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世界各国でデジタル通貨の開発競争が加速、日銀が実証実験を始めた「CBDC」とは?

2021.07.11

CBDC

 CBDCとは、各国の中央銀行が法定通貨として発行・保証するデジタル通貨の略称。現在、世界の中央銀行の約80%がCBDCの調査や実験を行なっていると報じられるなど、紙幣や貨幣のデジタル化に向けた開発競争は激化。先行する欧州諸国や中国を追うように、日本銀行は4月5日から来年3月にかけて、発行、送金、還収などの基本機能に関するCBDCの実証実験を開始した。

 CBDCの開発を急ぐ理由は何か? 要因のひとつと考えられるのが、民間が発行する暗号資産を使った決済の急速な拡大。中央銀行が統制していない暗号資産が広まることで、通貨供給量の調整力が弱体化するのではないかという懸念が持ち上がっているという。

「CBDCを実現することで偽造抑制、利用履歴の見える化による脱税防止といった複数のメリットがあります。しかし、仮にスタートしても、当面は日銀と民間銀行間の運用に限定されると思います」と話すのは、キャッシュレス決済などに詳しいマネーライターの松岡賢治さん。

 CBDCを現金代わりにするためには、膨大な決済データを処理できるインフラが不可欠。法整備だけでなく技術的課題も山積みだ。

 ハッキング被害の補填などCBDCが消費者にもたらす利点は多い。一方で2022年にCBDC発行を目指す中国をG7がけん制。現基軸通貨体制への影響も無視できない。

増大するキャッシュレス決済金額

増大するキャッシュレス決済金額

※クレジットカードは暦年値。※13年度までのデビットカードの決済金額は、デビットカード発行金融機関へのサーベイおよびJ-Debitの公表計数から作成。2014年度以降のデビットカード決済金額は「決済動向」の公表値。※コード決済は暦年値(18年度分より計上)。
出典:日本クレジット協会、キャッシュレス推進協議会など

日本銀行が公表したCBDCの分類

日本銀行が公表したCBDCの分類

日本銀行は、中央銀行と金融機関間の決済などに用いるホールセール型と、個人や企業向きの一般利用型の2つのCBDCを構想。

取材・文/安藤政弘

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