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停電しても安心!大容量ポータブル電源とソーラーパネルの最強ペア、オウルテック「OWL-LPBL172801」の実力検証

2021.06.29

大容量ポータブル電源とソーラーパネルの最強ペア

PCとモバイル機器と電化製品に囲まれて生活していると、心配になるのが停電。大容量ポータブル電源があれば、DCだけでなくAC電源の家電も使えるという。今回は500W超のリチウムイオン電池の危険性も配慮して、信頼性第一の日本メーカー、オウルテックの「OWL-LPBL172801」を徹底検証した。

出力は622Wh、2年間保証付きで、バッテリーマネージメントシステム(BMS)がバッテリーの過充電、過放電、過熱、過電流、ショート、過負荷をモニターして事故を未然に防止してくれる。ACアダプタは当然PSE合格品、そしてAC接続のPCに欠かせない純正弦波を採用。PowerDeliveryの入出力に対応、USB-C端子を使って最大PD100W給電でiPhoneやPowerBook Proなどを急速充電できる。

500W以上か以下で悩む

ポータブル電源選びで、まず気になるのが出力である。小型軽量なら小出力、大容量で高出力なら重量級で高額になっていく。自分が使いたい電化製品は何か? それを何時間ぐらい動かせればいいのか。同時に使いたい機器はあるのか。許容できる重さと予算は、これらの兼ね合いで電源を選ぶことになる。小型軽量最優先で出力100W以下なら、スマホ、ノートPC、小型冷蔵庫や小型炊飯器が使える。出力500W以下ならハンディクリーナー、扇風機、ミキサー、プロジェクターが使えるようになる。出力500W超えでドライヤー、ファンヒーター、ホットプレート、電気ケトルなどが試用可能だ。何時間使えるかは、製品の消費電力に時間をかけ算すれば良い。

例えば消費電力60WのノートPCを8時間使いたいなら480Whのポータルブル電源があればいい。何回、充電できるかはポータブル電源のWhを使いたい機器の容量で割り算する。例えば容量15Wのスマホなら、480Whの電源で32回充電できる計算になる。

意外に電力を消費するのが、電気を熱に変える家電で、ドライヤーや炊飯器、ホットプレート、電気ケトルなどは要注意である。1500Wのドライヤーを使えるポータブル電源はほとんど存在しない。どうしても使いたい時は、弱運転に切り替えられる機器を接続する。

「OWL-LPBL172801」は622Whで重量約6.8kg、実勢価格約6万6880円

余裕のパワー600Wh

今回、検証しているオウルテックの「OWL-LPBL172801」には、403Whの「OWL-LPBL112001」というモデルが存在する。重量は約5kgで、機能は622Whモデルと同じで、容量とサイズと重さが違うだけで、実勢価格約4万4800円である。消費電力60WのノートPCなら、622Whなら約8.3時間、403Whなら約5.4時間になる。どちらにせよ、気軽に持ち歩ける重さではないため、出力を重視して622Whを選んだ。その代わり本体の重さは6.8kg、ソーラーパネルと合わせて11.6kgになった。

充電時間は付属のACアダプタで403Whなら約6時間、622Whは約9時間なのだが、本機はPowerDelivery対応なので、USB-C端子でPD100Wに対応する。PD100W充電器を別途用意して同時充電すると、403Whで約3時間、622Whで約5時間に短縮できる。もちろんポータブル電源を使って対応機器を充電する場合も高速充電が可能だ。

USB端子の左端にあるのがPD対応のUSB-C入出力端子

カー用品に対応するための12V出力端子も装備される

ACコンセントはアース付きの3P端子に対応

液晶モニタで入力と出力、電池残量を数値で目視できる

両サイドにはファンが内蔵されている

背面にあるLED照明は強弱の切り替えて点滅ができる

強で点灯すると昼間でもまぶしいぐらいの明るさだ

付属のACアダプタはPSE適合性検査合格済みの製品

充電中は左側にW数、電池アイコンの下に容量が%表示される

青空充電ができる注目のソーラーパネル

ポータブル電源とペアを組むのがソーラーパネルである。今までもモバイル製品対応のソーラーパネルは存在したが、持ち運びを重視したコンパクトタイプでスマホの充電に8時間かかったり、少しでも陽射しが弱まると発電量0になったりするものが多かった。

しかし、現在はソーラーパネルの進化とパネル自体の大面積化によって実用品と呼べるレベルの製品が登場している。オウルテックもポータブル電源の充電にも使えるソーラーパネル「OWL-SLP120W-BK」( https://www.owltech.co.jp/product/slp120w )を製品化。何と最大出力120Wを実現している。単体でもUSB-CとUSB端子を使って充電ができ、付属のケーブルと変換プラグで様々な機器に対応する。実勢価格約2万9800円、重さ約3.8kg。

折りたたみ式で収納時のサイズは約W560×D55×H450mm、付属品込みの重さは約4.8kg

広げた時のサイズは約W1543×D29×H560mmとかなり大きい

内蔵の折りたたみスタンドで最適な設置角度が得られる

ショルダーストラップ、10種類の変換プラグ、接続ケーブルが付属する

本体のポケット内に充電端子がある。USB-C端子はPD65Wの急速充電対応

ショルダーストラップを使ってもかなり重い、そしてかさばる

梅雨の晴れ間でも1時間43W発電するソーラーパネルの実力

それではソーラーパネルを使うと、ポータブル電源は1日でどれぐらい充電できるのか。もし120Wのパワーを発揮できれば、計算上は5.1時間で容量ゼロからフル充電できるはずだ。付属の充電器でもフル充電には約9時間かかるので、それはさすがに無理だろう。

