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1秒間に最大1万のデジタル画像を記録できる!東京2020 オリンピックを支えるオメガの計時テクノロジー

2021.06.30

ようやく正式開催が決定したオリンピック東京大会。新型コロナ対策で、観客の人数などの課題は残しつつも、街には外国人もよく見かけるようになり、徐々に盛り上がりのムードが広がってきた。そんな中で、大会運営を裏から支えるのがスイスの高級時計ブランドのオメガだ。今大会の公式タイムキーパーとして、その計時技術や最先端テクノロジーを知れば、オリンピック観戦がもっと楽しくなるはずだ。

オメガがもたらした公式計時のテクノロジーの進化

人類初の月面着陸に貢献して“ムーンウォッチ”として知られるスイスの高級時計ブランド、オメガは、その偉業以前から近代オリンピックの公式計時を務めてきた。今からでは信じられないが、初期のオリンピックでは、計測員が個々に使いなれた懐中時計のストップウォッチを計測機器として用いられていた。計測の正確さや統一の規格化のために公式時計が採用されたのは1932年のロサンゼルス大会からだ。その公式時計の最初に採用されたのがオメガだった。当時から複数のラップタイム計測や1/10秒単位の精度で計測ができる高性能のストップウォッチを製造していた実績を買われたためだ。その以後も公式時計の採用を重ね、夏季、冬季を合わせ、オリンピック東京大会では時計ブランドで最多となる29回目の公式計時を担当することになっている。

公式計時のシステムは時代とともに、競技の多様化やスピード化に応じて進化している。1950年代からは電子計時の進化により、1/100秒単位の精密な計測が可能となり、1980年代からはデジタル技術の向上により、計測値のデータ処理が行われるようになった。現在ではすべての競技の精密計測、データ処理、画像配信など総合データ管理の時代となっている。例えば、陸上のフライング制御システムや電子ピストルによるスターティング・システム、ゴールラインで1秒間に2000スキャンを記録できる画像キャプチャー装置などだ。またスコアボードやTV画面への瞬時表示など、各機器が光ファイバーやケーブルで連結され、複雑なシステムの構築までオメガが担当することになっている。そのため、東京大会では、搬入される機材・装置の400トンをはじめ、200kmにおよぶケーブルと光ファイバー、350台の各競技専用のスコアボード、85台のパブリックスコアボードが持ち込まれ、さらに530名のタイムキーパーと競技場での専門家が派遣されることになっている。つまり、機械式時計のイメージの強いオメガは今や、ITを駆使した最先端のテック企業となっているのだ。

東京大会を楽しむための最新テクノロジー

今大会でも新たに最新テクノロジーが導入される。進化の著しいIoT技術はスポーツの分野にも広がっており、導入されるセンサリング技術のモーションセンサーとポジショニングシステムによって、選手のパフォーマンスはこれまでにない方法で記録され、表現できるようになる。簡単に言えば、選手の動きを瞬時にグラフィックの人物像で再現したり、移動速度・相手との距離・動作の回数など、競技の勝敗を左右する情報を画面に表示されるようになるのだ。

陸上競技では選手の背番号にモーションセンサータグを装着することになっており、このタグがコース周辺に設置された多数の受信機と交信し、情報を送信する。このセンサーにより1秒間に2000ものデータを得ることができるという。100m走では最高のスタートを切ったのは誰か、最高速度に達したのはいつかなどをリアルタイムで表示してくれ、400m走では走者のコーナーでの位置取りをポジショニング技術によってグラフィックで画面に表示される。10000m走では走者間の距離や、誰が加速し減速したかも知ることができるようになっている。

競泳ではプール周辺に画像追跡カメラが設置され、水中にいる選手のポジションをライブで見られ、スピード、ストロークの回数まで表示される。またビーチバレーでも追跡カメラとセンサーがボールや選手を追い、ボールの速度やジャンプの回数・高さといった情報を画面で表示されるという。

