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リモートワークの賢者が語る〝働く場所の自由度〟を高めるコツ

2021.07.11

鳥海高太朗さん

加速するオンライン化。2拠点でも仕事はできる

──テレワークも多様化しています。まずは、東京・渋谷のシェアオフィスと大分県の古民家を活用したシェアハウスのデュアルライフを実践している石山さんに、仕事について伺います。

石山 2拠点生活をスタートして2年になります。コロナ以前の生活の比率は東京が8割、大分が2割でしたが、東京にいなくては成立しない仕事がほとんどオンライン化されたことで、この1年で比率は逆転しました。私はシェアリングエコノミーを専門としていますが、コロナ禍で様々なシェアサービスが出てきたことも、多くの人がデュアルライフ、ワーケーション、またはシェアオフィスを利用し始めた背景にあると考えています。

鳥海 2拠点で仕事をするうえでデメリットはありますか?

石山 新しい仕事の創出では大きな差があり、東京にいないことで講演やテレビ出演をお断りすることも多かったですね。様々な仕事が完全にオンライン化すれば、仕事の機会喪失も減るとは思いますが、まだ道半ばですね。重要な意思決定が都会で行なわれる組織構造は依然健在ですが、変われば、仕事の環境はグッとよくなります。

──世の中の流れに先行して、2拠点生活をスタートした理由を教えていただけますか?

石山 2拠点生活の一番の価値は、自分のライフスタイルや働き方に、複数の選択肢を持てることです。東京で災害があっても全国に帰れる場所が複数あるとか、不況下でリストラされたとしても、別の地域でほかに収入源があることはリスクヘッジにもなります。複数の選択肢を持つことが、リスクと共存する時代には豊かさのスタンダードになるんじゃないかと私は思います。もうひとつは低コストで2拠点を持てることも魅力ですね。大分の家は、8畳10間の2階建て古民家と12畳の離れ、3つの蔵、野球場ぐらいの畑があって月2万円です。最近は田んぼもゲットして、野菜だけではなくお米もつくり始めました。

──2拠点ともシェアされているとのことですが、プライベートな時間はあるのでしょうか?

石山 プライベートはほぼゼロですが居心地はいいですよ。

 渋谷のシェアハウスは「拡張家族」という血縁のない100人のコミュニティーで、メンバーの家であれば、誰でも泊まることができます。大分の家にもメンバーがやってきて、地域活性の活動や、農業をすることで地域とつながりながら生活しています。

鳥海 単に地方に家を借りて居住するだけではなく、地域とつながることは有意義だと思いますが、留守の時に人が入って自分のプライベートが見られるのがあまり得意じゃないので、私には無理かもしれないな。

越川 我々3人はサラリーマンではないので、二拠点生活も選択肢に入りますが、会社員は就業規則や家族の生活があって、簡単にはいかないですよね。

石山 子育て世代の方は、お子さんの学校問題があります。2拠点の学校に両方通えるデュアルスクールが早く制度化されるといいですし、交通移動のコストがどこまで下げられるかも、今後の課題です。

──石山さんほど距離はありませんが、越川さんも最近、千葉県の木更津に拠点をつくられましたね。

越川 私の会社は4年前からオフィスを廃止し、社員は全員テレワークです。ただ、ブレーンストームだけは集まらないと、いいアイデアが生まれないし、場がないと全員孤立してしまうので、オンライン講座のスタジオを兼ねた拠点をつくったというわけです。各自でスポーツも楽しんでいますから、ワーケーション用としても機能しています。鳥海さんは仕事柄、多拠点を巡るスタイルですか?

鳥海 2拠点にしてしまうと、どうしてもそこに行かなくてはいけないという縛りが出るので、今のところ別の拠点を持っていません。私の周囲でも2拠点派は少なく、定額で日本各地の家を利用できる「ADDress」に入り、場所を変えて仕事をしている人が多いですね。

■ ライフステージに応じた「関係人口」の可能性

ライフステージに応じた「関係人口」の可能性

石山さんは国土交通省の「ライフスタイルの多様化の関係人口に関する懇談会」で委員を務める。「関係人口」とは、移住・定住を前提としない地域や地域の人々と多様に関わる人のこと。ライフステージ(年齢区分)に応じて移住の制約がある中、人口減少や高齢化による地域づくりの担い手不足を関係人口で補う手段を検討している。
出典:国土交通省「ライフスタイルの多様化と関係人口に関する懇談会」とりまとめ(スライド集)より

渋谷のシェアハウス ⇔ 大分「仕事も家も複数の選択肢を持ちたい」

●世界中に帰れる家がある幸せ

石山アンジュさん

社会活動家  石山アンジュさん
シェアリングエコノミーを通じた新しいライフスタイルを提案する活動をメインに、政府と民間のパイプ役として規制緩和や政策推進にも取り組んでいる。

石山アンジュさん

石山アンジュさん

拠点のひとつ、大分県の古民家には広い畑があり、仲間とともに耕し野菜づくりに精を出す。

電通

写真の電通のほか、NEC、エイベックスは自社の不動産を売却。オフィスにこだわらない潮流が確実に起きている。

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