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日米による対中包囲網で息を吹き返す企業は?業界通に聞くこれから伸びる製造業の投資先

2021.06.12

NEC(東証1部6701)と富⼠通(東証1部6702)

2021年の「製造業」

日本のモノづくりを支えてきたメーカーがコロナ禍で様々な影響を受ける中、実力を磨き、反転攻勢を仕掛けようとする企業はいくつもある。大企業から中小零細企業まで現場取材を重ねてきた須田さんが、意外なメーカーの名前を挙げた。

須⽥慎⼀郎さん

ジャーナリスト 須⽥慎⼀郎さん
テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』、読売テレビ『そこまで言って委員会NP』ほか、テレビ、ラジオなどで幅広く活躍中。政界、官界、財界などに豊富な人脈を持つ。

日米の「対中包囲網」で息を吹き返す企業は

 コロナ禍で世界的なデジタル化が急速に進んでいます。そのカギを握るのが膨大なネットワークの大本となる「半導体」です。特にそのセキュリティーを巡っては、米国と中国の2大陣営の覇権争いが激しさを増している中、日本のNTTはいち早く米国陣営に名乗りを上げ、かつて「電電ファミリー」と呼ばれたNECと富士通の存在感が高まっています。昨年、NTTがNTTドコモを完全子会社化してオールマイティーな通信事業会社へと体制を強化した背景には、日米連携と対中包囲網の構築があったのです。そうした中、サイバーセキュリティー分野での〝規格〟作りが日米欧の枠組みの中で進みつつあり、そこに打って出たのがNECと富士通なのです。

 新型コロナワクチン開発に話題が集まる中で、おもしろい動きをしているのがロート製薬。目薬やスキンケアなどで有名ですが、薬に頼らない「食」ビジネスに力を入れており、薬草(ハーブ)畑なども展開。もともと市販薬中心の事業展開なので、病院に忖度しないでいいことから新たなビジネスに打って出やすいわけです。富裕層を中心とする健康志向の高まりなどで今後に期待が持てます。

 製薬メーカーでもうひとつ注目しておきたいのがアンジェスです。新型コロナワクチン開発では、米ファイザーやモデルナが開発したものとは異なる「DNAワクチン」というタイプで〝国産ワクチン〟としての期待が高まっています。治験の遅れなども指摘され、不透明な部分はありますが、カネカや塩野義製薬、タカラバイオなどがバックアップする大量生産体制も準備していて、今後の展開次第では株価も大化けする可能性があるでしょう。

 そして最後に。コロナ収束に向けて目を凝らしておきたいのが日本航空(JAL)です。感染症やテロといった予期せぬ「イベントリスク」を常に意識しつつ経営を進め、経営破綻を経験したことからANAよりもコスト削減を徹底しているのが強み。コロナが収束すれば大幅な業績回復が見込めます。

POINT CHECK

● 中国に負けない競争⼒を取り戻している企業を探せ!

● 競合他社にない強みはあるか?

● コロナ前から「リスクヘッジ」ができていたか?

須⽥さんが注⽬する企業はコチラ!

NEC(東証1部6701)と富⼠通(東証1部6702)

NEC(東証1部6701)と富⼠通(東証1部6702)

NTTと近い「電電ファミリー」で、NECは通信インフラ国内首位で画像認証技術に強み。富士通はITサービス、サーバーで国内首位。

ロート製薬(東証1部4527)

ロート製薬(東証1部4527)

一般用医薬品の目薬で世界首位。米メンソレータム社などを傘下に持つ。「薬に頼らない製薬会社」を目指し「食」事業にも注力。

取材・文/入江 一

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