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自分の子どもが発達障害かもしれない…と思ったきっかけTOP3、3位集団からはみ出す、2位こだわりが強い、1位は?

2021.06.27

発達障害とは、生まれつき見られる脳の働き方に何らかの障害があることを指す。わが子が発達障害だった場合、どのように向き合い、また、どのように対処すべきなのだろうか……そんなふうに考える親御さんは少なくないだろう。

そこで今回、療育・児童発達支援スクール「コペル+(コペルプラス)」を運営する株式会社コペルは、発達障害のある小学生以下の子どもを療育に通わせている保護者1,015人を対象に、「発達障害のある子どもとの向き合い方」に関する調査を実施した。

わが子が「発達障害かも」と思ったきっかけ

はじめに、「お子さまが“もしかしたら発達障害かも”と思ったきっかけを教えてください」と質問したところ、「言葉の発達に遅れを感じた(35.3%)」と回答した方が最も多く、以降「こだわりが強いと感じた(14.6%)」「集団行動からはみ出すことがあった(12.6%)」「健診(検診)で指摘された(9.5%)」「保育園・幼稚園等で指摘された(7.8%)」と続いた。言葉の発達の遅れやこだわりの強さなど、子どもの日常の言動から気づいた方が多いようだ。

また、健診や保育園からの指摘により、未就学児のうちに発達障害とわかることもあるようだが、発達障害の子どもは、6歳までの療育が重要と言われている。では、そのことを知っている親御さんの割合はどれくらいいるのだろうか?

そこで、「6歳までの療育が重要であることをご存知でしたか?」と質問したところ、7割以上の方が「はい(74.98%)」と回答した。多くの親御さんが、6歳までの療育が重要であることを把握しているようだ。

“気づき”から相談までのハードル

「“もしかしたら発達障害かも”と思ってから実際に療育を始めるまでに要した期間を教えてください」と質問したところ、「3ヶ月~6ヶ月未満(26.3%)」と回答した方が最も多く、次いで「1ヶ月~3ヶ月未満(20.2%)」「6ヶ月~1年未満(18.9%)」「1年~2年未満(12.8%)」「1ヶ月未満(11.2%)」「2年以上(10.6%)」となった。発達障害の可能性に気づいて以降、1ヶ月~1年の間で療育を開始している方が多いようだ。

では、療育を開始するまでにはどのようなステップを踏んでいるのだろうか?

続いて、「どのようなステップを踏んで療育開始に至りましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「自治体の発達相談窓口への相談(35.7%)」と回答した方が最も多く、次いで「地域の療育センターへの相談(31.3%)」「発達障害専門外来のある医療機関の受診(30.2%)」となった。自治体や地域の専門機関での相談や受診を踏んで療育を開始された方が多いようだ。

また、療育開始までに大変だったことを自由回答で聞いたところ、以下のような回答が寄せられた。

・どこに通うのが良いのか調べるのが大変だった(30代/女性)
・療育そのものの知識がなく手探りでの開始だったので情報収集が大変だった(30代/女性)
・どこに問い合わせていいのか分からず、人にも相談しにくくて困った(30代/男性)
・本人にとって療育は望ましいことだと感じたが、父親、母親の気持ちの整理がつくまでが大変だった(30代/男性)
・周囲の理解が得られない。自責の念にかられる(40代/男性)
・診療の予約がなかなか取れなくて発達検査に行くのと検査結果を教えてもらえるまでに時間がかかった(40代/女性)

療育施設で重視する点と支援後のお子さまの変化

ここからは、実際に療育を開始してからについて聞いていく。

「現在の療育施設に決めたポイントを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「支援プログラムの内容(37.3%)」と回答した方が最も多く、次いで「療育の方針(33.3%)」「自宅からのアクセス(33.1%)」「子どもがなじめるか(30.6%)」「先生の質(29.8%)」「施設の充実度(23.3%)」となった。

学校の授業のように指導内容が統一されているわけではないので、発達を促すプログラムを実施しているかの見極めや、送迎や何かあったときに駆け付けられるかといった立地条件、通う子どもがなじめるかといった点を重視して選択した方が多いようだ。

では、実際に療育を始めて、子どもにどのような変化が見られたのだろうか。

そこで、「療育に通い始めてからお子さまはどのように変わりましたか?(複数回答可)」と質問したところ、「苦手だったことに取り組めるようになってきた(32.9%)」と回答した方が最も多く、次いで「言葉の発達が見られた(32.1%)」「集団行動ができるようになってきた(29.6%)」「日常生活での困り感が減った(25.4%)」「得意なことがさらに伸びた(21.4%)」「自発的に物事に取り組めるようになってきた(21.3%)」「特に変わっていない(13.2%)」となった。

子どもに合った療育施設で過ごすことにより、苦手だったことができるようになったり、言葉の発達が見られたりと、大きな変化を実感している親御さんも多いようだ。

では、療育を開始したことによって、親御さんはどのような変化があったのだろうか?

