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ボラティリティーが急拡大し始めた中で迎える6月11日の「SQ」は波乱の展開となるか?

2021.05.24

6月11日に“Special Quotation”(『SQ』)を迎える。

『SQ』とは株価指数の先物取引やオプション取引などを、決済期日で決済するための「特別清算指数」のことだ。今回の『SQ』はボラティリティが急拡大し始めた中で迎える。

そこで三井住友DSアセットマネジメントはマーケットレポート「『SQ』に向け日本株は波乱の展開か? 」を発表した。

『SQ』に向け日本株か?

【ポイント1】『SQ』時には多様なポジションを決済

『SQ』前後は高変動や相場の転換などが発生

投資家は『SQ』に向けて多様なポジションの決済等の対応を迫られる。『SQ』前に何らかの要因で株価が変動した場合にポジションを一気に解消する動きが出て、株価の変動率が大きくなることや相場の転換点となることなどがある。

【ポイント2】投資家はレンジを想定

NT倍率は乱高下

3月の『SQ』後、日経平均株価はほぼ28,000円~31,000円のレンジとなったため、投資家はオプションの建玉などからみてもレンジを抜けた場合の備えが進んでいないと思われます。特に下限を抜けた場合、一気にヘッジの動きが出て変動が大きくなる可能性がある。

日経平均株価を東証株価指数(TOPIX)で割ったNT倍率は2月25日には15.66倍まで拡大、その後乱高下している。これは日経平均株価が構成比率の高いファーストリテイリングなどグロース色の強い16銘柄で構成比率が50%を上回るなど、異例な状況にある中、グロース株が高値警戒感などから乱高下しているためだ。

【今後の展開】『SQ』に向け波乱の展開に

今回の『SQ』にむけて、グロース株が売られ、相場が下落する過程で先物などによるヘッジ売りが加速した場合、日経平均株価はボラティリティが急拡大して波乱の展開の可能性もある。

ただネット裁定残高が5月17日時点で▲1.45億株であることからみて、ショートポジションはなお高水準にあると想定されることなどから大きな変動となっても一時的な動きとみられる。

構成/ino.

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