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押さえておくべき家づくりの基本とは?注文住宅のよくある失敗例

2021.04.03

夢のマイホームを形にしたいという思いは、コロナ禍においても変わらないことだろう。家づくりを成功させるためには、どんな状況下であっても基本を押さえることは欠かせない。そこで今回は、家づくり相談のプロに、家づくりの前に決めておくべきことや建築会社選びのコツを聞いた。

最近の注文住宅の傾向は?

最近、注文住宅にはどんな傾向があるのか。約20年にわたり不動産関連のインターネットサービスを運営している株式会社NTTデータ・スマートソーシングが展開する「HOME4U 家づくりのとびら」で中立的な第三者の立場で注文住宅の無料オンライン相談を受けている専門アドバイザーは、次のように話す。

「コロナの影響を受け、都心ライフから郊外ライフへと暮らしを変える思考が増えているように感じられます。例えば、もともと東京都内の賃貸マンションに住んでいた方が、テレワークを機に長野県に引っ越しをし、実際、住んでみたら住みやすいと感じ、長野県で土地購入して家づくりをしたいという方がいました。また現在、都内の賃貸マンションに住んでいる方が、静岡県で土地を購入して移住したいということで家づくりを希望されている方もいました。

また家族構成の傾向としては、1人で住む家を計画する方の相談も増えているように感じます。予算感の傾向については、ここ数年、共働きの方が増えているのか、ペアローンを利用される方が多い印象です」

家づくりの基本!失敗しないためには?

コロナ禍を受け、地方で家づくりを計画しはじめた人も多いようだ。もしこれから家づくりを計画しているなら、ぜひ基本を押さえて失敗しない家づくりを実現したい。

そこで専門アドバイザーに、よくある失敗や家づくりの前に押さえておくべきこと、建築会社選びのコツなどを解説してもらった。

●注文住宅のよくある失敗3つ

家づくりにおいて、よくある失敗にはどんなことがあるのか。専門アドバイザーは次の3つを挙げる。

・あれもこれも欲張りすぎて何がしたかったのか分からなくなってしまった。
・自分のこだわりを強調しすぎてしまい、使い勝手の悪い間取りになってしまった。
・建築会社の比較検討で疲れてしまい、打ち合わせの力が残っていなかった。

これらの失敗は、これから解説される「注文住宅をつくる前に決めておくべき3つのこと」と「建築会社選びのコツ」を踏まえることで、予防ができそうだ。

1.注文住宅をつくる前に決めておくべき3つのこと

「注文住宅の醍醐味は、何といっても全部自分自身で決めることができる点です。しかしながら、家が欲しい!と思い立ったものの、まずは何からスタートしたら良いのか分からないですよね。

・そもそも、自分たちはいくらまでお金を出せるの?
・完成まではどれくらいの時間が必要なの?
・たくさんの建築会社があっても、どこがいいか分からない。

などのさまざまな不安や疑問が浮かんでくると思います。

夢のマイホームを手にするためにはポイントが3つあります。

(1)理想のマイホームのイメージを明確にする
(2)いつまでに住みたいのかを決める
(3)資金計画をきちんと立てる

このポイントを把握して計画を進めて頂ければと思います。ポイントごとにご説明していきます」

(1)理想のマイホームのイメージを明確にする

「『家を建てたい!!!』と思い立ったら、まずは『理想のマイホームのイメージ』を考えることです。理想のマイホームとは、『自分の思い・希望を取り込んだ家』になります。まずは家族全員で、どんな生活をしたいかを共有することが重要です。家づくりは、住む人全員で行うものです。家族全員が笑顔で生活できるように全員の希望を取り入れられるようにしましょう。

せっかくの家づくりなので、まずは予算のことは考えずに、家族が叶えたい要望を全部書き出してまとめていきましょう。その際に、インテリア雑誌、すでに家を建てた人の実例集、Instagram等のネット情報等、今は多種多様な情報を入手できますが、まずは、自分自身がどうしたいかを考えてみてください。例えば『休日にリビングでどんな風に過ごしたいか』『自分の時間をゆっくりと過ごせる空間が欲しい』など、理想の生活イメージが浮かんでくると思います。

次に理想のマイホームの『芯』を決めましょう。譲れない家族全員の共通の理想です。この芯をしっかりと把握していれば、完成した際に『思った家と違った』というような後悔を避けることができます」