そこで、「療育に通い始めてから保護者さまはどのように変わりましたか?具体的に教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられた。

・子どもの特性がわかったのでイライラしなくなった(30代/女性)
・言葉のかけ方や、困った時の接し方がわかってきた。我が子に振り回されることが減り、自分の非認知能力を高める必要があったことがわかった(30代/女性)
・子どもの行動一つひとつを理解し、尊重しようと心掛けるようになった(30代/男性)
・自宅でもどのようにサポートしたらよいのかを、相談できるようになり、困り感が大きく減りました(40代/女性)
・子どもの成長を楽しめる様になった。療育への理解が高まった(40代/男性)

発達障害はポジティブな面もある

「お子さまが発達障害と診断されてどのように感じていますか?」と質問したところ、「個性と捉えて尊重したい(34.5%)」と回答した方が最も多く、以降「良かったと感じることもある(23.9%)」「不安な気持ちが強い(18.7%)』『それまでと特に変わらない(16.9%)」「なかなか受け入れられない(6.0%)」と続いた。

行動面や情緒面の特徴を否定するのではなく、“個性”と捉えて尊重したいという親御さんが多いようだ。また、「良かったと感じることもある」という方も少なくないことがわかった。

最後に「発達障害と診断を受けて良かったと感じる点」を自由回答で聞いたところ、次のような回答が寄せられた。

・周りの子と明らかに違うと感じる点が多い中、診断されたことでこの子はこういう子なんだと周りの子どもと比べなくなりました(20代/女性)
・診断が下りてなかった時に比べて診断が下りてからの方が接しやすくなりました(30代/女性)
・周りの人、実家の家族になど、説明する時に診断名があった方が説明しやすい(30代/女性)
・前向きになれた(30代/男性)
・将来に希望が見えてきた(40代/男性)

【まとめ】発達障害のある子どもとの向き合い方

今回の調査で、発達障害の子どもを持つ親御さんの苦労などが見えてきた。

周囲の大人が感じている違和感をそのままにせず、発達障害への“気づき”として重要視することが、早い段階での療育にも繋がるが、そのためには、発達障害に関する情報を取り入れ、「気づく目」を養う必要がある。

療育は発達障害を抱える子どもに必要不可欠。心身の成長が著しい幼児期から適切に対応することで、いわゆる二次障害を防ぐことができるので、早期発見・早期支援が非常に重要と言える。

そのために親ができることは、その子の個性を見極め、どのような支援が必要かを考えること。適切な教育や支援を続けることで社会生活での困難を減らし、子どもの自己肯定感も高まる。

一方で、早期発見・早期支援にはまだまだ課題も多いのが現状。乳幼児健診で発達障害の早期発見に取り組んでいる自治体は約80%だが、発達障害の可能性があった場合のフォローとして、発達を促すプログラムを実施していると回答した自治体は25%程度というデータもあり、経過観察を何か月も続け、子どもの変化を実感できない状態で過ごすという例が少なくない。

また、福祉制度に則った民間の療育施設を紹介されるケースもあり、支援内容にはばらつきがあることなどから、社会全体で課題を解決していく必要がある。

発達障害の特性は、“個性”として前向きに捉えることもできる。実際、適切な支援をしてあげると定型発達の子ども以上に力を発揮することもあり、大人になって自分の得意な分野で優れた能力を発揮している発達障害の方も多くいる。

苦手な部分に注目しそこだけ支援するのではなく、その子の特性を前向きに捉えながら、子どもの自己肯定感を高め、長所をもっと伸ばせるような支援を工夫していくことが、非常に重要なのだ。

<調査概要>
【調査期間】2021年5月13日(木)~2021年5月14日(金)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,015人
【調査対象】発達障害のある小学生以下の子どもを療育に通わせている保護者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

出典元:株式会社コペル(幼児教室コペル)
https://copel.co.jp/

構成/こじへい

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