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キリンHDと順天堂大学がビール苦味成分「熟成ホップ由来苦味酸」による認知機能改善とストレス状態改善を確認

2021.04.26

キリン「熟成ホップ由来苦味酸」

キリンホールディングスのキリン中央研究所は、順天堂大学と連携して、ビール苦味成分として知られる「熟成ホップ由来苦味酸」が、物忘れの自覚症状を有する健常中高齢者の認知機能の一部である注意力およびストレス状態を改善することを明らかにした。

超高齢社会である日本国内において、認知症や加齢に伴う認知機能の低下は大きな社会課題となっているが、認知症には有効な治療方法がないことから、食事などの日常生活を通じた認知機能の維持改善に注目が集まっている。

同社は、これまでの取り組みで、ビール苦味成分であるホップ苦味酸に認知症予防効果や認知機能改善効果、抑うつ改善効果を見いだしてきたが、ヒトでのエビデンスは十分ではなかったため、今回、順天堂大学と連携し、物忘れの自覚症状を有する健常中高齢者(SCD; Subjective Cognitive Decline)を対象に、ランダム化比較試験を二重盲検で実施し、熟成ホップ由来苦味酸を含むサプリメントの摂取が認知機能および気分状態に及ぼす作用を検証。

その結果、摂取12週目において分配性注意機能を評価する符号数字モダリティ検査の結果が熟成ホップ由来苦味酸の摂取群では、プラセボ群と比較して有意な高値を示した。また、唾液中ストレスマーカーの1つであるβエンドルフィン濃度が熟成ホップ由来苦味酸の摂取群で、プラセボ群と比較して有意な低値を示した。さらに、アミロイドβと結合してシナプス毒性の抑制などに関与するトランスサイレチンの血中濃度が摂取12週目に熟成ホップ由来苦味酸の摂取群で、プラセボ群と比較して有意な高値を示した。

これまで東京大学などと実施した研究報告で、熟成ホップ由来苦味酸は脳腸相関の活性化を通じて認知機能改善やアルツハイマー病予防効果を示すことが報告されていたが、本臨床試験でも同様の機序によって認知機能やストレス状態が改善したと考えられるとのことだ。

なお、同社はこの研究成果を2021年3月18日から21日に開催された「日本農芸化学会2021年度大会」で発表。一般演題1,299件の中から選定された31演題に贈られるトピックス賞を受賞している。

関連情報
https://www.kirinholdings.co.jp/

構成/立原尚子

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