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メルセデスの超高級サルーン「マイバッハ」が100年に渡って頂点に君臨し続けてきた理由

2021.06.24

「最善の中の最善をお届けする」――この大胆な目標をカール・マイバッハと父ヴィルヘルムが打ち出したのは、今からちょうど100年前、2人がマイバッハ22/70 HP W3 を発表した際のこと。メルセデス・マイバッハが今日、世界屈指の独自性をもつ超高級車ブランドとなる「種」が撒かれた瞬間だった。

会場のベルリン・モーターショーでその日打ち出されたこのフィロソフィーは、それ以来ずっとマイバッハブランドの中核思想となっている。長い年月を通じて王族や世界のリーダー、映画スター、有名スポーツ選手などに選ばれ続けたメルセデス・マイバッハ。

いまやそのダブルMのエンブレムは、革新技術と洗練されたラグジュアリーの頂点を表すものとなった。それは、情熱、そして乗る人を鼓舞する創造性の象徴なのである。今日、マイバッハは単に「最善」の製品であるだけでなく、「最高」の社会性をも表現する言葉と言えるだろう。

マイバッハ22/70 HP W3

メルセデス・マイバッハ Sクラス

1921年9月、マイバッハ・モトーレンバウ社のシリーズ生産車第1号となったW3が発表された瞬間から、1つの伝説が生まれた。4輪ブレーキ(ドイツ車初)や、プラネタリーギアボックスと6気筒エンジンの組み合わせ(1速で全速度域に対応)、豪華なウッドや本革張りの室内など、その設計/デザインは既成概念を打ち破るものだった。このクルマはあたかも走る芸術品のように大衆を魅了した。しかし、確実に長く継続するには絶えざる進化が求められたのだ。

1961年、ダイムラーがマイバッハ・モトーレンバウ社を買収し、その後2002年になって新時代を開くマイバッハ62を発売した。シリーズ生産車第1号100周年に当たる今年、メルセデス・マイバッハは2つの新型モデルを発表した。

1つは、Sクラス。数多くのデジタル革新技術と卓越した技巧により、自動車ラグジュアリーの典型としてこれまで以上に進化している。そしてもう1つはSUVのGLS。こちらは SUV セグメントにおける現代化の最高水準を示すモデルだ。いずれのモデルのデザインにおいても、すべてがもれなく検討しつくされている。

また、メルセデス・マイバッハでは現在、次の卓越したユニークなクルマのあり方を世に問うべく、初の純電気自動車の準備を進めている。詳細については今後数ヶ月の間に発表するという。

ダイムラー社およびメルセデス・ベンツ社取締役 営業、マーケティング統括のブリッター・ゼーガー氏は、次のように述べている。

「メルセデス・マイバッハは、メルセデス・ベンツの高級車の頂点に君臨するモデルです。ラグジュアリーカーの最先端としてマイバッハが築いた独自のクルマづくりの伝統が今年100周年を迎えるに当たり、当社はこのブランドをさらに発展させ、スタイルと快適性、それに卓越したクラフトマンシップに最高の基準を打ち立てたいと、変わらぬ情熱を燃やし続けています。

マイバッハのお客様は特別なものを求めるお客様であり、当社としてもその期待以上のものをお届けしたいと願っています。当社独自のカスタマーケアプログラムに、メルセデス・ベンツの完璧さと最新技術、そしてマイバッハ独特の性格を組み合わせることで、他に類を見ない洗練されたラグジュアリーな体験をお客様にご提案しています」

ビジョン メルセデス・マイバッハ 6 クーペ

しかし、ラグジュアリーというものは常に実体的なものだけではない。豊かな創造力はメルセデス・マイバッハのDNAの一部であり、常に話題性のある文化との関わりを持つことで、マイバッハの創造力をさらに高めることになるだろう。マイバッハ車第1号 100周年に当たる2021年は、この精神を改めて強調するさまざまな取り組みを行う予定だということだ。

メルセデス・ベンツでは現在、最高級車セグメント、そして電動化、デジタル化における成功をさらに拡大するために新たな戦略的方向転換を進めているが、メルセデス・マイバッハは、その中でも重要な成功要因として位置づけられている。

関連情報
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/eqa/eqa/explore.html

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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