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スマホ出荷台数世界7位のrealmeがブランド設立後わずか2年で日本市場に参入した理由

2021.05.07

もともとはOPPOの低価格帯ブランドとして誕生し、2018年に独立、現在はアジアを中心に“若者向け”のポップなデザインと低価格のデバイスを販売している「realme(リアルミー)」というブランドをご存じでしょうか。

2021年4月には初めて日本市場に参入。スマートフォンのイメージが強いブランドではありますが、今回は「スマートウォッチ」と「ワイヤレスイヤホン」、「モバイルバッテリー」を発売します。

満を持しての日本市場参入にあたり、realmeブランドを国内で展開する「シンガ・ジャパン株式会社」の代表取締役社長/カ ムショウ氏に取材できたので、日本市場へ参入した理由や、今後の展望について聞いてみました。

シンガ・ジャパン株式会社 代表取締役 カ ムショウ氏

realmeってどんなブランド?

まずは簡単にrealmeというブランドについて紹介していきましょう。

realmeは「デジタルネイティブ世代が求める製品品質・機能に応える」という理念のもと設立されたブランド。若者が満足できる製品を展開するため、開発部隊も20代を中心に構成しトレンドを取り入れたデザインと低価格ながら高品質なパフォーマンスを発揮するデバイス作りに勤しんでいます。

製品の種類としてはスマートフォンが中心ですが、ワイヤレスイヤホン・スマートウォッチをはじめとするスマートフォンと連携して便利に扱える製品も多く開発しています。

これまで日本では展開されていなかったためブランド名を聞いたことがないという人も多いでしょうが、realmeは2020年第3四半期のスマートフォン出荷台数は世界7位、世界最速で5000万ユーザーを突破し、成長率No.1にも選ばれたブランドです。

設立からわずか2年ですが世界61の地域に参入し、そのうち13か国ではシェア率トップ5に食い込んでいます。これだけグローバル市場で結果を出しているブランドですから、日本市場参入でどのような躍進を遂げるのか楽しみです。

わずか設立2年での日本市場参入!

まずは、設立からわずか2年という短い期間で日本市場に参入することとなった理由についてです。特に現在は世界的に新型コロナが流行している難しい状況だからこそ、realmeにできることがあるとカ ムショウ氏は考えています。

「realmeはブランドを設立した2018年から、3期連続で“グローバルで最も成長の速いブランド”として評価をいただいています。次のステップとして欧州や日本といったハイエンド市場に進出することで、ブランドとして成熟させていきたいという狙いがあります。

また、近年は5GやIoTの技術が目まぐるしく進化しています。加えてコロナ禍もあり生活環境は大きく変わる時期で、我々のようなデジタルブランドは消費者のニーズに寄り添った製品を開発しなければなりません。日本市場への参入はこのようなニーズに応えていきたいという思いも込められています。

テクノロジーが成長していく中で、若者がより良い製品を使うことは大切ですし、そのトレンドをキャッチしていかなければならないのですが、現在の市場には若者のニーズにマッチした製品が少ないように思います。我々としては、ターゲットをデジタルネイティブ世代に絞り、彼らの要望を満たす製品を日本でも展開していきたいと考えています。」

スマートフォンブランドが日本初参入でスマートフォンを発売しない!?

realmeはグローバル市場で急速に成長しているデジタルブランド。メイン製品はスマートフォンなのですが、今回の日本市場ではスマートフォンの発売はしません。

「realmeはスマートフォンを発売して成長してきたブランドではありますが、スマートフォンのみではなくIoTテクノロジーをユーザーに提供していくことを目標として努力しています。従来のコンセプトにはこだわらず、これを打ち破ってでもユーザーが求めている製品を提供していくことが必要であると考えました。

日本市場へ展開される「realme Buds Air Pro」「realme Buds Wireless」

もう1つの理由として、IoT製品はユーザーが手に取りやすいジャンルであると考えています。イヤホンやスマートウォッチを発売することで、より速やかに日本のデジタルネイティブ世代の方たちとコミュニケーションがとれ、どのような製品を求めているのかが把握できるという意味でも、先にIoT製品を発売する必要があると思います。」

こちらも日本で発売された「realme watch s」

日本市場におけるスマートフォンの展開予定についても聞いてみましたが、これについてはまだいえることはないとのことです。とはいえ、取材の中では「どのようなスマートフォンが日本のユーザーに求められているのかを知る必要がある」ともあったので、日本市場へのスマートフォンの投入を検討していることは間違いないでしょう。

料金形態が大きく変わった日本でrealmeはどう戦うのか

ご存じの通り、2021年はドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4キャリアの料金プランが大きく変わった年でもあります。従来より割安な料金プランが登場したこともあり、ユーザーはデジタルデバイスにも低価格・ハイパフォーマンスを求める時代ともいえるでしょう。

realmeはこの価格競争が激化する日本に、どのような戦略をもって参入するのでしょうか。

「各キャリアの料金プランやスマートフォンが次々値下げされ、競争が激しくなっているのは事実でしょう。個人的には色々な料金プランやサービスが提供されるということは、消費者にとっての選択肢が増えるということですから、ポジティブにとらえるべきだと考えています。

各メーカーが価格競争においてしのぎを削る中で、realmeの強みは従来であればハイエンドモデルにしか搭載されてこなかった機能や性能を、どんどん価格を落として提供しているところです。また、若者に向けたトレンディでスタイリッシュなデザインを追求しているのもrealmeの特徴です。

コストパフォーマンスでの競争は際限ないものなので、コストは抑えながらユーザーの心を掴む製品を提供してきたことが、realmeがグローバル市場で急速に成長できている要因ですし、これは日本市場でも同じです。

これから日本市場で展開していくにあたり、大切なのは製品の品質を保ちながら良いブランドイメージを定着させていくこと。製品品質にこだわりながら、ユーザーのフィードバックを地道に1つずつ吟味していくことが大切です。」

取材の中では何度も「ユーザーのニーズ」「製品の品質」という単語が登場しています。realme及びカ ムショウ氏からは、日本市場においてデジタルネイティブ世代が本当に求めているものを追求し、それを提供することに意欲を感じました。

今後スマートフォンをはじめとしてどのような製品が登場するのかはわかりませんが、realmeが日本のデジタルネイティブ世代のトレンドになる未来が来るかもしれません。

取材・文/佐藤文彦

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