6月という不利な条件で梅雨の晴れ間を狙って、実際に充電を試みた。ベランダの手すりにソーラパネルを設置しているため、スタンドは使用できずパネルは太陽に対して直角ではない。測定開始は午前8時で15時に空が雲って発電量が9Wになったため終了した。それまでは43~44Wの発電量が得られ、8時に49%だったバッテリー容量は、15時で91%まで回復した。つまり7時間で40%充電、約248W充電できた。これなら2日あればフル充電できそうだ。ちなみに最も陽射しが強い時は84Wまで発電量が上がったので、夏になればさらなるスピードアップが期待できそうだ。

6月に測定したソーラーパネルによる充電時間、発電量は安定していた

USB-Cを使えば44分でiPhone11 Proを60%充電可能

昼間はソーラーパネルでポータブル電源を充電、日が暮れたらモバイル機器を充電する。このパターンが良さそうだ。それでは拙宅で使っているMac関連の機器を充電してみよう。まず大物のMacBook Airは11時半に20%から充電開始して、13時に100%になった。1時間半で80%まで充電できる計算になる。iPad Airの第三世代は20%から充電開始で、約2時間で80%まで充電された。iPhone11 Proの場合は7%から88%まで2時間半かかった。これらは全てUSBーA端子を使っている。

それではPD100W入出力が使えるUSB-C端子を使ってみよう。先ほどのiPhone11 Proに再登場してもらい、20%から80%充電までの時間を測定すると44分だった。これは早い。目で見ている間に1分単位で充電されていくのが分かった。ちなみにiPhoneは機内モードで充電している。

また、電源のないガレージで扇風機が使える。ドリルも使えるし、充電式ドライバーも電池の減りを気兼ねせずに使えるのがいい。庭で高圧洗浄機やスチームクリーナーも使いたい。クルマがあれば、さらに使い方は広がるだろう。

さまざまなモバイル機器をポータブル電源で充電してみた

ソーラーパネルとACアダプタはかなり高温になる

いろいろ検証してみて、最後に気になった点をあげておく。これは当然の事だが、充電中のソーラーパネル表面は70度を超えるため不用意に触れないようにしよう。これに対してポータブル電源は熱くならない。ソーラーパネルで充電中に日陰の屋外に出しておいても48度にしかならなかった。ACアダプタで充電する場合、こちらは65.3度まで熱くなった。MacBook AirのACアダプタも同じぐらい熱くなるため高出力タイプの特徴と思われる。いずれにせよ風通しのよい所に置くなどの注意が必要。

USB-C端子を使う場合はPD対応のUSBケーブルを使わないと高速充電できない。ポータブル電源に接続してiPhoneの充電を開始しても液晶表示の出力が10Wを超えないケーブルはダメダメである。私も接続してから気付いた。対応ケーブルを使えば問題ないのだろうが、ポータブル電源に接続するとケーブルの性能が分かるという発見があった。

ソーラーパネルは面積が大きいほど発電量も多くなるが、注目したいのが変換効率だ。現状の最大値は25%で、ここに近づくほど効率よく充電できる。「OWL-SLP120W-BK」は20%である。出力のアンペア値は2.1A以上あれば急速充電に対応できる。また、複数のUSBポートがあれば、同時に複数の機器を充電出来るので効率がいい。屋外使用が前提なので、できれば防塵防滴仕様のIP55など望ましい。

サーモグラフィで測定したソーラーパネル表面温度は70.2度と高温になる

これに対して本体は最高でも48度までしか上がらず、最低温度は30.3度だった

意外に気付かないのがポータブル電源充電用のACアダプタで65.3度かなり熱くなる

スマホ33回充電できる安心感

ポータブル電源を使うまでは、軟弱なキャンパーがクルマに載せる道具ぐらいにしか思っていなかったのだが、これは便利。モバイルバッテリーと違って重いが、AC電源が使えるのがいい。屋外でパワーツールが使えるので充電式を揃える必要がない。電源のない車庫でも扇風機が回せた。LED照明も使える。出力500Whはあった方がいろいろ使える。名前はポータブルでもかなりの重量があるため実際には持ち運ぶというより、部屋から部屋へ移動する程度だ。そう考えると収納性に優れた立方体でキャングハンドルは折りたたみ式で天面がフラットになる方が使い勝手がいい。

日常生活でもコンセントを塞ぎがちのスマホ、タブレット、ノートPCなどのモバイル機器をケーブルだけで接続して、充電できるのも便利だ。さらに落雷などで局地的に停電した場合も、ポータブル電源があれば安心してリモートワークを続けられる。スマホなら約33回、ノートPCなら約8.3時間駆動できるのだ。

ポータブル電源と同時に揃えたいのがソーラーパネル。予算配分を変えても電源を充電できるソーラーパネルを入手したい。これがあれば1日以上の停電にも対応可能。最悪、ソーラーパネルから直接スマホの充電もできる。ここまで揃えれば立派な防災グッズなので、購入の際に家族の同意も得られやすくなるだろう。手軽に入手できる緊急用電源としてぜひ検討していただきたい。

写真・文/ゴン川野

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