
マニアにはいわずと知れた通称〝聖地〟。しかし、10年前までは知る人ぞ知る存在であったのをご存じだろうか。それを初めて日本中に紹介した人物がいる。サウナネーム・トントン先生である。
※こちらの記事は小学館から絶賛発売中のサウナムック「Saunner+」から一部抜粋して掲載しています。ぜひ合わせてご覧ください。
※まん延防止の観点から、現在『しきじ』では当面の間、県外からの来館を自粛を要請しています。詳しくはHPでご確認お願いします。
それは9年前の夏。衝撃だった初『しきじ』
「お盆に兵庫の実家に帰省する時、行き当たりばったりでサウナに泊まりながら鈍行で帰った時があってね。その時、静岡で降りて偶然入ったのが、当時は東京のサウナ仲間の誰ひとり知らなかった『しきじ』でした。
飯食った寿司屋の大将のアドバイスでタクシーで向かったんだけど、何だかどんどん暗いほうに行くし、着いたら一瞬ラブホテルみたいだし。
でも入って驚いた。こんなすごいサウナが静岡にあったのか! って。それから月1で通ってたんだけど、いろいろと理由があってここ2年は来てないんですよ」
そんなトントン先生に、通っていた時と全く同じ交通手段で久しぶりに『しきじ』に赴いてもらった。
その目にいったい何が映るのか?
サウナの聖地を見出した男──トントン先生、『しきじ』へ還る
10時頃、東京駅発!
「乗るのはいっつもこの時間のひかり号! のぞみだと静岡に止まらないっていうのがまたいいね」
ひかりでわずか1時間の車中
「ひとりなんでスマホいじったりするけど、通い出した頃は、新幹線にWi-Fiもなかったよね」
決まって乗るのは路線バス
「何かバスは好きなんですよ。その地方のバスに乗ってると、本当にやってきた! って思えて」
サウナ前に某食堂で昼食
「偶然見つけた食堂でね。何でここで食うんだろ。いつの間にか必ず寄ることになっちゃってた」
なぜか登呂遺跡を横断する。
「もっと近いバス停もあるけど、1回間違えて登呂遺跡の前でバス降りたら、何かいいんだよね」
食堂で買ったシラスをつまむ
「昼飯食べた食堂で釜揚げシラス買ったら旨くてね。あったら買ってた。食べながら歩くのがオツ」
2年ぶりの『しきじ』!
「うわ駐車場満車だ! 今こんなにすごいの? どうする? 帰ろうか? ウソウソウソウソ!」
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