★今日のうんちく 〜スペインの時間〜
スペインには日本と違う時間の進み方が2つあります。ひとつは“シエスタ”と言う独特のお昼休み。日本では12時〜13時が一般的なお昼休みですが、スペインでは14時頃〜17時頃までの2〜3時間ほどと、かなり長い昼休みがあるんです。僕もスペインに行った事があるんですが、この昼休みには皆、昼食がてら立ち飲みバルで軽く一杯、なんてお酒飲んじゃってるぐらいなんですよ。なんとも陽気な国なんです。
そしてもうひとつは“サマータイム”。一年の半分程は、時間を1時間ずらして過ごすんです。例えば、いつもは9時に出社していたのが、サマータイム中は1時間繰り上げて、これまでの8時にあたる時間に出社してる事になるんですね。夏の間などは日照時間が長く、朝日が昇ってからも悠々と寝ているのではなく、早めに活動を始めようと言う感じです。
よって、日の入りもサマータイムでずれ込みますから、真夏なんて言うのは21時頃までまだ明るいなんて事になっちゃいます。お酒を飲みに繰り出してもまだまだ夕暮れ。さらにもう1杯行けるんじゃないかという気持ちになりますよね。結果、サマータイムによって、スペインの人たちは一日を長く過ごし、その一日をより楽しもうとしてるのかも知れません。
スペイン人ってみんな、本当に陽気なんですよ。スペイン語の共通挨拶、オラ【hola】の一言で国籍関係無くすぐに仲良くなれますしね。そんなハッピーな国民性だからこそ、シエスタやサマータイムを充実させれるのかも知れません。日本にもサマータームの導入、良いと思いますよ。早起きは三文の徳という言葉があるぐらいですから。僕は賛成ですけどね。
文/ 藤田晋也