今回は前ページの通り3つのミッションに挑戦。
特に、「MISSION2︓TENGAロボの宇宙到達と地球への帰還」において、宇宙空間で放出したTENGAロボを海上に回収できれば、TENGAロケットは国内の民間で初めて「宇宙空間へのペイロード(荷物)放出と海上での回収」を行なったロケットとなる。
このミッションが成功すれば、MOMOでできることが増え、観測ロケットのさらなる可能性が広がる。
TENGAロケットの機体の特徴
TENGAロケットミッション達成に向けて放出機構の開発
放出機構イメージ
ミッションの一つとして放出するメッセージPODには、1000人分の想い・愛と自由の願いを寄せ書きにして搭載。今回、TENGA型メッセージPOD(直径3.8cm、長さ5.5cm)をロケットから宇宙へ放出するため、TENGAロケット独自のペイロード(荷物)放出機構をインターステラテクノロジズと協同で開発した。
過去にインターステラテクノロジズが紙ヒコーキを宇宙空間から放出する為開発した「ペイターズドリームMOMO4号機(以下、MOMO4号機)」での経験をもとに、メッセージPOD用の独自の仕組みが使われている。
今回はロケットの先端(フェアリング)とヘリウムボンベの間の隙間に放出機構を配置。全長約49cm、重さ約700gの機構であり、筒の部分に入っている赤いメッセージPODを、細い棒(シリンダー)で押し出すことで蓋が開き、メッセージPODを押し出す形で宇宙空間に放出。
MOMO4号機と比較すると、放出するものが直径約2.5cm程度から3.8cm程度に大きくなったため、開発時の制限はさらに厳しくなった。
開発した放出機構は、打上げと同じ環境での動作試験を行なう。今回はNASA Workmanship Standards Programに準拠した条件と、MOMO4号機までに取得した実際の打上げ時の振動環境を模擬した条件で試験を実施、成功した。
振動試験の様子を見守るTENGA代表松本氏
TENGAロケットの打上げについて
2021年夏 無観客での打上げを実施
このあとTENGAロケットは全機試験やリハーサルを経て、打上げを行なう。打上げ時期は2021年夏を予定。新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として、見学場の封鎖、完全無観客、立入り制限区域の拡大などの最大限の対策を実施。また、具体的な打上げ日時の発表を直前まで控えるという。
打上げの様子はYouTube等でライブ配信(配信の詳細情報は同社公式Facebook、Twitterを確認)。
TENGA関連企画
ポケットの中の相棒「TENGAロボ」が宇宙へ飛び立つーー。スペースTENGAロボ発売︕
「TENGAロケット」に搭乗するTENGAロボと同仕様の製品を2021年6月30日(水)、発売。TENGA形態からロボ形態に完全変形︕スペーススーツを装着し、愛と自由とともに、宇宙へ。スペースミッションを果たすため、宇宙仕様に換装されたTENGAロボ。専用スペーススーツを装着し、TENGAロケットで未知の冒険へ飛び立つ。
【セット内容】︓TENGAロボ本体、専用スペーススーツ
価格︓4,500円(税込)
詳細はこちら︓https://store.tenga.co.jp/product/ROB-R03
■スペースTENGAロボ DXロケットミッションセット
愛と自由と夢を乗せて、未知の冒険へ飛び立つスペシャルBOX︕「ビッグサイズTENGAロケット」と、TENGAロボとともに広大な宇宙へ飛び立つ「スペースEGGDOG」がセットになった特別なセット。
【セット内容】TENGAロボ本体、専用スペーススーツ、
スペースEGGDOG、ビッグTENGAロケット
価格︓6,400円(税込)
詳細はこちら︓https://store.tenga.co.jp/product/ROB-R04
TENGA STORE TOKYOでロケット展スタート
TENGAロケットプロジェクトを記念した展示会を、阪急メンズ東京6階(東京都千代田区)にて、開催。TENGAロケットの2mのレプリカやTENGAロケットプロジェクトオフィシャルグッズのほか、期間中に各種展示も予定。
【詳細】
名称︓TENGA ROCKET STORE
場所︓阪急メンズ東京6階
開催期間︓ 2021年7月1日(木)~8月9日(月)
営業時間︓11:00~19:00 (※新型コロナウイルスの影響により変更になる場合あり)
詳細はこちら︓https://tenga-store.com
TENGAロボが飛び立つ、ストップモーションビデオを公開
3つのミッションを遂行するべく宇宙を目指すTENGAロボが、ロケットに搭乗して宇宙に飛び立つまでの様子を前後編で描いたストップモーション・アニメーション。
TENGAロケットで未知の宇宙を目指すTENGAロボ。宇宙でのミッションを成功し、無事地球へ帰還することが出来るのか︕?プロモーションビデオの制作には、ストップモーション作家のplamoo氏や、美術にジオラマアーティストの瀬川たかし氏など、TENGAにゆかりのある各界のトップクリエイターたちが勢揃い。
※詳しくは、TENGAロケットプロジェクト公式サイトをチェック。
https://rocket.tenga.co.jp/
構成/DIME編集部
@DIME公式通販人気ランキング