今大会からの新競技であるスポーツクライミングも注目だ。3種目のうち「スピード」は二人が横に並んで15mの壁の頂点に達するまでの速さを競うものであるが、自分でタイムを停止させる最新のタッチパッド技術が生かされている。また二名の競技者の道筋を重ねてグラフィックで再現されるのも、観客を楽しませてくれるだろう。

大会期間中は都内にオメガエキシビジョンが設置され、1932年のロサンゼルス大会から始まるオメガの公式計時にまつわる計時の歴史、進化、そしてこうした最新技術を展示したエキシビションを見ることができる。一般の入場もできるので、オリンピックの舞台裏を知る絶好の機会となるだろう。

試合会場に足を運び、選手の息遣いなどを感じながらのリアル観戦が地元開催での醍醐味である。しかしオメガの最新テクノロジーによって、これまでとは違うさまざまな視点で競技を楽しめるようになったテレビ観戦も違った満足感が味わえるはずだ。新型コロナが流行する時代にマッチした、新しい観戦スタイルとなるかもしれない。

エポックメイクなシステムが導入された歴代大会

1932年のロサンゼルス大会では、史上初めて単一の時計メーカーがオリンピックのオフシャルタイムキーパーが選ばれることになり、オメガが30個のCal.1130 ストップウォッチを提供した。1/10秒の計測、ラップタイム計測が可能な高性能ストップウォッチで、この大会より1/10秒単位の計測がされるようになった。

1984年のロサンゼルス大会では、初のフライング探知装置を導入し、計時技術を進歩させた。スターティングブロックにかける圧力を計測する機能を備え、ごくわずかなフライングも検知できるようになった。

2012年開催のロンドン大会では、100万分の1秒という卓越した解像度を持つ「クァンタム タイマー」を導入。計時だけでなく、スコアボードやTV画面に映し出すこともでき、計時システムの新たなステージへのステップアップとなった。

オリンピックを支えるオメガの計時テクノロジー

それまでの拳銃型のスターター・ピストルに変わり、閃光ガンと音響発生ボックスによる新たな電子スターティングピストル。音の伝達速度から遠いレーンの選手が不利になることを解消するために、閃光とスタート音が発生させることで、平等なスタートをきれるようになった。

選手がゴールラインを超える際に撮影されるフォトフィニッシュ カメラの「スキャン オー ビジョン ミリア」。短距離走、ハードル、その他のレースのゴールラインに設置され、1秒間に最大1万ものデジタル画像を記録できる。この装置が作成する合成写真をみて審判は公式順位とタイムを決定する。

機械式のストップウォッチはすでに過去のものだ。現在では解像度を100万分の1秒にまで高め、誤差は1000万秒あたりわずか1秒未満の高精度を誇る「クァンタム タイマー」で計測。内部に16もの計測器を持ち、16の異なるタイムを同時に計測処理し、スコアボードやTV画面に映し出すことができる。

東京オリンピックに導入される最先端テクノロジー

ビーチバレーではコート周辺にコート周辺に画像追跡カメラを設置し、あらゆる動きをとらえる。カメラがボールと選手を追い、選手がカバーする距離、ボールの速度、ジャンプの回数や高さなど、得点された状況に関する詳細情報を提供される。

今大会から導入されるモーションセンサーとポジショニングシステムは、新競技のクライミングにも発揮される。15mの壁をどれだけ高く登れるかというリード種目では、選手の登った高さやタイム、さらにはルートまで重ね合わせて試合状況を観戦できる。

オフィシャルタイムキーパーのみが製造を許されるオリンピック限定モデル

シーマスター アクアテラ 東京2020 リミテッド エディション

市松模様をアレンジし、日本の伝統色である藍色でデザインした東京大会のエンブレムをモチーフにした限定モデル。ダイヤルはアクアテラ誌リース初のブルーセラミック製を採用し、レーザーエングレービングでエンブレムのパターンを刻印している。ケースバックには東京2020 オリンピックのエンブレムが転写されている。自動巻き。SSケース。ケース径41mm。世界限定2020本。¥737,000。

写真提供/オメガ
文/高橋克実

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