(2)いつまでに住みたいのかを決める

「いつから新しい家で生活をスタートしたいのか、希望の時期を明確にしましょう。注文住宅での計画の場合は、一般的に、完成するまでにおおよそ1年は必要といわれています。

住宅の規模や構造によって、工事の時期は異なりますし、悪天候の影響や、細かい修正などで工期が延びる可能性も含めて、余裕を持って計画を進めることがポイントです。

ギリギリになって時間が足りなくないことに気づき、慌てて打ち合わせをしてしまい、納得いくまで打ち合わせができなかった、もっと時間をかけて打ち合わせをしたかったのにという後悔をするケースも少なくありません。

まずは、いつまでに住みたいのかを、ご夫婦の結婚に合わせて、お子様のご誕生や進学に合わせて、転勤に合わせて、ご両親との2世帯同居に向けて、今住んでいる賃貸の更新に合わせてなど、都合を踏まえて、家族でしっかりと決めましょう」

(3)資金計画をきちんと立てる

「全体予算の計画をきちんと立てておくことも重要です。なぜなら、最初に予算をしっかりとたてておかないと、ついつい予算オーバーしてしまうからです。土地を探したり、モデルルームを見たり、インターネットや雑誌などで素敵な家を見たりしているうちに、『もっとこうしたい、ああしたい』と夢がどんどんふくらんでいきます。夢を大きくするのは良いのですが、予算は限りがあるものです。そのため、予算をかける部分とそうでない部分を事前に決めておきましょう。

その際に、(1)で決めていた家族共通の理想のマイホームの芯を思い出してください。例えば、外観デザインはシンプルにコストを抑えつつも、リビングにはこだわりの内装材を使用するなど、優先事項を決めておくと予算配分にメリハリがつきます。

その際に注意点があります。それは『家の基本性能にかかる費用は削らない』ということです。

耐久性や耐震性部分のコストを削ると、安全な生活は送れないどころか、10年後、20年後に大規模修繕の費用がかかります。大規模修繕は100万円以上かかるのが一般的です。原則として、基本性能や構造部分は家を建てる時点でしっかりとお金をかけておき、それ以外の部分で予算のメリハリをつけるのをおすすめします」

2.建築会社選びのコツ

「建築会社は大きく次の3つに分類できます。

・ハウスメーカー
・工務店
・建築家

それぞれの特徴を知り、まずは希望の家づくりに合ったタイプの建築会社はどれなのかを決めることが重要です。そして複数の建築会社を比較検討して依頼先を決めていきます。

建築会社選びのコツは、徹底的な情報収集と比較検討にあります。一般的に、ネットや書籍で気になる建築会社を見つけたら、実際に住宅展示場を見学する方が多いと思います。もちろん間違っていません。しかし、ここで注意が必要です。

住宅会社は選べても、担当営業は選べないという点です。また、営業からの提案では、その会社の特徴は聞けても客観的なアドバイス、中立的な考えを聞くことができません。

複数の会社をまわっていると、それぞれの会社で良い話を聞くので、何が良いのか、本当にしたいことが何だったのか分からなくなってしまい、時間もかかってしまいます。時間を有効に使うためにも、住宅会社ではない第三者的な立場の専門家のアドバイスを入手するのもおすすめです。オンラインで相談できるものであればコロナ禍で対面に不安がある方や仕事で忙しい方、小さなお子様がおり出向くのがむずかしい方も、スムーズに具体的な検討ができます。そのようにしながら効率良く、2-3社に候補を絞り、見積もりとプラン制作の依頼をすることがポイントです。

自分で決めた予算をオーバーしていないのは最低限の条件。予算が守られていて、理想の住宅を作れそうなところを選びましょう。

また安ければいいというわけではありません。例えば、予算が3,000万円に対して、見積もり2,000万円で妥協点が多い提案内容よりも、見積もり2,700万円で希望を盛り込んだ提案内容のほうが良いでしょう。大切なのは、安い住宅ではなく満足度の高い住宅を建てる建築会社を選ぶことです」

希望の家づくりを成功させるには、事前の十分な計画が第一のポイントであるようだ。ぜひヒントにしよう。

【参考】
「HOME4U 家づくりのとびら」
https://house.home4u.jp/

取材・文/石原亜香利

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