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人事異動の季節になると感じる大企業やメガベンチャーと中小企業の社員の違い

2021.04.20

■連載/あるあるビジネス処方箋

 4月に入り、新年度になった。この数日間、心を打たれることがあったので紹介したい。結論から言えば、新卒や中途で入社するならば、やはり、一流の大企業やメガベンチャー企業にするべきだ。見習える社員が、中小企業やベンチャー企業よりははるかに多いはずだ。そのように思うことを、この10日間程で経験した。それは、主に次のようなことだ。

人事異動の挨拶メールを送ってくる

 一流の大企業やメガベンチャー企業に勤務する広報や人事担当者20人程から丁寧なメールをいただいた。「取材の際は、お世話になりました。ありがとうございました。今度、〇〇部へ人事異動となります。後任は、〇〇と申します。近いうちに〇〇からご挨拶のメールをさせますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」

 こんな文面を読むと、気分がよくなる。さっそく、後任の広報担当者へ取材の依頼をした。フリーランスになった17年間で、大企業やメガベンチャー企業に勤務する広報や人事担当者からは通算で200人前後からは人事異動の挨拶メールを受け取った。

 一方で、中小企業やベンチャー企業の広報や人事担当者からメールは1本も届かない。フリーランスになった17年間で、記憶をたどっても1本もない。送られたところで、こちらもリアクションに困るのだが、双方に差があることは否定しがたい。こういう対応の蓄積が、やがてビジネスの差になっていくのではないだろうか。ビジネスは継続だと思う。メリットのある相手といかに関係を続けていくかが、大切なのだ。

社交辞令がすばらしい

 大企業やメガベンチャー企業に勤務する広報や人事担当者の、人事異動の挨拶のメールには5人に1人の割合で社交辞令と思える内容がある。「取材を受けた〇〇もたいへんに感謝をしていました。本人がキャリアを見つめ直すきっかけになったとも思います。あらためてお礼申し上げます。」こちらとしては悪い気がしない。今後、取材相手を探す時に、こういうメールが記憶に残り、あの会社をもう1度取材してみようと思うものなのだ。

引継ぎが迅速で、確実

 3月下旬から4月上旬に、私が10社程の一流の大企業やメガベンチャー企業に勤務する広報や人事担当者に取材の依頼をした。この10人程はいずれも過去3年以内に取材した会社に勤務する。前述の人事異動の挨拶メールは、送られてこなかった人たちだ。

 異動になったことを知らずにメールを送ると、丁寧な文面の返信がその日のうちに来る。「ご挨拶が遅れまして、申し訳ありません。この4月に人事異動で〇〇部に移りました。今後、広報の担当は〇〇となります。〇〇へ話をつないでおきます。後ほど、〇〇から連絡を差し上げます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。」

 これも爽快な気分になる。実によく、社員教育ができているのだ。その日のうちに後任の担当者からメールが届いた。ここまで精度の高い仕事ができるのだ。ふだんからの情報、意識、目標の共有ができているからだろう。チームビルディングのレベルが高いことがわかる。

 この連載で何度か紹介してきたように、新卒時に高いレベルの人材を採用し、定着率の高い中、密度の濃い競争の空間を作り、育成をしてきたからこそ、優秀になる。次々と人が辞めていく職場では、密度の濃い競争の空間はまず作れない。そんな中では優秀な社員は誕生しにくい。少なくとも私が接する一流の大企業やメガベンチャー企業と中小企業やベンチャー企業の社員の仕事力は5∼6ランクは違う。まさに別世界なのだ。

 ちなみに、私の経験をもとに言えば中小企業やベンチャー企業の社員は謝ることがなかなかできない。常に自分が正しい、と主張する傾向がある。一流の大企業やメガベンチャー企業は、そのあたりも実に謙虚だ。本当の意味で賢いのだろう。就職するならば、絶対にこういう職場で選んだほうがいい。今、新卒の採用試験(2022年4月入社)で、大企業が本格的に動いている最中だ。どうか、迷うことなく、ひるむことなく、一流の大企業やメガベンチャー企業にエントリーをしよう。騙されたと思って、ぜひ入社してもらいたい。学ぶに値する社員は必ずたくさんいる。

文/吉田典史

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