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「父の日」の由来とバラの花を贈る理由

2021.05.30

毎年『父の日』を祝っていても、由来について知らない人もいるのではないでしょうか?父の日ができた経緯や広まった時期、バラの花を贈る理由などについて紹介します。その他のおすすめの花や花言葉にも触れるので、選ぶ際の参考にしましょう。

父の日とは?

父の日の起源や公認されるまでの経緯について紹介します。日本で広まったきっかけや時期についても見ていきましょう。

起源はアメリカ

父の日の起源は、アメリカにあります。ソノラ・スマート・ドットという女性が1909年に牧師協会に「母の日があるなら、父の日も作ってほしい」と嘆願したのがきっかけです。母の日は08年に普及運動が始まっており、その話を聞いたソノラが父の日も作りたいと考えた理由は、彼女が育った家庭環境にありました。

軍人だったソノラの父親が南北戦争で不在の間、母親が必死に働きながら一家を支えていました。終戦後に父親が家に戻ってきましたが、母親は無理がたたり体を壊し、亡くなってしまったのです。父親は再婚もせず働き詰めの毎日を過ごし、残された子どもたち6人を育て上げました。

ソノラは母親の死後、苦労しながらも男手一つで自分や兄弟を育ててくれた父親に感謝していたので、父の日を作ってほしいと嘆願したというのが経緯です。

公認されるまでにかかった長い年月

牧師協会に嘆願した翌年、初めて父の日の祝典が開かれたものの、社会に浸透したわけではありませんでした。6年後の16年に、ウィルソン大統領が父の日の祝典で演説をしたことで、やっと広く知れ渡るようになったのです。

さらに50年の歳月が経過した66年に、ジョンソン大統領によって6月の第3日曜日が父の日と定められます。正式に国の記念日になったのは72年で、初めての父の日の祝典から60年以上もの年月を要しました。

日本で広まったのはいつ頃?

日本に父の日が伝わったのは50年ごろだと考えられていますが、国民に広く浸透し始めたのは80年代です。81年に『日本ファーザーズ・デイ委員会(FDC)』が結成されたことがきっかけになりました。

翌年には、黄色いリボンで父の日を祝うというキャンペーンや、現在もテレビなどのメディアで話題になる『ベスト・ファーザー賞』の授賞式などが行われました。すでに母の日が広く浸透していたこともあり、父の日も国民に親しまれる行事になったのです。

バラの花を贈る意味や由来とは?

母の日にカーネーションを贈るのはご存じだと思いますが、父の日には『バラ』を贈ります。バラを贈るのは、どのような理由があるのでしょうか?由来とともに、アメリカと日本で異なる定番のバラの色を紹介しましょう。

アメリカでは赤いバラを贈る

アメリカで父の日に贈る定番の花は『赤いバラ』です。父の日ができるきっかけを作ったソノラが、亡き父のお墓に白いバラを供えたことが由来とされています。

母の日のカーネーションの色と同様に、健在の父には赤いバラ、すでに他界している父には白いバラが贈られるようになったのです。

日本では黄色いバラを贈る

父の日が日本に伝わると、『黄色いバラ』を贈るようになりました。赤や白のバラではない理由は、日本に父の日を浸透させるきっかけを作ったFDCが実施した『黄色いリボンキャンペーン』が深く関係しています。

もともとイギリスでは黄色は身を守る色とされており、それが伝わったアメリカでは黄色いリボンが『愛する者の無事を願う』アイテムになっていました。黄色には『希望』『楽しさ』『うれしさ』といったポジティブな意味もあるため、FDCでは黄色いリボンキャンペーンを実施し、黄色が父の日のシンボルカラーとして定着したのです。

参考:父の日の起源/黄色いリボンの由来
参考:イエローリボンキャンペーン FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会

父の日に贈りたい花と花言葉

父の日に贈りたい定番の花や人気の花を紹介します。花言葉も併せて紹介するので、贈る相手に合った花言葉で選ぶのもよいでしょう。

定番はやはり「バラ」

どの花を贈るか迷ったときは、定番の『バラ』がおすすめです。

日本での定番である黄色いバラの花言葉は、『献身』や『友情』です。家族のために献身的に働いてくれてくれたり、時には友人のように相談にのってくれたりする場合にぴったりでしょう。ただし、黄色いバラには『薄れゆく愛』や『嫉妬』などネガティブな意味もあります。

気になる人は『愛情』という花言葉がある赤いバラや、『尊敬』や『誇り』という意味の紫のバラがよいかもしれません。シンボルカラーの黄色に近い色合いがよければ、『信頼』や『絆』という意味があるオレンジのバラもおすすめです。

黄色い「ヒマワリ」や「ガーベラ」も人気

黄色い花の中では、明るく親しみやすいイメージの『ヒマワリ』も人気です。花言葉が『憧れ』や『敬慕』なのも、多くの人に選ばれている理由でしょう。

元気で明るいイメージのある『ガーベラ』も人気があります。黄色を始め、赤・オレンジ・ピンク・白など色の種類が豊富なのも魅力です。ガーベラは色ごとにも花言葉があり、黄色いガーベラは『親しみやすさ』なので、普段から気さくに話せ友だちのように仲がよい場合におすすめです。

ヒマワリもガーベラもアレンジメントによく使われる花なので、バラや他の花と組み合わせた花束にするのもよいでしょう。

構成/編集部


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