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専門家が解説!エアコンの除湿と冷房を賢く使い分けるコツ

2021.05.29

エアコンを使って梅雨の湿気対策をしている人は6割以上

ジメジメする梅雨に、エアコンの「冷房」か「除湿」どちらを使用すべきか迷うことは多い。パナソニックが全国の551名を対象に、「梅雨の冷房と除湿の使い分けに関する実態調査」を実施したところ、エアコンを使って梅雨の湿気対策をしている人は6割以上。

そして、梅雨にエアコンの「冷房」と「除湿」を使い分けて湿気対策をしている人の中でどちらの機能を使用するか悩んだ経験のある人は7割近く(68.2%)にも上る一方で、全く悩んだことがない人は6.4%に留まり、エアコンの使い分け方について多くの人が悩んだ経験があることが分かっている。

「湿度」の増減は体感温度に大きく影響し、気温が高くても湿度が低ければ不快さは減り、気温が低くても湿度が高いと寒さを感じにくくなる。

そこで、エアコンの温度、湿度調節に煩わされることなく自宅で快適に過ごすためのエアコン機能の使い分けについて、パナソニック エアーマイスターの福田 風子が解説した。

空気中の湿度を下げる仕組み

エアコンの「除湿」機能は、まずお部屋の湿った空気を本体に取り込み、その空気を本体内部の熱交換器で急激に冷やす。

すると、空気中に含まれていた水分が水滴になり、熱交換器に結露として付着した後、冷やされた空気が部屋に戻される。この空気中の湿度を下げる仕組みは、「冷やした水を入れたコップに結露がつく現象」で例えることができる。

通常の状態

・空気中には水蒸気が含まれている

・空気の温度が高いと、含むことのできる水分量が多く、温度が低いと空気中の水分量も少なくなる

空気が冷やされた状態

・空気中に蓄えられる水分量が減る

・減った空気中の水分は水へと変わり、冷やされた水が入ったコップ周辺に結露として付着する (=除湿)

空気がさらに冷やされた状態

・空気中に蓄えられる水分量がさらに減る

・水が冷やされるほどコップ周辺に多く結露する

調査によると「除湿の方が冷房よりも湿気が取れると思う」という理由からエアコンの「除湿」を使っている人は約6割(57.8%)にも上った。

しかし、上記のように空気は急激に冷やすほど大幅に湿度も下がるため、設定温度によってはエアコンの「冷房」の方が「除湿」よりも除湿量が多い場合があるのだ。

エアコンの「冷房」と「除湿」の仕組み

では、温度とともに湿度も下げることができる「冷房」と、湿度を下げる「除湿」の仕組みにはそもそもどのような違いがあるのか。

空気の温度を優先的に下げるのが「冷房」、そして湿度を優先的に下げるのが「除湿」であり、「除湿」は「冷房」と比べて弱い風が吹き出される。

また、「除湿」にも冷やされた空気が噴出される「冷房除湿」と、暖めなおした空気が吹き出される「再熱除湿」の2つの方式がある。

冷房

・空気を強く冷やし、温度を優先的に下げる

・温度を下げることで必然的に除湿量も増える

冷房除湿

室温を下げすぎないよう風量を抑えながら、湿度を優先的に下げる

再熱除湿

室温を下げすぎないよう、冷えた空気を再び暖めてから吹き出す

エアコン機能の使い分け

「冷房」と「除湿」の仕組みについて理解したところで、ここではどのシーンでどの機能を使うのがおすすめかを紹介しよう。

外気温が30度に近づくと、人は暑さを感じるようになり、家の中の室温も下がりにくくなる傾向にある。

そのような場合には、部屋の湿度を優先的に取り除く「除湿」ではなく、「冷房」を使って部屋をしっかりと冷やさないと快適にはなら無い。

「冷房」を使って温度と湿度がある程度下がったら、「除湿」を使うことで省エネに。あまり部屋を冷やしたくない!という時は「除湿」を使用するのがおすすめだ。

「除湿」でも部屋の温度低下が気になる方は「再熱除湿」を使うとよいが、長時間使う際には電気代に気を付けたほうがいいだろう。

また、「冷房」と「除湿」どちらを使うのか迷うような温度帯の時には外気温の環境も考えて運転する「自動」モードを使うといい。

冷房と除湿の使い分けに関する実態調査」概要

調査地域:全国

調査期間:2021年4月21日(水)~4月22日(木)

調査方法:インターネット調査(協力:ジャストシステム)

調査対象:全国の20~60代男女

有効回答:551名(男性:351名、女性:200名)

構成/ino.


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