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似ているようで異なる投資信託とロボアド、自分に合う投資はどっち?

2021.05.25

投資信託とロボアドは実はよく似ている。その中での違いを理解した上投資を考えてほしい。

投資信託とは?

投資信託とは、様々な種類の株式や債券などをパックにしている商品だ。

投資信託は投資知識のない初心者でも投資できる金融商品で、以下のようなメリットがある。

①投資知識が不要

自分で株式に投資しようとすると、どの銘柄が良いか選別するために企業業績などを調べることや業績予想を立てることが必要となり、投資知識のない初心者には難しい。一方、投資信託の場合は銘柄選択を投資信託の運用を行うプロ投資家である運用会社及びファンドマネージャーが行うため、企業分析が不要だ。

②少額から投資できる

投資信託は、小口で集めた資金を大きな資金にして株式や債券などに投資する。通常、株式や債券に直接投資する場合は100万円単位、10万円単位など投資単位が決まっているが、投資信託は自分の好きな金額を指定して購入することができる。ネット専業証券では100円以上1円単位から購入することが可能だ。

③分散投資

銀行預金はいつ引き出しても元本が保証されているが、株式や債券などへの投資には損失リスクがある。一方で、銀行預金の現在の金利は非常に低いが、株式や債券などに投資すると大きな運用利益を得られる可能性がある。運用しないままでは自己資金が増えないため資産形成のためには運用することがおすすめだが、その分損をしてしまうリスクも生じる。その損失リスクを抑えるには分散投資が有効とされる。

直接投資する株式や債券を分散投資するためには限りある資金の中で運用する個人には難しいが、投資信託は大きな資金にしているためたくさんの銘柄に分散投資することができる。投資信託によっては、地域や国、資産の種類などを1つに絞らず様々な投資先に分散しているものもあり、これを個人でやろうとすると難しいが、投資信託ならできる。

ロボアドとは?

ロボアドとは、ロボットアドバイザーの略で資産運用をAIにお任せするものだ。

このロボアドも、投資信託同様投資知識のない初心者でも投資を始めやすい運用方法である。

ロボアドは、運用を任せる「投資一任契約」を結ぶことで、資産運用にかかる銘柄選択から売買まで全てお任せしてしまう。始め方は、まずインターネット上でいくつかの質問に答えると、その質問からAIが個々に合わせた銘柄選別と運用方法を判断し、資金を預けると自動で売買を行ってくれる。

ロボアドには以下のようなメリットがある。

①投資知識が不要

ロボアドからの質問に答えることで、自分に適したリスク許容度に合った投資先を選んでくれる。

金融商品について知識がないと、自分がどの金融商品に適しているか分からず投資してしまう恐れがあるが、AIが適正に判断してくれる。

②リバランス機能がある

リバランスは年金資産の運用などで行われている運用方法で、それぞれの資産バランスを常に保つ運用方法だ。

例えば、A・B・C・Dという4つの資産に25%の配分で投資している場合、Aが値上がりして30%になると自動で25%になるように5%分売却する。またBが値下がりして20%になったときには不足している5%分を自動で買い足し再度25%に戻すというように常に配分のバランスを保つようにする。

こうすることで、割高になった資産の利益を確定し、割安になった資産を買い増す結果となる。また、ある資産の比率が上がりその資産のリスクが高まるのを防ぎ、比率を守って資産分散をすることでリスクをコントロールできる。

投資信託とロボアドは似ている?

投資信託とロボアドでの運用には共通点が多い。ともに、プロまたはAIが銘柄選別を行ってくれることで、投資について知識がない人でもプロのような運用をすることができる。また、様々な銘柄に分散投資をしてリスクを低減している点も同じだ。実際に、ロボアドの運用対象は、投資信託であることが多い。その投資信託は米国に上場する投資信託(米国ETF)、国内投資信託などで、投資信託を使って分散投資している。

さらに、ともに積立投資が可能となっている。銘柄や資産の種類を分散してリスクを低減することも有効だが、さらに有効なのが積立投資による時間分散だ。株式や債券は銘柄に関係なく時間の経過で全体として価格が大きく上下している。時期が悪いと割高に買ってしまうこともあり得るが、どこが安くて高いかはプロでも判断が難しい。そこで、毎月など一定間隔で少しずつ買っていくことで、買う時期をずらす。これを長期で続けることで購入価格をできるだけ安くするというものだ。これは、相場の高い安いを知らない初心者でも運用益を得られる有効な投資方法で、長く続けるほど効果が得られる。

