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採用試験の途中で選考や採用を辞退したことがある人は3割以上

2021.04.08

自ら歩みを進めたものの「やっぱり違う」と踵を返すことだってある。採用試験において自分で志願したものの、選考の途中、あるいは採用が決まった後に辞退する人もいるだろうが、実際のところ、どれくらいいるのだろうか?

このほど、総合人材情報サービスのアイデムが、2021年2月に総合求人サイト「イーアイデム」を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施したので、結果を一部抜粋して紹介していく。

新型コロナウイルス感染症の影響

今回仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」は関連しているかをきいた。

全体で48.4%が「はい」と回答し、約5割の回答者が新型コロナウイルス感染症の影響を受けて仕事探しをしていたことがわかった。4月調査時と比較すると、61.8%から13.4pt減少しているが、前回調査時より2.1pt増加した。

希望雇用形態別に影響の有無をみると、「正社員」「派遣社員」では半数以上が「はい」と回答し、全体の数値より高くなった。「パートまたはアルバイト」「契約社員または嘱託社員」希望の人は約6割が「いいえ」と回答し、感染症の影響を受けて活動をしている人が少なかった。

新型コロナウイルス感染症拡大前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったか

新型コロナウイルス感染症拡大の前後で仕事を選ぶ際の条件等は変わったかをきいた。全体では「何らかの条件を変更した」42.6%、「条件・待遇は特に変えていない」57.4%となり、コロナ禍においても仕事探しの軸を変えない人が約6割となった。

「何らかの条件を変更した」人の状況を見ると、最も多かったのは「活動量を変えた」で14.5%、次いで「希望する仕事内容・職種を変えた」が11.1%となった。副業を前提に、ダブルワークを目指す意見が多くなっていた。

「条件・待遇は特に変えていない」について、今回仕事探しをしている理由に新型コロナウイルス感染症の影響がある人とない人を比較した。「感染症影響あり(『はい』と回答/以下同)」の人は、「条件・待遇は特に変えていない」割合が44.3%で、「感染症影響なし(『いいえ』と回答/以下同)」(69.8%)より25.5pt以上低くなっており、何らかの条件を変更した割合が大きい。

<自由意見>

・ダブルワークができるからこの雇用形態に変えました(パートまたはアルバイト/女性/20代)
・正社員アルバイト問わず希望の職種に応募した(正社員/男性/30代)
・前はドライバーのみを見ていたが倉庫業やリフトマンで条件があえばと思い転職条件は増やした(正社員/男性/40代)
・有期雇用より無期雇用を希望するようになった(その他・無期雇用/女性/40代)
・現在勤務している給与が減額されたため、Wワークしようと考えた(パートまたはアルバイト/男性/50代)
・コロナ禍で職を失った人が多く、自分の希望する職種、条件でなくてもある程度妥協して職に就きたい(契約社員または嘱託社員/女性/60代)

直近5年以内の選考・採用辞退経験の有無

直近5年以内の選考・採用を辞退した経験はあるかをきいた。全体では、「自ら選考・採用を辞退したことはない」が67.5%、「応募企業に連絡したうえで、選考・採用を辞退したことがある(以下、連絡あり辞退)」が29.8%、「応募企業に連絡せず、採用・選考を辞退したことがある(以下、連絡なし辞退)」が4.8%となり、辞退経験がある割合は3割を超えた。

希望雇用形態別にみると、「正社員」希望の「連絡あり辞退」は44.9%、「連絡なし辞退」は7.2%で、どちらも全体を上回っていた。辞退経験がある割合は約半数となった。

年代別にみると、年代が高くなるにつれ辞退経験のない割合が高くなった。「30代以下」では「連絡なし辞退」が14.3%となり、他の年代よりも特に高くなっていた。「60代以上」では、「連絡なし辞退」の経験がある人はいなかった。

辞退に至った事情(選考・採用辞退経験者のみ)

選考・採用を辞退した経験がある人にのみ、辞退に至った事情をきいた(複数回答)。

「連絡せず、採用・選考を辞退した」場合では、最も多かったのが「企業からの連絡が遅かったから」で50.0%、次いで「どうせ受からないと思ったから」が42.9%、「選考当日、行けなくなってしまったから」が28.6%となった。選考が進む可能性があっても、企業の反応によって自ら辞退を選択したとする回答が多かった。

「連絡した上で、選考・採用を辞退した」場合では、最も多かったのが「採用条件に折り合いがつかなかったから」で39.5%、次いで「他の企業で採用が決まったから」が36.0%、「応募後に企業に対する印象が変わったから」が30.2%となった。就業することを前提に真剣に検討した結果、辞退に至ったとする回答が多かった。

応募確認後の迅速な連絡や、求職者と気軽に連絡が取り合えるツールの導入など、企業側の応募者管理の工夫次第で解決できることも多そうだ。

出典元:株式会社アイデム
https://www.aidem.co.jp

構成/こじへい

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