人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「Sauna」や「Mizuburo」といった曲を作り続ける音楽界きってのサウナー、食品まつり a.k.a foodmanが語るサウナの楽しみ方

2021.05.15

SNSやブログでの発信をきっかけに人気が拡大し、今ではテレビや雑誌、ウェブメディアなど様々な媒体を巻き込みながら、より一層の盛り上がりを見せているサウナブーム。

その人気は音楽シーンにも波及しており、今ではSNSでサウナについて語るミュージシャンも決して少なくはない。しかし、そんな現在のサウナブームに先駆けて、サウナ愛溢れる発信を続けてきたのが名古屋を拠点に国内外で活躍するトラックメイカー、食品まつり a.k.a foodman氏だ。

食品まつり氏は、これまでに「Sauna」や「Mizuburo」という曲を発表してきたほか、海外音楽メディアの企画ではサウナの休憩室で曲を作り上げる様子を披露するなど、サウナと彼が生み出す音楽の間には強い結びつきがある。

サウナブーム前夜である2016年当時、食品まつり氏は活動拠点を移したことによる疲れから気分も落ち込み気味だったという。しかし、そんな時に有名サウナライターのヨモギダ氏の記事を読んだことをきっかけにサウナの魅力に開眼。そこから一気にサウナの魅力にのめり込んでいき、今では音楽業界きってのサウナーとして知られている。

サウナでの体験を「現代のサイケデリックカルチャー」と語る食品まつり氏だが、そんな彼には一体どのようなサウナの楽しみ方に対するこだわりがあるのだろうか?インタビューを通じて解き明かしていく。食品まつり a.k.a foodman氏は6月14日発売のサウナムック「Saunner+」にも登場いただいているので、こちらもお見逃しなく!

アマゾンでの購入はこちらから
楽天市場での購入はこちらから

サウナでの体験は「現代のサイケデリックカルチャー」

PROFILE:食品まつり a.k.a foodman
名古屋在住のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー、食品まつり a.k.a foodman。これまでにPitchfork、FACT Magazine, Tiny Mix Tapesなどの海外メディアで年間ベストに選出され、Unsound、Boiler Room、Low End Theoryといったシーンの重要パーティーへの出演も果たしワールドワイドな活動を広げている。最近ではレフトフィールド・ミュージックにおける最重要レーベルのひとつ、Hyperdubと契約。最新作『Yasuragi Land』を7月9日にリリースすることが発表された。

――以前からサウナ体験を「現代のサイケデリックカルチャーだ」と表現されていますが、どのようなことをきっかけにそう考えるようになったのでしょうか?

食品まつり:60年代の音楽やアートにはドラッグから生まれたサイケデリックカルチャーと呼ばれるものがありますが、サウナに入っていわゆる“ととのう”状態になった時は、頭の中がまっさらになっていくような感覚があるんですよ。その飛び感というか、感覚が研ぎ澄まされる感じがそれに通じるなと思ったことでサウナは現代のサイケデリックカルチャーだと思うようになりました。

――その飛び感とはどういった感じなのでしょうか?

食品まつり:サウナで“ととのう”という感覚を知ったばかりの時に、視界がグニャと曲がって思わず笑いがこぼれてしまうようなことがありました。そうなると音の聴こえ方も変わり、水風呂の音だとか色々な音が立体的に聴こえてくるんです。“サウナ・水風呂・休憩”をしているだけなのに普通じゃなくなる感じはトリッピーだし、自分の内側から何かヤバイ物質が出ているようにも感じました。

――サウナ情報はどうやってディグっておられるのでしょうか?

食品まつり:ネットで調べることが多いですね。例えば、サウナライターの方が書かれた記事を読んで気になったサウナに行ってみたりしています。それとTwitterでサウナのことについて呟いている人を何人かフォローしているので、そこからも情報を得ています。

――こだわりのサウナの入り方について教えてください。

食品まつり:最近は特に何かにこだわっているというわけではありませんが、一時期水風呂の水温が低い方がもっと“飛べる”ということを知ってからは、そこにこだわっていました。例えば、鶴見にある「ヨコヤマ・ユーランド鶴見」の水風呂の水温は場合によっては一桁台の時もあるほど冷たくて、そこから上がった後に身体が冷たい状態から常温に戻る時の爽快感がすごいんですよ。

「Mizuburo」収録『Moriyama』

――食品まつりさんにとって入るべき“サウナの名店”とは?

食品まつり:いくつかありますが、1番優先されるべきは混んでいないということですね。僕の場合、人が多いところよりもしんみり1人でリクライニングに座っている方がととのう感じになるんですよ。そう考えると都内だと駒込にある「ROSCO」は、平日のお昼くらいに行くとそんなに混んでないのでおすすめですね。そこはサウナの温度が高いだけでなく、水風呂も天然の地下水を使っています。やっぱり地下水だと入っている時も出た後も気持ち良さが違うんですよ。

それとROSCOは特殊な方法で水を濾過したジャグジーやアーミーな感じの無骨なサウナストーブもあって良いですね。あと、そこの休憩所では花椒かけ放題の麻婆豆腐定食が食べられます。サウナ後にそれを食べてゆっくりするのがそこでの楽しみ方の定番になっています。

――各地のサウナに足を運ばれてきた中で食品まつりさんにとって、これまでで最高のサウナ体験といえば?

食品まつり:どれも最高といえば最高なのですが、サウナ後の焼肉はめちゃくちゃ最高でしたね。その時って肉の旨味もいつもよりブーストされているというか、本当にすごいんです。一般的にサウナといえば、汗をかくから体重も落ちるというイメージがあると思いますが、サウナ後は感覚が研ぎ澄まされるから食欲も湧くので、逆によく食べるようになりました。サウナにハマっていくとどんどん美味しいものを食べようという気になるので体重も増えましたが、それはそれで幸せなことだと思います。

――ちなみにサウナ後に飲むドリンクでは何がおすすめですか?