投資信託とロボアドとともに、運用益を上げるためにこのような長期積立投資が推奨される。

このように共通点も多い両者だが、異なる部分もあるため理解の上投資するのが良いだろう。

投資信託とロボアドの違い

前述のように投資信託とロボアドは共通点が多いが、以下のような違いもある。

①銘柄選択、売買

投資信託は、投資すればプロが個別銘柄選択や売買をしてくれるが、その投資信託自体は自分で選ばなければならない。個別銘柄を選ぶわけではないため企業分析をする必要はないが、「米国株式」「日本株式」等の地域を選ぶのか、米国株式に投資すると決めてもその中でも「S&P」「米国成長株」「米国高配当」など様々な種類の銘柄が存在する。投資信託の銘柄数は1,000本以上にわたり、その銘柄選択は難しい。本当に初めて投資するという人であれば、証券会社や銀行、FPと相談しながら決めるなどの必要が出てきそうだ。

一方、ロボアドは顧客の個々の資金量や性格に適したリスクを取れるような運用先を自動で選別、売買してくれる。忙しい人にとっては投資に時間を掛けずに済み、本当に投資について何も分からないという人なら銘柄選びに悩むこともない。

②手数料

投資信託はネット証券では買付手数料が無料となっていることがほとんどで、保有期間中に日々かかる信託報酬も年間0.1~1%程度と非常に低く抑えられている。この信託報酬は別途支払う者ではなく、投資信託の運用資産から日々少しずつ引かれている。

一方で、ロボアドは投資対象とする投資信託の信託報酬は非常に低いものの、運用を任せている投資一任契約にかかる手数料が別途1%程度かかり、運用資産とは別に支払う必要がある。

投資信託の運用なら自分で低コストの銘柄を選べば、コストを抑えて利益を最大限にすることが可能になる。

③投資単位

投資信託は100円以上1円単位で投資をすることができるので、最初は100円から試してみようということができ、気軽に少額から始められる。一方で、ロボアドは最初の投資金額が10万円程度の大きな資金が必要となる。

④ポイント

現在以下のように数多くの証券会社がポイントから投資信託を購入することが可能になっている。普段貯めているポイントが余っているなら、そのポイントで投資を始めることができる。

<主なポイント投資>

・SBI証券
Tポイントで投資信託に投資可能、投資信託積立を三井住友カード決済にするとVポイントが貯まる

・楽天証券 
楽天スーパーポイントで投資信託に投資可能、投資信託の積立を楽天カード決済にすることで楽天スーパーポイントが貯まる

一方、ロボアドではポイントで投資できない。THEO+docomoでのロボアド運用でdポイントが貯まるサービスがあるが、逆にdポイントで投資することはできない。

⑤NISA

NISAは、金融商品の利益に対してかかる税金20.315%を非課税にできる制度だ。

NISAには(一般)NISA、つみたてNISAの2種類ある。

(一般)NISAは新規の年間投資金額120万円で最大5年間非課税になり、つみたてNISAは積立で金融庁指定の投資信託への投資を条件に新規の年間投資金額40万円で最大20年間非課税になる。

投資信託は両方の制度で投資可能だが、ほとんどのロボアドはNISAの対象ではない。

ただ、ロボアド最大手のWealthNavi(ウェルスナビ)の「おまかせNISA」というサービスで、(一般)NISA口座での投資が初めて可能となっている。今後ロボアドでもNISA口座での運用可能なところが増えるかも知れない。

自分に適した投資方法を選ぼう

投資信託、ロボアドともに投資初心者でも資産形成できるツールですが、投資信託にはある程度自分で投資判断をする必要があるもののコストが安く、ポイントで運用できる、非課税で運用できるというメリットがある。一方、ロボアドでは銘柄を選ぶ必要もなく、基本は資金を毎月出すだけで手間を最小限に資産形成ができるが、コストは投資信託に比べ高くなり、ポイントを使うことはできない。

自分の投資に対する知識やかけられる手間を考慮して適した資産形成方法を選択しよう。

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文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。


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