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〝モバイル電力〟の活用が当たり前になる!?パナソニックが次世代型バッテリー「イーブロック」を開発

2021.04.11

スマホやノートPC、タブレット……モバイルのデジタルガジェットを使う機会は増えるばかり。そんなガジェットのサポートに役立つのがモバイルバッテリーだろう。

もちろん、多くのモバイルデジタルガジェットはバッテリーを内蔵している。しかし、充電容量を気にしながらでは、仕事や家事、勉強などに集中することは難しい。

また近年、災害時の電源供給は重要な課題となっている。コロナ禍でリモートワークや密を避ける仕事環境を整えることも大切だ。

そんなモバイルデジタルガジェットの電源にまつわる様々な課題をクリアするべく、パナソニックは安全な次世代型バッテリー「イーブロック」を作ったのだ。

「東日本大震災以降、災害対策としてリチウムイオン蓄電システム事業を開始。3密になりがちな充電スポットなどの問題解決やソーシャルディスタンスを保つために、『イーブロック』を開発しました」と説明する、パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社 エナジーシステム事業部 PSマーケティングセンター 櫻井 聡さん

なぜ3kg? なぜセパレート型なの?

「イーブロック(e-block)」は、リチウムイオン蓄電池を内蔵し、蓄電容量は304Wh。USB type-Aの端子を2口もち、スマホやPCなどにUSBケーブルを介して「イーブロック」単体で出力可能だ。

形は縦長(幅98×奥行き110×高さ220mm)で持ちやすい取っ手がついたシンプルなデザインが印象的。質量は約2.9kgとなっている。

この3kgほどの重量は、災害時の応急受水用袋に水を入れた状態と同様の重さで、大人の男女はもちろん、小学生低学年にも持ち歩けるとされている。

「イーブロック」には専用充放電器が2種類用意された。

1つは、「イーブロックデスク」。卓上にセットできる幅130×奥行き257×高さ161mm、質量約2.6kgのサイズ。ACコンセントを1口持ち、AC100V機器への給電が可能だ。

もうひとつは、テーブルなどの横に置いても使いやすい「イーブロックスタンド」だ。幅200×奥行き260×高さ912mmの細長い形状。質量は約4.9kgとなっている。ACコンセントを2口持ち、さらにUSB type-Aのポートを2口持っている。

「イーブロックデスク」「イーブロックスタンド」ともに、平常時はバッテリーへ充電しながら、接続したPCやスマホ、その他の家電機器などへはバイパス出力で最大1300Wまで給電できるのもありがたい。バイパス出力時は「イーブロック」を介さず直接、電気を供給できるので、「イーブロック」の内蔵バッテリーの劣化を避けられるのも魅力だ。

また、バッテリーとしての「イーブロック」と充放電器を分ける〝セパレート型〟にしたのは、充電済みの「イーブロック」を複数ストック、交換しながら使えば、スマホやPCなどの電気機器をより長い時間で利用できるからだ。

また、パナソニックはバッテリーの安全性を重視。3機種ともに電気用品安全法の登録検査機関による適合証明であるPSEマークを表示、システム全体でもSマーク認証を取得している。安心して利用できることを特記しておきたい。

希望小売価格は「イーブロック」が8万8000円、「イーブロックデスク」が5万5000円、「イーブロックスタンド」が8万8000円となっている。

スマホは約25台分、ノートPCなら約5時間、冷蔵庫が約10時間稼働

さて、「イーブロック」の性能だが、スマホなら約25台分、ノートPCは約5時間分、冷蔵庫も約10時間稼働する電力を供給できるという。

スリープ処理で1年経っても30%〜40%程度の放電で済んじゃう

「イーブロック」を頻繁に利用するユーザーが多いだろうが、災害対策などに備蓄電力として利用される場合もあるだろう。

そんな時に気になるのが、自己放電。バッテリーは使っていなくても電力を消費するのだ。

さらに、容量がなくなると過放電となり、最悪はバッテリーとして使えなくなる……なんてことにもなりかねない。

「イーブロック」はスリープ処理機能を搭載し、1年経過しても30〜40%程度の放電だけで済む。なので、目安としては1年に1度程度の充電をくり返せば、長期間保管の利用も可能になるだろう。

オフィスのリニューアルやフリーアドレス化にも効果的

密を避けるため、オフィスのレイアウトをリニューアルする企業が増えているそうだ。また、在宅勤務や働き方の改革で、固有のデスク無しのフリーアドレスで作業するオフィスも増えている。

「イーブロックデスク」や「イーブロックスタンド」なら、電源の配線を気にせずにデスクなどの配置、レイアウト変更ができるのも魅力的。働く人に合わせて自由な仕事環境を設計できそうだ。

さらに、災害などで勤務中に停電となった場合でも、一時的な電源供給に役立つだろう。食料や水などの災害対策をする企業は増えているが、電源供給に関してはまだまだ対応が遅れている企業が多いという。「イーブロック」を活用すれば、そんな悩みを解決する一助になるかもしれない。

教育現場でのタブレット活用、災害時の体育館などでの避難対策に

職場だけではなく教育現場でも、タブレットやPCを活用するケースが増えている。そんな時にも「イーブロック」をはじめとした機器が役に立つだろう。

さらに、災害時に体育館が緊急避難先になることも。そんな時の充電スポットとしても有効なはずだ。

リモートワークでの電源供給に

オフィスや学校などのパブリックなスペースだけではなく、在宅勤務などのプライベート環境にももちろん、「イーブロック」は活躍必至だ。

Bluetoothでスマホやタブレットにつながり、電池残量の管理もラクラク

「イーブロック」は本体のLED表示でバッテリーの状態を確認できる。

さらに、Bluetoothによりスマホやタブレットのアプリと通信すれば、複数の「イーブロック」の状態を一度にチェックできるのだ。管理機器登録をするとバッテリーの状態やサーバーからの重要なお知らせも通知可能。バッテリーの交換時期も予測してくれる。

USBでタブレットへ給電しながら、Bluetooth接続して通信。アプリでバッテリー残量をチェックする……そんな使い方が便利そうだ。アプリはiPhone用、Android端末用を用意する

また、アプリに管理機器登録すれば、寿命になった「イーブロック」を安全に回収、リサイクルできるように、バッテリーの残量を放電させる廃棄放電処理も搭載する。

職場や学校、家庭で電器の使い方が変わりそう

パナソニックの「イーブロック」は、安全・安心に使える移動可能な電源としての需要を、オフィスや公共施設、家庭などで呼び起こしそうだ。

固定電話に無線の子機が付き、やがて携帯電話やスマホが登場したように、電源も〝モバイル電力〟の活用が当たり前になる時代が到来するかもしれない……そんな予感がする、次世代型バッテリー。今後の活躍が楽しみだ。

取材・文/中馬幹弘

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