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医師が解説!マスク会食は全員がマスクをしていないと意味がない

2021.05.27

新型コロナウイルス感染症の感染予防策はまだまだ手が抜けない。飲食時には「マスク会食」が推奨されているが、マスク会食のときのマスクの扱い方についての疑問も多くある。そこで今回は、マスク会食を勧める内科医の青木晃医師に、マスク会食の際の感染リスクや注意点、おすすめマスクなどを聞いた。

医師が説く!マスク会食で気を付けたいポイント

青木医師は、マスクの着用の必要性やマスク会食について次のように述べている。

【取材協力】

青木晃医師
1995年の地下鉄サリン事件では、多くの患者が搬送された聖路加国際病院にて自衛隊医官として活躍。最初にサリン中毒であると診断し、初期治療の的確なアドバイスを行ったことでも知られている。ソムリエとして飲食店経営にも精通し、多角的な視点から感染症のリスクを評価しリスク低減対策を検討し提言している。

「新型コロナウイルスとの付き合いも一年が過ぎ、いろいろわかってきたことがあります。感染経路としては、飛沫感染と一種の空気感染ともいえる感染者の呼気によるエアロゾル感染が重要であり、まだまだこれから先もこの感染症に対してのマスクは最大の感染対策アイテムのひとつと考えられます。

外でマスクをしている人をよく見かけますが、屋外で2m以上の間隔がある場合には、必ずしもマスク着用は必要ではありません。その代わり、対面で人と話をするときは必ず 正しくマスクを着用する。そして、会食するときも、面倒かもしれませんが『マスク会食』することをおすすめします。慣れるとそれほど苦になりません」

青木医師は、マスク会食で気を付けたいポイントとして、「飲食をしているとき以外の会話時はマスク着用を徹底する」「飲酒時は大声を出したり、マスクなしで会話をしがちになるので要注意」などを挙げる。

そこで、マスク会食で気を付けたいことや注意点についてさらに詳しく聞いた。

●マスク会食は全員がマスクをしていないと意味がない

「マスク会食では、周りの人、全員がマスクをしないと意味がありません。もし会食中、周りの人がマスクをしていない場合、感染するリスクがあります。このウイルスの嫌なところは、無症状の場合も、感染させる恐れがあるということ。本人が自覚なしにウイルスをまき散らす可能性があるということです」

●マスクは空気感染の防御のために必要

「新型コロナウイルスは、ものについたウイルスからの接触感染はほとんど考えなくてよく、飛沫感染と空気感染を考えなくてはいけません。唾液や吐く息の中にウイルスが含まれているからです。そのウイルスが相手の口や目の粘膜などに入ってしまうと、感染します。それをエアロゾル感染(マイクロ飛沫感染ともいわれる)と呼んでおり、空気感染の一種になります。その空気感染の防御のためにマスクが必要なのです。しかしマスクをつけていれば感染しないとは言えません。そもそも、マスクは自分が身体の中に持っているかもしれないウイルスを周りにまき散らさないためにつけるものなのです」

●マスクを触ったからといって感染する可能性は低い

「マスク会食のときに、『何度もマスクをずらして、手で触れるたびに感染リスクが上がるのではないですか?』と聞かれることがあります。しかし、マスクに活性の高いウイルスがたくさんついていると思うのが、そもそも間違いです。ものにウイルスがついても、時間がたてば不活化してほとんど問題ないのです。だからマスクについたウイルスを触って感染するというのは、ほとんどありえないことです。ですからマスクをずらすたびに消毒するというのもそれほど考える必要はありません。飲食店に入る前に、手は消毒するでしょう。それで充分なんです」

●食べるときは“あごマスク”でもよい

「この感染症では、接触感染よりも飛沫感染やエアロゾル感染をカットするためにマスクをつけているんです。ですからマスクであっても、食器であっても、ナプキンであっても、どれを触ったとしても、さして問題ありません。私は、口にものを入れるときは“あごマスク”にしています。マスクを外さず、あごのほうにマスクをずらすだけです。口にものを入れたらマスクを上げればいいだけで、思ったより面倒ではないんです」

●マスク会食におすすめのマスクは?

「マスク会食に関わらず、不織布製のきちんとしたマスクを正しくつけること。先ほども述べた通り、マスクに触れても自分が感染するリスクはほぼありません。ただ、マスク会食のときにマスクに触るのがどうしても気になるという人もいます。そういった人は、ウイルスを不活化する抗ウイルス機能のついたマスクを使うと良いでしょう」

マスク会食にも安心の抗ウイルスマスクとは?

最後に青木医師が挙げていた抗ウイルスマスクとは、より安心したい人のためのマスクということ。そこで、ライターが調査した市販の抗ウイルスマスクを2つピックアップして紹介する。

1.大幸薬品「クレべ&アンドウイルスプロテクトマスク」

ふつうサイズ/小さめサイズ 各5枚入り 440円(税込)

抗ウイルス加工と防菌防臭加工を施した不織布で、マスク表面に付着した特定のウイルスの数を減少させ、細菌の増殖を抑制する。4層構造になっており、外側から順に「抗ウイルス加工不織布」「抗菌防臭加工不織布」「メッシュが細かいメルトブローフィルタ」「肌触りがなめらかなシルクタッチ不織布」から成り、ウイルス飛沫、花粉、PM2.5、ホコリをカットする。

くもり防止パーツでメガネのくもりをブロックする機能もある。

2.小松マテーレ「ダントツマスクール」

1枚入り 1,650円(税込)

昨年の夏に好評だったという接触冷感マスク「ダントツマスクール」が、パワーアップして2021年4月1日から再販売がスタートした。接触冷感と共に、抗ウイルス加工素材「エアロテクノ」が搭載されており、花粉アレル物質の活動を抑制するほか、耳紐にまで抗ウイルス性を付与するなどの機能面が向上した。

マスク会食のやり方についての日々の疑問が解消されたのではないだろうか。まだまだ注意が必要な今、改めて気を引き締めて感染予防を行っていきたい。

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

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