小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

普通に働いて老後資金2000万円を貯めることは可能なのか?年齢、年収別に試算してみた

2021.06.27

2019年6月に金融庁審議会 市場ワーキング・グループがまとめた「高齢社会における資産形成・管理」を発端に「老後2000万円問題」が大きな話題となりました。

老後に2000万円の貯蓄が必要と言われても、どのように用意すればいいのかと路頭に迷った方も多いことでしょう。

ここでは、普通に働いて老後に2000万円を貯めるのは可能なのか、そもそも老後に2000万円が必要なのか、検証していきます。

老後に2000万円を現金で貯めるには

老後までに2000万円を貯めるなら、まず確認したいのは、現在の年齢と定年までの年数です。

仮に、30歳以降に老後のための貯蓄を始め、65歳で定年すると仮定し、1年にいくら貯めれば65歳までに2000万円が貯められるのか試算してみましょう。

【老後に2000万円貯めるのに必要な貯蓄額】

現在30歳 定年まで35年 1年で約57.5万円
現在40歳 定年まで25年 1年で約80万円
現在50歳 定年まで15年 1年で約134万円

現在の年齢が30歳なら1年で約57.5万円の貯蓄をすれば2000万円が貯まります。月4.8万円の貯蓄ですから、若いうちから頑張ればなんとか実現可能に見えます。

一方、現在の年齢が50歳になると、1年で必要な貯蓄額は134万円になります。月約11.2万円の貯蓄が必要になりますので、難しいと感じる人も増えるのではないでしょうか。

続いて、一般的な手取り年収から無理のない貯蓄額を試算してみましょう。

ここでは、無理のない貯蓄額を手取り年収の10%~20%と仮定します。

【無理のない貯蓄額】

手取り年収200万円 年間20万円~40万円
手取り年収300万円 年間30万円~60万円
手取り年収400万円 年間40万円~80万円
手取り年収500万円 年間50万円~100万円
手取り年収600万円 年間60万円~120万円
手取り年収700万円 年間70万円~140万円
手取り年収800万円 年間80万円~160万円

上記の定年までの年数と合わせて考えると、手取り年収200万円の人が老後までに2000万円を現金で貯めるには、手取り年収の20%以上を貯蓄する生活を長い期間維持しなくてはなりません。

老後の資金だけでなく、その他の貯蓄も必要になりますので、手取り年収200万円の人は、普通に定年まで働いてコツコツ現金を貯めるだけでは実現するのは難しいかもしれません。

一方、手取り年収が500万円、600万円以上になると、若いうちから貯蓄を始めれば、他の貯蓄を同時に行っても貯蓄率20%を下回らせることができそうです。40歳から老後の貯蓄を始めても、他の貯蓄がどれくらい必要かにより、実現できる可能性があります。

50歳から老後の貯蓄を始める場合は、手取り年収700万円、800万円前後、または手取り年収の20%以上の貯蓄が継続的にできる節約上手な人でなければ実現は難しいでしょう。

老後までに2000万円を現金でコツコツ貯めたい人は、できるだけ若いうちから少しずつ貯め、収入に対する貯蓄の割合をさげておくと、普通に働いて老後に2000万円の貯蓄も実現できる範囲です。

老後に2000万円を運用しながら貯める場合

次に、3%の運用益を得ながら2000万円を貯める場合で試算してみましょう。

【老後に2000万円貯めるのに必要な貯蓄額(リターン3%)】

現在30歳 定年まで35年 年間約32.4万円(毎月26970円)
現在40歳 定年まで25年 年間約53.8万円(毎月44842円)
現在50歳 定年まで15年 年間約105.7万円(毎月88116円)
※いずれも楽天証券の積立かんたんシミュレーション利用時

上記の一般的な手取り年収別、無理のない貯蓄額から考えると、運用益まで含めて考えると、手取り年収200万円の人でも若いうちから貯蓄を始めれば、手取り年収の20%以下の貯蓄で2000万円を貯めることが可能になってきます。

貯蓄を開始した年齢が遅い時でも、現金のみで貯蓄を行うよりも効率が良い場合があります。

ただし、運用を含めた計画は、元本割れを引き起こすリスクもありますので、注意が必要です。

老後に2000万円、本当に必要?

総務省の家計調査報告(家計収支編)2020年によれば、65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)及び 65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支は、可処分所得225,501円に対し、消費支出は224,390円と、1,111円の黒字になっています。

新型コロナウイルスなどの影響もあり、今後も同様の収支になるとは言い切れませんが、少なくとも本調査によれば、老後資金はそれほど必要ないという結果になります。

今回は、老後に2000万円を貯めると仮定した場合のシミュレーションを掲載しましたが、老後に2000万円が本当に必要なのかは、人それぞれの家計状況によって異なります。

ゆとりある老後を希望するのであれば、退職金の有無も含め、早めに老後資金の計画を立てておきましょう。

※データは2021年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品・サービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖(講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他 

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。