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アレルゲンの中和、パーソナライズ栄養診断、進化するペットフード開発の最新事情

2021.04.11

ライフスタイルが多様化する中、ペットと暮らす家庭は、愛犬や愛猫に適した生活や食事を考え、充実した毎日を送りたい。そんなニーズがあるいま、画期的なペットフードがぞくぞく開発されている。今回は、猫アレルギーの原因物質を中和するキャットフードと、犬のパーソナライズ栄養診断により適したものが届けられるドッグフードを紹介。そのこだわりの開発背景も注目だ。

1.猫アレルギーの原因物質を中和するキャットフード

https://nestle.jp/brand/purina/proplan/product/cat/liveclear/

「モンプチ」などのキャットフードで有名な、ネスレ ピュリナ ペットケアの新しいキャットフード「ピュリナ プロプラン リブクリア(以下、リブクリア)」は、猫アレルギーの原因物質を中和し、猫の被毛やふけに付着する猫アレルゲンを減らすキャットフードだ。

すべての猫は「Fel d 1(フェル ディーワン)」という猫アレルギーの原因物質を唾液中に生成するという。リブクリアに含まれる卵由来のタンパク質は、そのFel d 1を中和する。

そして、毎日リブクリアを食べ続けると、毛づくろいの際に唾液から体外に広がるFel d 1が中和されることから、被毛とふけに付着するFel d 1が減少するという。

この画期的なキャットフードを開発した背景について、ネスレ日本株式会社 ネスレ ピュリナ ペットケア マーケティング統括部 プロプラン マーケティングマネジャーの久保一朗氏は次のように述べる。

「長年、解決がされておらず、悩まれているペットオーナーの方が多い問題の一例として、猫アレルギーがあります。猫アレルギーは、アレルギー症状や薬の副作用が、アレルギーに悩む人の生活の質を低下させる場合があります。また猫が保護施設に預けられることの一般的な原因の一つとして、猫アレルギーが挙げられることもあります。

私たちはペットとペットオーナーの皆さまの幸せを実現するための活動を行っていますが、猫アレルギーの問題はペットとペットオーナーの双方に影響を及ぼしていることから注目しました」

リブクリアは、主要な猫アレルゲンであるFel d 1を、発生源である唾液中で中和するというが、実際、Fel d 1はどのくらいの減少が確認されているのか。

「リブクリアに含まれる卵由来の成分を猫に与えたところ、給与を開始してから3週間で、猫の被毛に付着したFel d 1を平均47%と大幅に減少しました。また、97%の猫で被毛に付着した活性Fel d 1の量が低下し、86%の猫で通常時の30%以上の低下を示しました(自社標準品との比較)。

この手法では、猫は引き続きアレルゲン生成を継続するため、猫の生理機能には影響を与えません。またこの成分は包括的に実施された安全性の研究結果に基づくものであり、猫にとって安全です」

リブクリアについて、国立病院機構相模原病院臨床研究センター臨床研究センター長 海老澤元宏氏は、猫アレルギーの一因である環境中のアレルゲンを減らす画期的な開発と言える、とコメントしている。

また東京猫医療センター院長の服部幸氏は、「リブクリアに切り替えたところ、とてもよく食べる」「問題なく受け付けてくれたので、安心して与えられる」と述べており、東京猫医療センター動物看護師の樹下真弥氏は、「食いつきがとてもいいと思う」と述べている。

リブクリアは猫にとって美味しいフードでもあるようだ。そこにはどんな理由があるのか。

「私たちは、世界中に研究施設と生産拠点を有し、日々研究を行っています。フードの味に関わる技術は多岐にわたり、数々の独自技術がありますが、数多くの犬と猫の飼育を通して得られる膨大な知見があり、獣医師をはじめとした500人以上の研究者は、この知見を活かして味と栄養の両立を図った製品づくりをしています」

