コロナ禍で大人気！クローゼットをミニオフィスに改装する「クロフィス」

クロフィス

　自宅のクローゼットをワークスペースへ改造する「クロフィス」が海外で注目されている。

　クローゼットは生活空間とは隔てられたコンパクトな空間であり、仕事専用のスペースと認知しやすく、オン／オフをつけやすくするというメリットがある。

「クロフィスは、自分好みにカスタマイズできるのも魅力ですよね。デスクから上は違う壁紙にしたりとか、クローゼットの扉の裏側にメモ用の黒板シート（壁紙用）を取り付けたりとか。小さくて狭い空間だからこそできることがあります」（インテリアコーディネーター・MAKO氏）

　逆にデメリットは、もともと収納していたものをどこに移すか、明るさの確保だと指摘する。

「季節ものとか、使用頻度が少ないお洋服なら一時預かりできる収納サービスを使う手段もある。明るさは充電式の照明など、コンセントがなくても使えるものがあるとよいかもしれません」

　クローゼットが自宅にない人でも、押し入れの仕切り板部分をデスク代わりに使うこともできる。DIY好きな人や、仕事用のスペースを自宅に設けたい人は、クローゼットのプチリフォームに挑戦してみよう。

　クローゼットを改造するという、海外らしい大胆なアイデアが日本で定着していくか。まずは、DIYやインテリア好きの女性を中心に普及していく可能性がある。

クローゼットがオフィス空間に！

こちらは、MAKO氏が自宅で実際に改造したクロフィス。こぢんまりとしており、「秘密基地」のようでわくわくする。

壁にはワイヤネットを設置し、小物を掛けておくことでスペースの狭さを克服。集中力がアップし、仕事がはかどりそうだ。

取材・文／ユリサ