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お茶と楽しむ新しい映画体験とは?話題の日本茶ドキュメンタリー映画「ごちそう茶事」製作秘話

2021.05.12

■茂木雅世のお茶でchill out!

どこにも行けなかった2021年のゴールデンウィーク。

私は、同じ映画を自宅で5回観賞した。

映画の題名は「ごちそう茶事。」

2021年5月1日の八十八夜に公開となった日本茶のドキュメンタリー映画だ。

出演している人達は、茶産地でお茶を作る人や茶の品種開発を行っている人。

お茶の味を作り上げる製茶問屋さんやお茶を淹れる淹れ手や伝道師の方など全国各地、様々なスタイルでお茶と向き合い、人生をかけている人達。

シンプルかつ丁寧に、まるで一杯のお茶を淹れる時のようなあたたかさを湛えた映画は何度観ても発見があり、劇中で語られる言葉一つ一つが心のささくれのようなものを優しく包んでくれる。

その感覚がとても愛おしく、つい5回も観てしまった。

発起人は映画のプロデュースと脚本を担当した、たかつまことさん。

普段は、映画ともお茶とも関係のない仕事をしているという、大の日本茶ファンだ。

きっかけとなったのは、映画館や自宅ではない第三の場所、マイクロシアター観たスペシャリティコーヒーのドキュメンタリー映画とその体験だったという。

お茶の映画を観て、お茶について語り合い、お茶を飲む。そんな“お茶のある時間”を作れたなら、お茶のファンがもっと増えるのではないか。

そう思ったたかつさんは、日本茶の映画を作るというまだ誰もやったことがない挑戦を始めた。

資金はクラウドファンディングを通して集め、制作チームはたかつさんの想いに共感するメンバーで結成。

3年の月日を費やし、ようやくこの春公開に至った。

一人の熱狂がみんなの熱狂に

聞けば、お茶の仕事に就いているわけでなく、いちファンであるということに、どこかコンプレックスにも似た感情を抱くこともあったというたかつさん。

しかし、映画作りを本格的に進めていく中で、ファンだからこそ出来ることがあるということにも気が付いたという。

“自信を持って、ファンが好きを語っていい”

いつからか、そう思えるようになったそうだ。

そして、その思いは、全国の日本茶ファンをも巻き込み、だんだんと大きくなっていった。

「この映画を観て、お茶を好きなものとして、語りだす人が増えたらいいなと思っているんです。」

たかつさんはそう語る。

映画と一緒に。映画を観た後に。もっと言ってしまえば映画がなくても。

映画をきっかけに“自分の好き”をおすそ分けし、日本茶体験を作ってくれる人が出てきてくれること、それこそがこの映画の目的なのだ。

目的は日本茶ファンへの導火線を増やすこと

映画館での上映ではなく、カフェなどの身近なスペースで映画鑑賞をし、アフタートークなどを行う「マイクロシアター」での上映と「オンライン」での上映が主であるというのも、この映画の特徴の一つ。

ごちそう茶事。のサイトでは自主上映会のひらき方も紹介されているので、友人などを誘って、お茶を飲みながら映画と日本茶体験を楽しんでみるというのもちょっと新しくて楽しそうだ。

既に、オンラインで映画を鑑賞する会も行われており、離れていても、各々が同じお茶を飲み、同じ映画について語りあい、盛り上がりを見せている。

(※ごちそう茶事。のサイトでは映画観賞券とお茶がセットになったものも販売されているのでおすすめ)

エンドロールでは、この映画のために書き下ろされたという楽曲にのせて、クラウドファンディングでプロジェクトを応援した人達が各自撮影した「お茶のある風景」の写真が、スライドで流れる。

それを見ているだけでも、日本茶のこれからが楽しみで仕方がない。

本編を見た方は、是非、最後まで見てほしい。

劇中に登場する、お茶に魅せられ人生をかける24名の人達から語られる言葉は、どれも飾り立てられたものではなく、ダイレクトに心に響いてくる。

お茶を生業にする人達が活き活きとお茶を語っている姿を観ていると、お茶に携わることが出来ている自分のことも少しだけ誇らしく思えた。

観た方はきっと、お茶のことが気になって仕方がなくなるに違いないだろう。

この週末、新しい世界に足を踏み入れてみたいと思った方は是非、約1時間のお茶の旅へ出かけてみてはいかがだろうか。

 

ごちそう茶事 - A film about Japanese tea - from office.ごちそう茶事 on Vimeo.

ごちそう茶事。→ https://gochisochaji.com/

文/茂木雅世(もき まさよ)

お茶好きが高じて、2009年仕事を辞めてお茶の世界へ。2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
ゆるっとお茶を楽しもうが合言葉の“ゆる煎茶部”代表。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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