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複雑味や渋味を残した独自開発のワインエキスを活用したメルシャンのノンアルコールサングリア「MOCK Bar」

2021.06.27

 ノンアル・ローアルコール飲料市場が成長している。アルコール飲料市場に特化した市場調査会社、IWSRの報告によれば、ノンアル・ローアルコール飲料市場は2020年から24年の4年間で31%増加するという。日本でもノンアルコール飲料市場が好調に推移。「ゲコノミクス」という言葉が使われるほど、お酒を飲まない人向けの飲料市場が注目されている。

 日本のノンアルコール飲料市場拡大のカギを握るとされているのが、20〜30歳代の若年層。この世代は、体質的にお酒は飲めるのに飲まない人が男女ともに多いためである。

 メルシャンは6月29日、ノンアルコールサングリアの『MOCK Bar(モクバル)』を発売する。最大の特徴は、同社初のノンアルコールワインエキスを使ったこと。これに複数の果汁をブレンドし、隠し味としてスパイスとハーブを加えた。贅沢感のあるガラス瓶を使い容量は250ml。ワインのラベルを模したサングリアらしいカラフルな色使いとした印象的なデザインが目を引く。

ノンアルコールサングリア『MOCK Bar(モクバル)』

 このほど、メディア向けの体験会が開かれ商品の詳細が明らかにされたが、果たして成長が期待されるノンアルコール飲料市場を活性化する起爆剤となるだろうか?

お酒は好きで飲むけど自分の時間を酔わずに有意義に楽しみたい人向けのノンアルコール飲料

 改めて断るまでもないが、メルシャンは国内最大手のワインメーカー。同社のノンアルコール・ワインテイスト飲料は現在、2020年2月に発売された『メルシャンスパークリング アルコールゼロ』のみで、『MOCK Bar』の発売で品揃えを強化した形だ。

 しかし、なぜ王道のスティルワイン(=非発泡性ワイン)ではなくサングリアなのか? 最大の理由は、20〜30歳代の若年層の間ではサングリアの認知、飲用経験、飲用意向が高いことにある。同社には『ギュギュッと搾ったサングリア』というヒット商品があるが、この商品のユーザーの年代構成を見ると、スティルワインと比べて20歳代、30歳代のユーザー構成比が高いことがわかっている。

サングリアへの態度

『ギュギュッと搾ったサングリア』ユーザーの年代構成比(人数)。スティルワインと比べると20歳代、30歳代と若いユーザーが多い

 また、ノンアルコール飲料で現在、多くを占めているのは、ノンアルビールやノンアルRTD(Ready To Drinkの略で、缶チューハイなど栓を開けたらすぐ飲める飲料のこと)だが、これらはアルコールが飲めないときの代わりに飲む代替飲料という性格も強い。しかしサングリアには、「リッチ」「ご褒美」「ジュエリー」など、特別感のある良いイメージがある。「種類が少ない」「味が好きではない」といった不満の声があると同時に「贅沢な気分」を期待する声があるノンアルコール飲料においてサングリアは、期待する声に応えるポテンシャルがある。

 こうした背景から、同社はノンアルコール飲料市場においてサングリアにチャンスがあるとみた。酔わないからこそ、その時間を有意義に楽しめたり、バルにいるような高揚感が味わえたりするという大人ならではの贅沢な時間を提供したいという思いから、商品名はノンアルコールカクテルの新しい呼び方「モクテル」とBar(バル)の造語である『MOCK Bar』と決まった。ターゲットは体質的にお酒が飲めない若年層はもちろんだが、むしろ意識しているのは、お酒は好きで飲むけど自分の時間を酔わずに有意義に楽しみたい人や、やることがあってお酒を飲むのを控えたい人たちだという。

独自開発のワインエキスを活用

『MOCK Bar』は「オレンジ&マンゴーmix」と「洋なし&パインmix」の2種類が発売される。メルシャンが持つワイン醸造技術と果汁調合技術、キリンビバレッジが持つ清涼飲料開発における素材開発技術を融合して開発した。

 開発で最大の難関といってもいいのが、ワイン感を出すこと。ジュースとは一線を画す大人の飲み物とするため、100回を超える試作をつくり完成させたという。

 ジュースとは違う大人の飲み物にするポイントは、特別な原料の使用にあった。特別な原料は大きく分けてフルーツ、スパイス・ハーブ、ワインエキスの3つになる。

 フルーツは混濁果汁とフルーツ煮込みシロップを活用。混濁果汁とは食物繊維などの固形分が取り除かれていない混濁している状態の果汁のこと。ご褒美感や贅沢感、後味の余韻に寄与する果汁を組み合わせた。フルーツ煮込みシロップは複数のフルーツを煮込んでつくられたもの。キリンビバレッジで開発されたもので、サングリアの手づくり感を再現するのに生かされた。複数のフルーツ原料を組み合わせることで複雑味を生むことに寄与している。