食品まつり:レモン味の炭酸水がおすすめです。あと炭酸系だと「オロポ(オロナミンCとポカリスエットを混ぜたドリンク)」もいいですね。

オロポでいえば、西麻布に「アダムアンドイブ」というサウナがあるのですが、そこはサウナ室の中でオロポを注文してその場で飲めてしまうくらい自由度が高くてヤバいです。サウナ室の中で炭酸のドリンクを飲めるって不思議な感覚ですが、実際にやってみると最高ですよ。

レフトフィールド・ミュージックの最重要レーベル「Hyperdub」からリリースされる『Yasuragi Land』

――食品まつりさんのお話を聞いているとサウナには複合的な楽しみ方もあると思いましたが、そのような楽しみ方だとほかにどんなものがあるのでしょうか?

食品まつり:最近は「スカイスパYOKOHAMA」のようにコワーキングスペースを設けているサウナもあって、そこで仕事をする人もいます。日本には入浴文化もあるので、サウナに入って、一旦リフレッシュしてから仕事をするような働き方は日本人には向いているんじゃないかなと思いますね。

――サウナを思わせる名前の曲を発表されたり、サウナの休憩所でも音楽を作っておられますが、サウナは食品まつりさんの音楽にどのような影響を与えているのでしょうか?

食品まつり:今は音楽もノートPC1台あれば作れることもあって、昼くらいからPCを持っていってサウナで頭をスッキリさせてから休憩所で作ったりもしています。そうすると作業効率も良くなる気がしますし、音の聴こえ方も変わってくることもあってアイデアもどんどん出てきます。あとサウナで音楽制作をすることに関してはいつでもサウナに入れるという安心感も大きいですね。

「Sauna」収録『Aru Otoko No Densetsu』

――7月にリリースを控える最新アルバム『Yasuragi Land』の先行曲「Hoshikuzu Tenboudai」からもサウナ感を感じました。

食品まつり:アルバムは道の駅など日本の地方都市のカルチャーをテーマにしています。制作中はコロナ禍の影響により、自分が出演するイベントもやっぱりなくなったりました。そのため、遠出する機会や夜に遊ぶことが減った代わりに自宅の近所の道の駅などで遊ぶ機会が増えました。そんな時に岐阜のとある道の駅に行った時にまさに「星くず展望台」と言う名前の展望台があって、ロマンチックだなと思ったんです。

道の駅にはスーパー銭湯が併設されていることが多いのですが、この曲ではそこにある露天風呂から見た星空をイメージしながら作った曲です。実際にはそこではサウナには入りませんでしたが、キラキラした曲の感じは、聴き手にサウナをイメージさせる部分があるかもしれませんね。


『Yasuragi Land』の先行曲「Hoshikuzu Tenboudai」

――最後にこれからサウナにハマりたいという人に向けて、サウナを楽しむためのアドバイスをお願いします。

食品まつり:サウナ後は感覚が敏感になっていることもあって食べ物が美味しく感じられるため、自分が行くサウナの近くに好みの飲食店を見つけるなど、グルメとセットにするとよりサウナを楽しめると思います。

さっきのROSCOの隣にはそこがやっている「じみち」という食堂がありますが、料理にはROSCOの天然の地下水を使っていて美味しいんですよ。特にフライ3種盛りがおすすめです。あと僕の地元の名古屋近辺だと春日井市に「春日井温泉」というスーパー銭湯があって、サウナ後にそこから自転車で10分くらいのところにある「餃子の王将」で食べる餃子はベタかもしれませんがシンプルに美味しいです。

サウナブームの火付け役となった、あの伝説のバイブルが“復汗(刊)”決定!

サウナーたちがサウナ愛を熱く語ります!

2014年3月に日本初のサウナ専門誌として誕生した『Saunner』(小学館刊、電子書籍版は継続販売中)はそれまでのサウナのイメージを一新し、現在のブームの火付け役となりました。そんなサウナーたちのバイブルが待望の復汗(刊)!先行して3月にローンチしたWEBに続き、ムックの刊行が6月14日発売で決定しました。

表紙を飾るのは、テレビ東京のドラマ「サ道」で“イケメン蒸し男”を演じ、プライベートでもサウナを愛する俳優・磯村勇斗さん。初の冠番組「サウナーーーズ」(WOWOW)ではサウナ仲間と共にサウナの魅力を発信しています。さらに、音楽クリエイターのヒャダインさん、サウナの本場フィンランドの名門サッカークラブで活躍中の田中亜土夢さんらも登場予定!それぞれのこだわり、楽しみ方を熱く、熱く語ってくれます。

サウナはこれからどう変わるのか? 

本書では、日本のサウナシーンのリアルを伝えることをコンセプトに、著名人だけでなく、サウナ施設スタッフや街場のサウナーの皆さんの声も取材しています。「サウナブーム」のその先、これからのサウナを本気で考える1冊です!さらに独自の進化を遂げる日本全国の知られざるサウナの魅力を様々な視点から紹介します。「ニッポンのサウナ史」「外国から見た日本のサウナ」など、サウナに対する視野を広げるコンテンツも充実、ニューノーマルでのサウナの未来を模索していきます。

古くからのサウナファンも、ブームをきっかけにサウナにハマった人、まったくサウナを知らなかった人もサウナに行きたくなること間違いなしです!

アマゾンでの購入はこちらから
楽天市場での購入はこちらから


取材・文/Jun Fukunaga

編集/福アニー

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年6月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホシアタースタンド」! 特集は「理想のワーケーション」、「eスポーツギア」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。