
NECが犬・猫のためのさまざまな情報を一元管理するプラットフォームサービス「waneco」の提供を開始
NECは、愛玩動物コミュニケーションプラットフォームサービス「waneco(ワネコ)」を発表した。
「waneco」は、ペットとの関係性の強化を目指すPet Relationship Management(PRM)という考えに基づき、犬や猫の情報やさまざまなサービス・手続きを、1つのID「waneco ID」で連携し、デジタル化した情報を共有・活用できるプラットフォームサービス。
デジタルを活用し、飼い主と事業者が協力することで、人とペットが共に幸せに暮らせるサービス基盤を目指すとしている。
この「waneco」第1弾となるのが、LINE公式アカウントを使った飼い主向けサービス「waneco talk」。
三軸加速度センサーと気圧センサーを備えた日本動物高度医療センターの犬猫用活動量計「PLUS CYCLE」を首輪につけ、収集した犬や猫の活動量を、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」により分析し、ペットの状態に基づいたメッセージが「waneco talk」のLINE公式アカウントから届くという仕組みになっており、これを利用することで、留守番などをしている犬や猫の状況を遠隔地からトーク形式で把握することが可能となるという。
なお、「waneco talk」は、本年4月からNECグループ内で実証実験を開始し、8月に一般向けに提供開始する予定とのことだ。
NECは今後、「waneco」に賛同するパートナー企業、団体を募集し、連携して事業を拡大。今後5年間で600万頭の登録を目指すとしている。
構成/立原尚子