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1秒間に10.8件!?マカフィーの脅威レポートから考えるコロナ禍で急増するマルウェア対策

2021.06.24

PCやスマートフォンのセキュリティを保護するソフトを提供している「マカフィー」は、2020年第4四半期の脅威レポートを発表しました。脅威レポートとは、保護対象の仮想マシンでスキャン中に検知されたマルウェアに関する情報や、検知された脅威に対する処理実行の結果の詳細を指します。

コロナ禍の影響で仕事・プライベートともにデジタル世界が担う役割は大きい半面、そこを狙った犯罪やウイルスも多く登場しているとのこと。では、具体的にどのようなウイルスが検知されているのか確認していきましょう。

世界中で1秒間に約10.8件のサイバー脅威を検知!

マカフィーによると、2020年第4四半期に世界中で検知されたサイバー脅威の数は1秒当たり約10.8件。マカフィー株式会社 セールスエンジニアリング本部 本部長の櫻井秀光氏によると、「私がご説明するようになってからでは記憶する限り過去最多に近い数」とのことで、非常に多いマルウェアの検体が見つかったことがわかります。

マカフィー株式会社 セールスエンジニアリング本部 本部長 櫻井秀光氏

ちなみに2020年第2四半期では約6.98件、第3四半期では9.8件だったとのことで、今回の検知数がかなり多いことがわかります。

マルウェアの急増には新型コロナの影響が大きい?

検知されたマルウェアの1つとして挙げられるのが、Windowsに標準搭載されている“キャラクターユーザーインターフェースである「PowerShe11」マルウェアのサンプル数が前四半期比208%増。1年前の同期と比較すると約60倍という衝撃的な増え方をしています。

これは199%増となっている「Microsoft Office」マルウェアとの密接な関係があり、「Donoff」というマルウェアファミリーの増加が影響しています。

これには、コロナ禍を利用した脅威が増え続けていることにも起因しているとのこと。2020年第3四半期では240%増、第4四半期では114%増と継続して増加傾向にあります。

ただ、これまではコロナの情報を使って誘導するという形のマルウェアが多かったのに対し、ここ最近はワクチン接種に関する情報や摂取したという証明書をダークウェブで販売するような動きも見られ始めているようです。

ウイルスの標的となった主な業界は?

2020年第3四半期から第4四半期にかけて攻撃された回数が増えた業界としては、「科学技術・テクノロジー」業界がプラス100%、「公共機関」がプラス93%となっています。逆に「教育機関」に対する攻撃はマイナス36%と減少しています。

スマートフォンも決して安全ではない?

続いてはモバイル(主にスマートフォン)で新たに検知されたモバイルマルウェアです。特にスマートフォンの中でもマルウェアが検知されたのはほとんどがAndroidスマートフォンで、約335万件の新しいモバイルマルウェアを検出、前期比で約118%となっています。

iPhoneシリーズよりもAndroidスマートフォンでマルウェアが多く検出される理由としては、アップル製品は基本的にアプリをリリースする際に厳しいセキュリティテストがあり、公式にOKが出たものしかインストールできないという特徴があるためでしょう。

一方のAndroidスマートフォンは、オープンソースという特徴もあり、Google Playストア以外のWeb上にあるアプリも簡単にインストールできるため、拡張性が高い代わりにウイルスのターゲットにされやすいという側面があります。

また、iOSやMac OSは基本的にアップル製品にしか搭載されておらず、長期間にわたってアップデートに対応しているという特徴もあります。ソフトウエアのアップデートではセキュリティやプライバシーにかかわる脆弱性を塞ぐ作業も行われるので、ターゲットにされにくいという側面もあるでしょう。

実は2020年の第3四半期には、Mac OSマルウェアの「EvilQuest」と呼ばれるマルウェアが検出・急増していたのですが、あまり成果が見られなかったのか第4四半期では大幅に減少。普段通りの検知数に戻っています。

ランサムウェアは一時期減少傾向も見られたが…

ランサムウェアとは、コンピューターウイルスの一種で、感染してしまうとPC内の保存データが使えない状態にされてしまったり、スマートフォンが動かせなくなってしまい、これを解除するために身代金を要求する画面を表示させるというウイルス。

【参照】警視庁 サイバー犯罪対策プロジェクト

こちらは一時期減少傾向も見られていましたが、2020年の第3四半期よりまた増え始め、2020年第4四半期では約510万件の新しいものを検出。前期比で約69%増加しています。

コロナ禍で急速に増えるマルウェア対策は必須か

コロナ禍でテレワークの導入が進み、デジタルデバイスに依存する業務も増えた今、マルウェアの脅威は増え続けているのが現状といえるでしょう。とはいえ今回紹介したマルウェアの検知数などは、セキュリティソフトがこれだけの数を検出できるように強化・進化されていると見ることもできます。

特にビジネスシーンでPCやスマートフォンを利用している人にとっては、セキュリティソフトの導入といった対策は必須なのかもしれません。

取材・文/佐藤文彦

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