
ステイホームで巣ごもりする時間が多い今、つい食べ過ぎてしまったりお酒を飲む量が増えてしまったりする人も多いだろう。そろそろ本格的に痩せなきゃ…と思っている人は、「酢ごもりダイエット」をしてみてはいかがだろうか。
管理栄養士監修のレシピ検索・献立作成サービスを展開する株式会社おいしい健康と、大手食品メーカーの株式会社Mizkanが共同で設立した「お酢でおいしさと健康を考える会」が昨年末に行った、28⽇間の「84名のお酢でダイエットチャレンジ」では、お酢を継続して摂ると半分以上の人の体重が減少することが判明。
今回の調査結果について、お酢でおいしさと健康を考える会はウェブセミナーを開催。東京有明医療大学 保険医療学部鍼灸学科 教授の川嶋朗先生と、広島修道大学 健康科学部教授の多山賢二先生が登壇した。
64%が体重減少?心身に変化をもたらすお酢の魅力とは
調査の内容は、料理やドリンクなどにお酢を加え、28日間毎日お酢を15ml摂取するというシンプルな方法。
今回の調査では、参加者84名中なんと54名(64%)の体重が実際に減少した。
体重が減少した人の傾向としては、開始時にBMI(体格指数)の値が高い人の割合が多く、BMI(※)の値が25以上の人で45%、18.5以上25未満の人で51%の人の体重に変化が。
※BMI(体格指数)kg/m2=体重(kg)÷( 身長m)2|BMI区分 日本肥満学会より
この結果に対し川嶋教授は、お酢に含まれる「アミノ酸」と、お酢の主成分である「酢酸」の働きが大きな要因だと述べる。
<取材先引用>
酢酸には脂肪の取り込みを抑える働きがあり、さらにお酢に含まれるアミノ酸に脂肪を燃焼しやすくする効果があり、運動による脂肪燃焼効率が上がるので、当初より脂肪の多いグループの体重減少率が高かったのではないかと予想されます。
川嶋朗氏/有明医療大学 保険医療学部鍼灸学科 教授
さらに体重の変化だけでなく、お酢の継続摂取により、全体の46.4%がこころの疲労感が改善したと回答し、からだの疲労感については、全体の67.8%と半数以上が改善したと回答した。
お酢でこころとからだの疲労感までもが改善されるというのは、信じがたい話のように思えるが、多山教授は、参加者各個人の実感は無視できるものではないと言う。
<取材先引用>
酢酸は利用されやすいエネルギー源であり、糖質との同時摂取は、空腹時の肝臓・筋肉中のエネルギー貯蔵物質(グリコーゲン)の急速補給をもたらすことが証明されており、適度な酸味は脳を刺激します。これらが自分の状況にフィットした人は、疲れの速やかな回復を実感した可能性があります。
多山賢二氏/広島修道大学 健康科学部教授
適度な酸味は脳を刺激すると言う多山教授。すごもりのストレスで暴飲暴食に走ってしまうことの多いこの時期には、そもそもの肥満の原因である精神的ストレスに変化を与える必要があり、こころとからだの両方に影響をもたらしてくれるお酢は、まさに最適な栄養補給と言えそうだ。
自宅で実践!おすすめのカンタン酢ごもりレシピ3選
お酢のすごさがわかったところで、ここからはお酢を使ったレシピをご紹介していきたい。
切り干し大根で作る「はりはり漬け」
画像引用:箸がとまらない!?切り干し大根で「はりはり漬け」を作ってみよう|お酢健WEB
材料(作りやすい分量・およそ4人分)
切り干し大根……30g
A
塩昆布……8g
米酢(または穀物酢やりんご酢などでも)……大さじ2(30g)
水……大さじ2(30ml)
とうがらし(輪切りでもよい)……少々
作り方
1. さっと洗った切り干し大根とAを厚手のポリ袋に入れます。全体を混ぜるように、袋の上から、手でもみます。
2. 袋の空気を抜いて、口を閉じ、冷蔵庫で1時間ほどおいて完成です。
引用:箸がとまらない!?切り干し大根で「はりはり漬け」を作ってみよう|お酢健WEB
おつまみや夜食のおかずに!「納豆とお酢のみりん和え」
画像引用:新しいおいしさを発見!お酢とみりんのヘルシーおつまみ|お酢健WEB
材料(2人分)
納豆……1パック
きゅうり……1本
〈酢みりん〉
みりん……大さじ1と1/2
酢……大さじ1(15g)
作り方
1. みりんは電子レンジで20〜30秒加熱して粗熱を取り、酢を混ぜて〈酢みりん〉を作り、納豆と混ぜる。
2. きゅうりはポリ袋に入れてたたき、ひと口大に割り、1.とあえる。
引用:新しいおいしさを発見!お酢とみりんのヘルシーおつまみ|お酢健WEB
「れんこんのサクサク南蛮漬け」
画像引用:「れんこんのサクサク南蛮漬け」でおいしく減塩! 胃腸も肌もツルツルに!|お酢健WEB
材料(2人分)
れんこん……160g
片栗粉……適量
サラダ油……大さじ1と1/3(16g)
A
穀物酢(または好みの酢)……大さじ2(30g)
しょうゆ……小さじ1と1/3(8g)
砂糖……小さじ2(6g)
赤とうがらし(輪切り)……少々
作り方
1. れんこんは皮つきのまま、6〜7mm厚さの輪切りまたは半月切りにし、片栗粉を薄くまぶします。
2. フッ素樹脂加工のフライパンに油を入れて中火で熱し、れんこんを並べて、両面がこんがりと焼き色がつくまで焼きます。
3. ボウルにAを混ぜ合わせ、2のれんこんが熱いうちにさっと絡めて、粗熱が取れたら完成です。
引用:「れんこんのサクサク南蛮漬け」でおいしく減塩! 胃腸も肌もツルツルに!|お酢健WEB
ダイエットに疲労回復と、知られざるお酢の様々な魅力。体型が気になる、精神的ストレスを感じているという人は、食生活に取り入れてみてはどうだろうか。
取材・文/ゆりどん
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