栄養や機能面はもちろんのこと、猫にとって美味しい味も追求されているようだ。いずれにせよ、新しいアプローチのキャットフードといえる。

2.パーソナライズド栄養診断で提供されるドッグフード

https://foods.petokoto.com/

続いては、ドッグフードの「PETOKOTO FOODS(ペトコトフーズ)」。

食材・製法・栄養にこだわり、スタッフが実際に試食をして、人間が食べても美味しい基準で開発。新鮮な肉や野菜を調理し、保存料を加えず冷凍状態で届けられる“フレッシュドッグフード”だ。

2020年2月より、スマホで10の質問に答えると、愛犬の体のコンディションを診断し、フードを提案する「パーソナライズ栄養診断」をスタートさせた。愛犬に必要な食事量を最適なプランで届けてもらえる上に、愛犬の名前入りパッケージであるというから、まさに我が家の愛犬のためドッグフードが手に入る。

このペトコトフーズを手がける株式会社PETOKOTOの代表取締役社長 大久保泰介氏は、開発の背景を次のように話す。

「日本にいるワンちゃんの半分近くが肥満だといわれています。この原因はいくつかありますが、ごはんの質や与え方にあります。きちんとしたカロリー量で計って与えれば問題ありませんが、ざっくりコップ一杯であげたりしてしまう人が多く、過剰なカロリー摂取でどんどん太ってしまいます。肥満になると人と同じように疾患リスクが上がります。

健康管理は飼い主の責任ですが、適正なカロリー量を計算するのはなかなかむずかしいものです。そこで、愛犬のボディコンディションや行動量などの情報を入力・更新いただくと、常に最適なフードプランでお届けできるようにしてあげたいと思ったのが開発した理由です。

現状はまだまだ入り口に過ぎないので、今後さらにさまざまなデータを通して、手軽に健康管理できるサービスを提供できる”コンシェルジュ”となるよう進化していきたいと思っています」

パーソナライズ栄養診断の利用は無料。犬種や性別、誕生日、体重、体型、行動量、アレルギーの有無などの必要情報を入力すると、アレルギー食材の含まれないメニューを提案してくれるだけでなく、最適なカロリー量とプランを提案してくれる。1日におすすめの食事量を考慮しながら、そのままネット上でフードを注文することができる。

そしてこのほど、新たに「獣医師相談窓口」を開設。これはLINEやメールで獣医師に直接相談できるオンラインでの診察体験を提供するもの。あくまで診療ではなく相談対応というかたちだ。

この獣医師相談窓口を設けた背景について、大久保氏は次のように述べる。

「日本の飼い主の方は、獣医師は栄養についても何でも知っていると思っていることが多いものの、実際は、獣医師は栄養について詳しくはないのが現状です。そこで、弊社がアドバイザリー契約を結んでいる米国獣医栄養学専門医の資格を持つニュージーランドのニック・ケイブ獣医師の知見をもとに、弊社の獣医師や栄養管理士がサポートすることで、食事の管理をサポートすることを始めました。

健康は食事以外のことも関係しますし、コロナ禍の自粛で動物病院などにもなかなか行けず、専門家に相談できずに困っている飼い主さんやワンちゃんたちのために、フード以外のことでも相談を受け付け、弊社メディア『PETOKOTO(ペトコト)』と提携しているトレーナー等の専門家とも連携して様々なお悩みに対応し、サポートしています」

獣医師相談窓口では実際、どんな相談が寄せられているのか。株式会社PETOKOTO ペトコトフーズ カスタマーサポート担当 甲斐 菜美氏は次のように答える。

「商品を与えた後の体調変化に関するご相談から、食事全般のお悩みをはじめ、しつけや愛犬への想いについてなど、さまざまなお問い合わせをいただきます。おひとりおひとり、一匹一匹に真摯に向き合い、最適な回答をしたいので、場合によっては他社のオススメごはんをご提案することもあります。

特に多いのは持病と商品の相性に関するお問い合わせです。例えば、腎臓病を抱えているけれど、食べることができるか? 尿石の経験があるが食べても良いか? などです。

飼い主さまの不安を解消するだけでなく『今後どのように愛犬の持病と向き合っていくべきか』までご提案できるよう心がけて回答しています」

画期的な2つのペットフードを紹介した。どちらもさまざまなニーズを抱える飼い主やペットの期待に沿うフードでありサービスといえる。

取材・文/石原亜香利

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