未来を見据えた都市型銭湯。その店名に隠された秘密のメッセージ
『1010』と書いて『銭湯』。いきなり名称にオヤジギャグかよ! と思った人もいるだろう。
しかしそう連想したアンタ。アンタこそ、実はオヤジだ!
何しろ『らくスパ1010』は未来を見据えたようなニュースタイル都市型銭湯ですから。
それどころか『1010』という文字には、オヤジとは対極な方法で秘密のメッセージが込められていることに、オレはさっき気づいてしまった!
その秘められたメッセージは最後に書くとして、この施設、核となる部分は本当に文字どおり銭湯。
何しろサウナに入らないんだったら、東京都の共通銭湯料金大人470円で入浴できちゃう。それにサウナもプラスするとなると、大人910円。
ここらは都内の銭湯と変わらないといってもいい……って書くと思ったら、大間違いなのだ!
サウナのページだから、当然のようにサウナのこと書くけど、ここの水風呂の水温って14℃前後なんですよ!! オレが行った時のデジタル温度計の表示は14.2℃。
東京の銭湯の水風呂温度としては、間違いなく最冷クラス!!
冒頭で〝未来がどうした〟って気取ったようなこと書いてしまいましたが、そんな時代と関係なく身も心もギンギンになりますよ!
で、そんなナイス銭湯部分がコアとしてあり、そのコアを囲むように設けられた付随施設こそが未来型銭湯の面目躍如。
平日1490円の『RAKU SPAコース』で入館すると利用できるフロアがあるんだけど、ビジネスにも使えるコワーキングスペースに、都会でありながらアウトドアチックなムードすら感じるグランピング風のリラックススペース。そこはまさに未来型銭湯!
このフロアに関しては、実はプレオープン時に、『DIME』のWeb版『@DIME』で取材したんで、そっちをジックリ読んでほしい。だって、今回はもうひとつ書きたいことがある。
銭湯料金だけで利用できる食事&呑みのスペース『1010 Dining&Pub』だ!!
オシャレなインテリア&メニューは銭湯超越!
14℃水風呂で絶好調になってるオレがまず呑んだのは、何と1杯1000mlという大容量の『1010ジャグハイボール』の『むぎハイ』。
このご時世、店員さんとの会話も少ないほうがいいワケじゃん? そんな時一回のオーダーで長めに呑めるなら小池都知事も大喜び。
特筆すべきは、この手の大ジョッキって、容器はデカいが氷をパツパツに積めて、実際に呑める量は少ないセコい店も多い中、氷少なめで飲む量もしっかり確保! なのに中空のステンレスジョッキの保冷性能で、氷は全く溶けず冷たいまんまの死角ゼロ!
勢いづいて2杯目は、濃い酒を呑みたくなっちまい、ジンのロックを2杯いっちゃいました。
いや、銭湯でジンのロック呑めるってところも少ないのよ。本当にコロナが終息したら、オレはここで大宴会をやりたい!
入浴後も人それぞれに好きな時間を過ごせる銭湯。未来ですよ。
そう思い、もう一度『1010』の文字を見ると、これがコンピューターの2進数に見えてきた!
2進数の1010は10進数でいうと10……つまり十。十には〝完全で満ち足りている〟という意味がある。『1010』にはそんなメッセージが隠されていたのだ!!
サウナ室は室内温度計で98℃。写真左側ベンチの背もたれ上から熱が出るボナサウナ!
『RAKU SPAコース』で利用できるリラックススぺース。銭湯でこんな休憩スペースは、過去には発想不可能。
『1010ジャグハイボール』880円。バジル風味鮮烈な『北海 水たこパッチョ』480円。
飲み方は選べる『ジン』が390円ってのにうれし泣きし、『ミックスナッツ』の300円にダブル泣き!!
【DATE】
[住]東京都千代田区神田淡路町2-9-9 [電]03・5207・2683 http://rakuspa.com/kanda/
[営]11:00〜翌1:00、5:00〜8:00 (サウナコース)、11:00〜翌8:00(RAKU SPAコース) [休]無休 [交]JR御茶ノ水駅、東京メトロ新御茶ノ水駅・淡路町駅、都営新宿線小川町駅より徒歩5分
[料]サウナコース3時間910円、RAKU SPAコース10時間1490円(平日)、1590円(土・日・祝日)※サウナコースはフェイスタオル、RAKU SPAコースはフェイスタオル、バスタオル、館内着利用料金込み(すべてレンタル、要返却、税込み)
カーツさとう
コラムニスト/プロドランカー。グルメ、旅、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。
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