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日本人は旅行に対するサステイナブルな意識が低い?

2021.06.28

持続可能な社会の実現に向けて、浸透する「サステイナブル」という言葉。ファッションや食事、住まいなど、この概念に則った様々な商品・サービスが提供されているが、旅行業界においても例外ではなく、コロナ禍の今、「サステイナブル・トラベル」の需要は高まりつつある。

ブッキング・ドットコムではこのほど、30ヶ国にわたる29,000名以上の旅行者とパートナー施設を対象に実施した2021年度版の「サステイナブル・トラベル」に関する調査結果を発表した。本調査では、人々の旅行先の環境やコミュニティなどに配慮したサステイナブルな旅行への考えや、パートナー施設のサステイナブルな取り組みが明らかになった。

日本の旅行者の42%が、コロナ禍でサステイナブルな旅行を意識!

新型コロナウイルス感染症をきっかけに、人々がライフスタイルを見直していく中で、サステイナビリティに対する意識が変化していることを明かにした本調査では、日本の旅行者の43%が「次世代のために環境を守っていくには今すぐ行動する必要があると考えている」と回答した。

さらに、45%の日本の旅行者が「日常においても環境に配慮したサステイナブルな取り組みを行っていきたい」としている中で、既に51%はリサイクルに取り組み、42%がフードロスの削減に努めていると回答、前向きにサステイナブルな活動に取り組む人が多くいることが判明した。

サステイナビリティに対する意識の変化は旅行に対しても同様で、日本の旅行者の82%が「旅行において、サステイナビリティが非常に重要だ」、42%は「新型コロナウイルス感染症の影響で、よりサステイナブルな旅行を望むようになった」と回答した。再び安全かつ自由に旅行が楽しめる日が来た時には、より環境に配慮したサステイナブルな旅行への需要が高まっていくことが予想される。

旅行者が旅先で行いたいサステイナブルな取り組みとは?

本調査では、「旅先でどのようなサステイナブルな取り組みに参加したいか」という点についても触れており、日常でも行えるサステイナブルな取り組みを旅先でも継続的に行うつもりであることが伺える。

調査結果によると、日本の旅行者の71%が「ゴミの量を減らしたい」また「エネルギー消費量を減らしたい(部屋を出る際にエアコンや電気を消すなど)」、65%は「より環境に優しい交通手段(タクシーやレンタカーの代わりに徒歩や自転車、公共交通機関など)を利用したい」と回答しており、日常でも行えるサステイナブルな取り組みを旅先でも継続的に行いたいとする声が半分以上を占めた。

また、現地のコミュニティへの配慮を重視する日本の旅行者も多く、約半数(47%)が「旅行先でその土地の文化を代表するような本物の体験をしたい」と考えてり、83%が「異文化理解を深めることや文化遺産の保護が不可欠だ」、さらには、「旅行業界による経済効果が社会のあらゆるレベルで平等に分配されることを望む」と回答した人は72%に上った。

さらに、66%の人は、「人気の観光スポットやアトラクションを避け比較的旅行客が少ない旅先を選ぶことで、旅行客の集中を防ぎ、また旅行によって生まれる利益を広く分散させて還元できるようにしたい」と回答した。地球環境だけでなく、地域の文化や経済の持続可能性に対しても配慮する意識が高いことがわかった。

日本の旅行者の過半数は、サステイナブルな宿泊施設の存在を知らない!?

調査結果によると、既に旅先でサステイナブルな活動に取り組んでいる日本の旅行者がいることもわかっている。例えば、日本の旅行者の36%は「過去12ヶ月間の旅行で部屋を出るときに意識的にエアコン / ヒーターを消した」としており、さらに22%は環境への配慮として「旅行中にペットボトル容器に入った飲料水を買わずにマイボトルを持参した」と回答した。

一方で「現地のコミュニティをサポートするためのアクティビティに参加した」と回答した世界の旅行者が33%であることに対し、日本の旅行者はわずか14%に留まっており、世界と日本の意識や行動にはまだ差があることが明るみになっている。

また、旅行者自身の取り組みだけでなく、宿泊施設がサステイナブルな取り組みを行っているか、についても調査した。この点においても、世界と日本の意識の差は明らかで、世界の旅行者の53%が「滞在先にゴミをリサイクルする仕組みがないなど、サステイナブルな取り組みがないと不満に思う」と回答した一方で、日本の旅行者はその半分以下の22%がそのように考えている。

旅行者のサステイナビリティに対する関心が垣間見える一方で、半数以上の人が、旅行中に地域社会のことを考えていないことや、自分の影響を最小限にするための具体的な行動を取っていない事実を考えると、まだ改善の余地があるといえる。

さらに、サステイナブルな宿泊施設での滞在を希望する旅行者の数も世界と比べると依然日本では低い傾向にある。世界の旅行者の81%は「今年はサステイナブルな宿泊施設に滞在したい」回答したが、日本の旅行者のわずか36%が滞在を希望しており、日本の旅行者の意識の低さが浮き彫りになった。

しかしながら、2016年に初めて「サステイナブル・トラベル」に関する調査を実施した時の30%、2020年に新型コロナウイルス感染症が蔓延する直前に調査を実施した時の29%と比較すると、サステイナブルな施設への滞在を希望する日本の旅行者が増加している事実がある一方で、サステイナビリティを意識して宿泊施設を選択できるようになるにも、まだ課題が残っているのが現状だ。

例えば、「過去1年間でサステイナブルな宿泊施設に滞在しなかった」と回答した日本の旅行者は61%にも上り、そのうち54%が「そのような宿泊施設の存在を知らなった」、22%が「行く予定の旅先にはそのような宿泊施設の選択肢がなかった」、28%が「探し方がわからなかった」と回答している。

さらに日本の旅行者の45% が、「2021年現在ではサステイナブルな旅行の選択肢が十分でない」と感じていることがわかっており、宿泊施設による取り組みおよび訴求や、旅行者がサステイナブルな宿泊施設を探す仕組みが不十分であることが伺える。

半分以上のパートナー施設は予約前にサステイナブルな取り組みを発信していない!?

本調査では、ブッキング・ドットコムのパートナー施設の82%は「ホスピタリティ業界におけるサステイナビリティを重視している」ことが明らかになり、日本の旅行者の82%も「サステイナブルな旅行は重要な課題である」と感じていることから、旅行者とパートナー施設との間では、サステイナビリティへの意識の高さは同じであることがわかる。

しかし、パートナー施設の4分の3が「サステイナブルな取り組みを実施している」と回答している一方、「取り組みについてユーザーに積極的に伝えている」のはわずか31%で、59%は「チェックインの際にのみ取り組みについて伝えている」のみであることが明らかになった。

そのためパートナー施設は旅行者に対してサステイナブルな取り組みに関する情報を十分に発信出来ておらず、また旅行者が宿泊施設を選択する際に簡単にサステイナブルな取り組みについての情報にアクセスできていないという課題が浮き彫りになった。

出典元:ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社

構成/こじへい

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