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嬉野茶で茶ウナ!?佐賀県が仕掛けた幻のイベント「サガサウナ」

2021.04.14

■茂木雅世のお茶でchill out!

開催されていたら、絶対に足を運んでいたのに残念すぎる。

そう思わずにはいられなかったイベントがある。

そのイベントの名は“サガサウナ”。

サウナを通じて、佐賀県の名産である嬉野茶を五感で体験できるという、サウナーにもお茶好きにもたまらないイベントになるはずだった。

しかし、2020年、よみうりランドで開催する予定だった第一回目は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催見送りに。改めて2021年に東京・JR両国駅にある幻の三番線ホームで開催予定だった「幻のサガサウナステーション」もコロナウイルスの影響で中止となり、本当に幻のイベントとなってしまった。

よみうりランドではプールを水風呂代わりに、幻のサガサウナステーションでは駅のホームでサウナを体験することが出来た…と聞けば、仕方ないことだとわかってはいても、参加したかったのに!!という気持ちが抑えられない。

サガサウナは佐賀県の地域資産を磨き上げ、佐賀県の魅力を発信するサガプライズ!のプロジェクトの一つとして立ち上がった。

そもそものきっかけは、2020年に予定されていた東京オリンピック・パラリンピックに向けて、佐賀県がサウナ発祥の地とされているフィンランドのホストタウンになったこと。

若い人を中心にサウナがブームとなっていたことも重なって、サウナ好きの人に向けたサウナ×佐賀県のイベントを模索していたという。その後、日本最大のサウナ検索サイト“サウナイキタイ”とのコラボレーションによって、本格的にイベント開催へと動き出していった。

幻のサガサウナステーションではどんなことが体験できたのか?

2021年3月に予定されていた東京・JR両国駅での幻のサガサウナステーションでは、駅のホームに畳や電車の座席を模した3つのテントサウナが用意され、それぞれ違う種類の佐賀県名産の嬉野茶(紅茶・釜炒り茶・ほうじ茶)を使ったロウリュを楽しむことが出来た。

ロウリュというのはサウナストーブで熱したサウナストーンに水などをかけて蒸気を発生させること。

サガサウナでは水の代わりに嬉野茶をかけ、お茶の蒸気を全身に浴びることができたのだ。

この嬉野茶ロウリュ、聞くところによればお茶の種類によって、蒸気の香りも違うそう。

ああ…その違い、体験してみたかった。

サウナストーブの上に置くサウナストーンももちろんMade in佐賀

有田焼でサウナストーンまで作ってしまったというから驚きだ。

もちろん水風呂も嬉野茶。サウナでほてった身体をティーバッグがいくつも浮いた、嬉野茶の水風呂で一気に解放する。

本格的なサウナプログラムも予定されていた。

ロウリュでサウナの室内に蒸気を発生させたあと、タオルなどで扇ぐことで入浴者に熱波を届けて発汗を促すことが出来る“アウフグース”。

サガサウナでは、両国という土地にちなんで力士の方が熱波を扇いでくれるというお相撲さんによるアウフグースを体験することが出来た。

また、白樺などの枝葉で「叩く・扇ぐ・押しこむ」ことで身体を温め、リラックス感覚をもたらしてくれるウィスキング。これを日本初のウィスキング集団しらかばスポーツがつとめることになっていた。

サウナ後はもちろん、嬉野茶を飲んで一息。釜で炒ってつくる釜炒り茶で知られる嬉野茶だけに、その爽やかな味わいがよりおいしく感じられたに違いない。

最高に整ったことだろう。

しかし、何もしないままイベントが終わってしまったというわけではない。

本来であればサガサウナで体験できたプログラムの一部を、出来る範囲で少しでも多くの人に知ってもらえたら…と2021年3月7日、サウナの日に首都圏のサウナ施設でサガサウナの手ぬぐいやうれしのチャコーラをおすそわけするイベントを開催。

3月27日・28日には “どこかでサガサウナ”と銘打って、全国各地のサウナ施設で実際に“嬉野茶ロウリュ”を体験できるイベントも開催した。

たまたま訪れたサウナ施設で、偶然体験できたというラッキーな人もいたかもしれない。

今後、改めてこの“サガサウナ”のイベントが開催されることはあるのだろうか…。

サガプライズ!の方に尋ねてみると、「サガサウナの今後の展開については未定なんです」とのお答えが。

いつかまた開催してほしいと思いながら、今でもサガサウナのサイトを時々、覗いてはオリジナルグッズや映像などを名残惜しい気持ちで眺めている。

ちなみに、サガサウナグッズ。控えめに言ってめちゃくちゃかわいい。

“茶”のロゴがナイスなキャップや手ぬぐいにTシャツ、実際に電車サウナで使われていた特注のオリジナル手すり、有田焼サウナストーンまで販売されていて、見ているだけでもアガル。

東京都内にアンテナショップを構えていないという佐賀県。お店を構えて、県の地域資産やその魅力を伝えていくよりも、様々な企業やブランドとコラボレーションすることで、佐賀県の知られざる魅力をより広くワクワクする形で発信する。そこに、注力してきたという。

その結果、今までは掛け合わされることがなかったコラボレーションもうまれ、見たことがない、そして誰もが笑顔になってしまうようなプロジェクトが多くうまれている。

サガサウナの展開は未定だが、今後、サガプライズ!からどんな企画がうまれ、形になっていくのか。次のイベントが楽しみだ。

サガサウナ→https://sauna-ikitai.com/special/sagasauna/

文/茂木雅世(もき まさよ)

2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock

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