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運動をすると睡眠の質が向上するというのは本当か?

2021.06.03

低酸素環境下における運動が睡眠に与える影響とは?

レインスリープとアシックス」)は共同で、低酸素環境下における運動が睡眠の質に与える影響を検証するための臨床試験を実施した。

同試験は、ブレインスリープとアシックススポーツ工学研究所が実験デザインを監修し、アシックスが運営する都市型低酸素環境下トレーニング施設 「ASICS Sports Complex TOKYO BAY」で、被験者19名を対象に4週間にわたり行った。

1週目は、日中に運動をしていない条件下において、総睡眠時間(眠っていた時間)や睡眠潜時(寝床に入ってから入眠までにかかった時間)、中途覚醒数(睡眠中に覚醒した回数)といった睡眠の状態を計測した。

2週目は、被験者を10名と9名の2グループに分け、一方は常酸素環境下、もう一方は低酸素環境下で週3日間、軽度な運動(サイクリングマシンで20~30分間)を行い、睡眠の状態を計測した。

3週目はウォッシュアウト期間として運動はせず、最終週である4週目は環境を入れ替えて同様の運動を行い、睡眠の状態を計測した。

臨床試験の結果、総睡眠時間や総就床時間(布団にいた時間)には、日中の運動の有無で有意な差はみられなかった。

一方で、寝つきの早さを示す睡眠潜時は有意に短縮され、熟睡の妨げである就寝中の中途覚醒時間、中途覚醒回数はともに有意に減少し、睡眠効率(布団にいた時間のうち睡眠している時間の割合)の向上が認められた。これらの結果から、運動をすることで睡眠の質が向上することが分かった。

さらに、日中に低酸素環境下で運動していた場合、常酸素環境下と比べ、睡眠効率や中途覚醒時間、中途覚醒回数といった睡眠の質に関する指標が高い傾向にあった。

 特に、中途覚醒回数は、運動なしと常酸素環境下での運動では有意な差はみられないものの、運動なしと低酸素環境下での運動で比較した場合は有意な差がみられました。つまり、低酸素環境下で運動をした時の方が、深い睡眠がとれていることが推察できる。

高地などでの低酸素下における睡眠では、睡眠時の呼吸障害も含めて睡眠の質が悪くなることが知られている。

今回の場合、昼間に低酸素下で運動することにより、低酸素への順化が生じ、常酸素下での夜間の睡眠の質がより良くなった可能性が考えられる。今回の研究結果から、軽度な運動によって睡眠の質が向上することが確認できた。また、低酸素環境自体が睡眠の質に影響を与えている可能性も示唆された。

今後両社では、今回得られた結果のメカニズム解明などを目指し、低酸素環境が睡眠に与える影響に関する研究を継続的に実施していく予定だという。

  <実験スケジュール>

  <運動および常酸素/低酸素環境下における運動が睡眠の質に与える影響>

 <睡眠に関する用語説明>

構成/ino.

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