 スパイス・ハーブは隠し味として使用。開発当初、オーク樽の香りでワインの本格的な味わいを再現することを考えていたが、クセをつけすぎるとコンセプトである「ご褒美感」や「贅沢感」から離れるという理由から、「オレンジ&マンゴーmix」にはシナモン、「洋なし&パインmix」にはミントを使うことにした。シナモンやミントを使うことで、ジュースにはない複雑味が付与できることになった。

 そしてワインエキスは、ワインからアルコール分を取り除いたもので、『MOCK Bar』のためにメルシャンが独自開発。アルコール分だけを取り除いたので、ワインならではの複雑味や渋味はそのまま残っている。味わいの濃淡が強すぎず、甘味・酸味のバランスが取れているワインをベースに開発した。後味や余韻を生むために使われているが、ワインエキス単体を試飲してみたところ、酸味や渋味はワインのそれとまったく変わらなかった。

メルシャンが独自開発したワインエキス

冷やして飲むほか好みや気分でアレンジも

『MOCK Bar』は冷やしたものをグラスに注いで飲んだり、氷を入れたグラスに冷やしたものを注いで飲んだりするのはもちろんだが、ちょっとしたアレンジを加えて楽しむのもアリだ。体験会では、モヒート風スタイルやベリーミックススタイルといった”加える”アレンジ、カットフルーツ添えやフローズンスタイルといった”映える”アレンジが紹介された。

 モヒート風スタイルはグラスにレモン、ミント、氷をたっぷり入れ、「洋なし&パインmix」を注げば完成。ベリーミックススタイルはグラスに「オレンジ&マンゴーmix」を注ぎ冷凍のミックスベリーを浮かべるだけ。ベリーの甘酸っぱさと「オレンジ&マンゴー」の相性はピッタリだそうだ。

「洋なし&パインmix」を使ったモヒート風スタイル

「オレンジ&マンゴーmix」のベリーミックススタイル

 カットフルーツ添えはグラスに氷を入れて気分や好みからチョイスした『MOCK Bar』を注いだらオレンジなど好みのカットフルーツを添えれば完成。とくにオレンジとレモンが合うそうで、搾って入れるのもいいという。フローズンスタイルは別容器に移し替えた『MOCK Bar』を冷凍庫で一晩凍らせるだけ。それをスプーンですくい器に移せば、シャリシャリ食感のシャーベットが堪能できる。ガラスの器にでも移したら、見るからに涼しげな一品になる。

カットフルーツ添え

フローズンスタイル

 体験会ではモヒート風づくりが実演された。タンブラーのようなものに細かく刻んだレモンとミント入れるが、それぞれの量は各自の好み。酸味が好きな人はレモン、華やかさが欲しい人はミントを多めに入れるといいだろう。両方入れ終わったら、レモンの果汁感やミントの香りを出すためにマドラーのようなもので軽く押すこと。これがポイントだという。

 軽く押してレモンの果汁やミントの香りが出てきたら、氷を入れていく。入れ終わったら「洋なし&パインmix」を注ぐだけだが、『MOCK Bar』には炭酸が入っているので注ぐときは炭酸感が落ちないようゆっくり注ぎたい。注ぎ終わったら、マドラーでゆっくり下から上へと混ぜる。

 2か所ほど注意するポイントはあるが、簡単な手順でモヒート風が完成。完成品にレモンの輪切りやミントを添えると、より華やかになる。ミントを添えるときは、その前に手でパチンと叩くと香りが広がるそうだ。レモンの爽やかさと酸味、ミントの清涼感が暑い夏にピッタリではないだろうか。

 常温であったが体験会では『MOCK Bar』を試飲することができた。「オレンジ&マンゴーmix」はワインらしい複雑味や渋味が味わえるが、「洋なし&パインmix」はワインらしさが控えめなものの果実感が高い。どちらも贅沢な気分は感じられるものには仕上がっているので、若年層に刺さる訴求ができるかどうかがヒットのカギを握っているだろう。

製品情報
https://kirinproducts.jp/alcohol/wine/

文/大沢裕司

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