
机の上に置けるくらいの大きさの加湿器をお探しの方へ。
加湿器選びのポイントをご存じですか? 値段やサイズだけで判断をしていませんか?
ひとえに加湿器といっても、蒸気を出す方法が違うことをご存じでしょうか。違いがわかれば、ぴったりな製品を見つけやすくなるかもしれません。
そこで今回は加湿器の蒸気の出し方の違いを紹介するとともに、幅と奥行がA4コピー用紙よりも小さい加湿器をご紹介します。
小型加湿器選びのコツ! サイズや値段+「蒸気の出し方」をチェックしよう
小型加湿器を購入する際は、サイズと値段のほか「蒸気の出し方」にも注目しましょう。
加湿器は主に加熱式(スチーム式)、超音波式、気化式、ハイブリッド式にわかれます。ハイブリッド式はさらに「加熱式+超音波式」や「加熱式+気化式」などにわけられます。
それぞれの特徴をつかみ、ご自身のスタイルに合った製品をチョイスしてください。
加熱式(スチーム式)の特徴と小型加湿器
加熱式加湿器は、蒸気を出す際にヒーターを用いて、タンクの水を沸かすので雑菌が繁殖しにくく、清潔に利用できます。ただし、比較的温度の高い蒸気を発するものが多いため、小さなお子さんがいたり、ペットを飼っている場合は取り扱いに注意が必要です。
加熱式の小型加湿器:アイリスオーヤマ「加熱式加湿器120D SHM-120R1」
本体価格:3278円
サイズ:幅118㎜×奥行215㎜×高さ228㎜
重量:約0.8kg
アイリスオーヤマの「加熱式加湿器120D SHM-120R1」は、タンク容量1.3Lとコンパクトながら加湿時間は約11時間お部屋の空気を潤すことができます。重量はわずか0.8kgしかないため、持ち運ぶ際に苦労する心配も少ないでしょう。
【参照】アイリスオーヤマ「加熱式加湿器120D SHM-120R1」
加熱式の小型加湿器:YAMAZEN「Steam CUBE KSF-L302」
本体価格:9720円前後
サイズ:幅225㎜×奥行294㎜×高さ274㎜
重量:約3.7kg
山善の「Steam CUBE KSF-L302」は、タンク容量約3.0L。加湿量を強、中、弱と3つのモードの中から選べます。連続加湿時間は最大で約15時間。湿度センサー(50、60、70%)を搭載。本体重量は約3.7kgとなっています。
【参照】YAMAZEN「Steam CUBE KSF-L302」
超音波式の特徴と小型加湿器
超音波式加湿器はヒーターなどを使わず、超音波で水を振動して蒸気を噴出するため、ランニングコストを低く抑えられる傾向にあります。ただし加熱式のように熱による除菌ができないため、定期的なお手入れをおすすめします。
超音波式の小型加湿器:BLUEFEEL コードレス加湿器 SWADA
本体価格:5940円前後
サイズ:幅84㎜×奥行84㎜×高さ212㎜
重量:0.385kg
持ち運び可能な超音波式のコードレス加湿器です。「コードレス加湿器 SWADA」は振動板とフィルターの交換が可能。定期的なお手入れとパーツ交換で長く愛用できるのもポイントです。
超音波式の小型加湿器:モダンデコ「AND・DECO 電解水生成機能付き 超音波加湿器」
本体価格:9998円
サイズ:幅195㎜×奥行195㎜×高さ306㎜
重さ:1.4kg
モダンデコ「AND・DECO 電解水生成機能付き 超音波加湿器」は、タンク容量約2Lで、連続加湿時間は約6~20時間。「自動除菌モード」が採用されているため、比較的清潔に使い続けることができます。重さは約1.4kgとなっています。
【参照】モダンデコ「AND・DECO 電解水生成機能付き 超音波加湿器」
気化式の特徴と小型加湿器
気化式の加湿器は、水を浸したフィルターに風を当てて蒸気を出す方式の加湿器です。ヒーターを使わないため、消費電力を抑えられます。ただし、ファンを使って加湿するため、運転音と本体サイズが大きくなる傾向にあります。
気化式の小型加湿器:イモタニ「アロマ加湿器 リフレア」
本体価格:2500円
サイズ:幅110㎜×奥行110㎜×高さ216㎜
重量:304g
イモタニの「アロマ加湿器 リフレア」は、持ち運びができる、コンパクトなコードレスタイプの気化式加湿器です。目に見える形で蒸気を放出しないため、例えば作業中のデスクの上に置いても、PCの画面や手元が蒸気さえぎられる心配は少ないでしょう。
加熱式+超音波式 ハイブリッド式の特徴と小型加湿器
加熱式と超音波式を組み合わせた方式。一般的にヒーターで加熱した水を超音波の振動で蒸気にします。ヒーターと振動板を搭載している製品の仕組み上、サイズが大きくなる傾向にありますが、今回はテーブルの上に置いても邪魔になりにくい大きさのものをピックアップしました。
加熱式+超音波式のハイブリッド小型加湿器:アイリスオーヤマ「ハイブリッドPH-UH35」
本体価格:7678円
サイズ:幅約230㎜×奥行約165㎜×高さ約312㎜
重量:約1.9kg
アイリスオーヤマの「ハイブリッドPH-UH35」の重量は約1.9kg。基本的にはヒーターで温めた水を超音波の振動でミストにしますが、ヒーターのオン/オフ操作が可能なため、電気代を抑えられるでしょう。湿度や加湿時間が一目でわかるデジタル表示を採用。木造和室であれば6畳、洋室であれば10畳まで対応しています。
加熱式+超音波式のハイブリッド小型加湿器:Life on Products「ハイブリッド式加湿器 LuLuPure hybrid」
本体価格:7150円
サイズ:幅229㎜×奥行229㎜×高さ278㎜
重量:1.56kg
キュートな見た目が印象的なライフオンプロダクツの「ダブル抗菌上部給水ハイブリッド式加湿器LuLuPure hybrid」は、タンクに「銀系抗菌剤」を練りこみ、さらに「抗菌カチオンAg+カートリッジ」を採用。99.9%の抗菌率を実現しています。給水はタンクの上部から水を注ぐだけ。アロマパッドにアロマオイルを含ませれば、お気に入りの香りでお部屋を包むことができるでしょう。本体重量は約1.56kgと比較的軽めです。
【参照】ライフオンプロダクツの「ダブル抗菌上部給水ハイブリッド式加湿器LuLuPure hybrid」
加熱式+気化式のハイブリッド加湿器の特徴
加熱式と気化式のハイブリッド式加湿器は、水に浸したフィルターに温風を当てて、気化しながら蒸気を出す加湿器です。加熱するため雑菌を放出しにくく、またすばやくお部屋を潤せるメリットがあります。
ただし、ヒーターとファンを搭載しているため、A4用紙よりも本体サイズが大きくなる傾向にあり、また本体価格や電気代が高くなる可能性があります。
※データは2021年3月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