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なぜ、中国では起業家の早期退任が進んでいるのか?

2021.04.26

今後は次世代の起業家育成の時代に

急速かつダイナミックに変革が進む、中国・アジア地域の経済やマーケットの“今”とは? 今回は三井住友DSアセットマネジメントが発表したマーケットレポート「運用者の視点:中国起業家の『早期退任』」をみてみよう。

【ポイント1】中国Eコマース創業者が急遽『早期退任』

今年の3月に中国のEコマース大手「ピンデュオデュオ」創業者の黄董事長(日本の会長に相当)が退任することが発表された。黄氏は、米国留学を経て2015年にピンデュオデュオを設立、同じ商品を共同で購入すれば価格が安くなる「共同購入」という手法で中国の地方都市や農村部を中心に急成長を実現した立役者で、現在41歳だった。

退任の発表とほぼ同じタイミングで、2020年末の同社サービスの利用者数が7億8,800万人に達し、中国のEコマースの1強と言われていたアリババの7億7,900万人を上回ったことも明らかに。結果的にこれを花道に『早期退任』することに。

【ポイント2】経営から離れても影響力は保持か

中国では、ピンデュオデュオの黄氏のように、40代、50代の若さで経営の第一線から退く経営者が少なくない。その中で最も有名なのは、アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏だった。

馬氏は55歳となった2019年9月にアリババの董事長を退任、2020年9月には取締役も退任し、経営からは完全に離れた。

もっとも、アリババの企業統治は一般企業とは異なり、「パートナーシップ」と呼ばれる独自の意思決定組織が取締役の過半数を指名する権限を持っている。そして、このパートナーシップのメンバーを指名する権限を持つパートナーシップ委員会の終身メンバーには馬氏の名前が入っている。経営の表舞台から退いたとはいえ、馬氏がアリババの経営に対し決定的な影響力を保持し続けているのはこのためだ。

今後の展開

中国の経済史に名を残すような成功をおさめた起業家が、次に何を目指すのかはまちまち。黄氏や馬氏のように、個人的な夢の実現や慈善事業に注力するケースもあれば、現役時に完全燃焼し、悠々自適の隠居生活というケースもある。

一方、彼らの多くに共通している点もある。それは次世代の起業家の育成やサポートを強く意識していること。彼らの下には、起業を目指す若者が集まり、直接間接の支援は惜しまない。黄氏もかつては教えを請う立場にあった。

20代の時に米国の著名投資家のウォーレン・バフェット氏とのランチに同席する機会に恵まれ、後に「今回のランチは単純であることとチャレンジの重要性を教えてくれた」と述べている。退任しても彼らの起業家精神は次世代へと引き継がれている。

構成/ino.

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