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米国WELL認証を取得!いつまでも長居したくなる会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」

2021.05.23

東京駅より徒歩3分の位置にある会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイントゼロマルノウチ)」は、思わず長居したくなる場所らしい。その秘密は、快適な空気や光環境の中で、姿勢よく仕事ができる仕組みがあるからだ。米国の健康建築・室内環境を評価する認証制度「WELL認証」のゴールドランクを取得したという経緯や工夫とは? その内容を紹介する。

point 0 marunouchiが日本のコワーキングスペースで初めてWELL認証のゴールドランクを取得

2020年12月22日に、日本のコワーキングスペースで初となる「WELL認証(WELL v2 pilot)」のゴールドランクを取得した。

「point 0 marunouchi」は、2019年7月にオープンしたコワーキングスペースで、ダイキン工業やオカムラ、パナソニック、ライオンなどの異業種メーカーが集まって立ち上げた株式会社point0が運営するもの。異業種のコラボレーションにより空間の価値を創出し、オープン・イノベーションを加速化することを目的としている。

WELL認証は2014年にアメリカから始まった、空間のデザイン・構築・運用に「人間の健康」という視点を加え、世界初の健康建築・室内環境を評価する認証制度。

空気、水、食物、照明など10個のコンセプトがあり、そのコンセプトごとに評価項目が設定されている。取得点数によってブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの認証が与えられる仕組みだ。point 0 marunouchiはゴールド認証を取得した。

ダイキン工業、オカムラ、パナソニックが異なる得意分野である空気・空間、ファニチャー、照明におけるノウハウ・技術・商品を駆使することで実現し、各社がそれぞれの専門分野での知恵を出し合った結果が評価された。

各社の主な取り組み

認証取得のために、各社は主にどのような取り組みを行ったのか。その主なものを見ていこう。

1.ダイキン工業

理想の空気が届く「空気」支援パッケージとして、快適な空調換気システム、空気モニタリング、高性能空気フィルター、WELL認証資格者(WELL AP)による認証推進を導入。

WELL認証の「空気」「温熱快適性」基準を満たす、これからのパッケージを提供し、オフィス環境の汚染物質を除去、良質な空気を維持し、働く人の健康を促進した。

2.オカムラ

快適な執務姿勢を提供する「運動」支援ファニチャーとして、人間工学に配慮した調整機構を備えるオフィスチェア、天板の電動上下昇降機構を備えるオフィスデスクを導入。

WELL認証の「運動」基準を満たすこれらのデスクとチェアを提供し、健康と快適性の観点から人間工学に基づき設計された執務空間を提供した。

●人間工学に配慮した調整機構を備えるオフィスチェア

オフィスシーティング「Finora(フィノラ)」

※今回、WELL認証取得に当たり、脚を海外仕様に変更したため、写真とpoint 0 marunouchiに設置している実物とは脚部分が若干異なります。

●天板の電動上下昇降機構を備えるオフィスデスク

上下昇降デスク「Swift(スイフト)」

(上下昇降イメージ)

3.パナソニック ライフソリューションズ社(照明部門)

快適な光環境を提供する「光」支援パッケージとして、グレア(まぶしさ)に配慮した最適照明器具による演出、視環境とサーカディアンリズムに配慮した照明設計、照明シミュレーションツールの活用を実施。

WELL認証の「光」基準を満たす最適な器具と照明設計により健康で快適な光環境を提供した。

リーダーに聞くWELL認証取得の取り組み

今回のWELL認証WGリーダーを務め、空気と温熱快適性の評価項目を担当したダイキン工業の鄭燚氏(WELL AP)に、今回の取り組みについてインタビューを行った。

―今回のWELL認証取得のために、新たに実施したことは?

「WELL認証取得のために、設計の初期段階から得点に必要とされるいろいろな空間、例えば瞑想ルーム、仮眠室、シャワー室などを計画に入れ込みました。また各エリアの面積と席数を決める際も、WELL認証の換気量基準を満たすよう調整しました。

そのほか、空気質と温熱快適性を保つために個室に空調機器、空気ダクトにフィルターを増設し、空気モニタリングのための空気センサーを設置しました。

照明に関しても、認証基準を満たすように天井照明とタスク照明の器具を選定し、グレア(まぶしさ)を防ぎながらサーカディアンリズムに配慮する照明計画を行いました。

ファニチャーでは、人間工学に配慮した調整機構を備えるオフィスチェアや電動上下昇降機構を備えるオフィスデスクを導入しています」

―WELL認証取得で特に苦労したことは?

「認証要件は、多くがアメリカ基準なので、それをクリアするための要件内容の調査、それに適合する商品の選定と調達がむずかしかったです。また認証審査では、まず申請書類のボリュームが多く、また担当者のみなさんにとって初めての経験ですので、どう書いたらよいかなどわからないことが多かったこともあり、書類作成には苦労しました。

また、WELL認証は書類審査のみではなく、現地審査もあります。審査員による空気、水質、温熱快適性、照明、騒音の測定と認証要件に満たす状況のチェックを行います。検査項目が多くて、しかも細かいところまでチェックされますので、その対応が大変でした」

―ダイキン工業の取り組みで特にこだわったポイントは?

「ダイキン工業は『空気質』にこだわっています。そのため、再循環空気系統に活性炭フィルターを追設して、さらにフィルターにストリーマ除菌ユニットを付加させています。ストリーマ機能は有害物質を電気分解して、空気を清浄するダイキン工業独自の技術です。これらの設備を設置した結果、空気質のWELL認証要件をクリアできました。

利用者からも『ここの空気はすごく綺麗』との声をよくいただいています。また、空気質は常時モニタリングをしているため、利用者がリアルタイムで空気質の状況を数値で確認できます」

そう聞くと、ビジネスパーソンなら思わず働いてみたくなるオフィスではないだろうか。

point 0 marunouchiは個室、専用席、自由席などが月額一定額もしくは都度、利用可能だ。気になる人は一度試してみたい。

【参考】
point 0 marunouchi

取材・文/石原亜香利

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