小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ディズニーに新たなヒロインが誕生!映画「ラーヤと龍の王国」に隠されたメッセージとは?

2021.04.03

『ラーヤと龍の王国』はディズニー・アニメーションが制作した最新作映画だ。『ベイマックス』のドン・ホール氏と、『ブラインドスポッティング』のカルロス・ロペス・エストラーダ氏が初タッグを組み、監督に挑んだことで注目を集めている。

『ラーヤと龍の王国』のストーリー概要とストーリーの裏に隠されたメッセージ性についてレビューしていく。

1分で分かる!『ラーヤと龍の王国』のストーリーは?

『ラーヤと龍の王国』は“龍の王国”クマンドラを舞台に、孤独を抱えるヒロインであるラーヤが繰り広げる冒険の物語だ。

クマンドラはかつて聖なる龍たちに守られ、龍と人が共存する平和な王国だった。突如、人間たちの争う心によって生まれた邪悪な魔物”ドルーン”が現れ、人々と龍たちが石にされてしまう。

最後に残されたシスーという龍が兄弟たちを信じる力と魔法で作られた龍の石によってドルーンを打ち倒す。

しかし、石になった人々は元の姿に戻ったものの、龍たちは元の姿に戻ることはできなかった。残された人々は信じあう心を失い、クマンドラは分裂してしまう。

分裂した国々は互いに龍の石を巡って争っていた。ある日、龍の石の守護者一族のラーヤの父”ベンジャ”が分裂した国々の人々を招待し、和解を提案する。

しかし、ラーヤと仲良くなったふりをして魔法の石を奪おうと企てたナマーリの行動をきっかけに、龍の石はバラバラに割れてしまう。すると再びドルーンが現れ、人々を石に変えてしまったのだ。

多くの人々が犠牲になり、ラーヤの父もその1人だった。ラーヤは自分がナマーリを信じたせいで父を石に変えてしまったと自分を責め、今後は自分だけを信じ、一人で生きていくことを決める。

悲しみと孤独を抱えながらもラーヤは石になってしまった父を助けるため、唯一の相棒であるトゥクトゥクと共に最後に残された龍”シスー”を探す旅に出る。

長く孤独な旅を経てついにシスーの元にたどり着いたラーヤだったが、シスーは魔法の力を失っていた。

バラバラになった龍の石と魔法の力を取り戻すためにラーヤはシスーと共に旅にでる。その旅の中でラーヤが気づいたこととは何だったのか。『ラーヤと龍の王国』には私たちの心に響くメッセージが隠されている。

『ラーヤと龍の王国』に隠されたメッセージとは?

筆者が映画を鑑賞する中で感じた『ラーヤと龍の王国』に含まれるメッセージ性の一部をご紹介したい。それぞれの解釈で深く楽しめる映画だと感じた。

1.ディズニーの新たなヒロイン像

これまでディズニーのヒロインといえば、王子様を待ち、それまでは辛く苦しくても、最後には幸せになるというヒロイン像が多かった。父母をなくしながらも強く生きるヒロインもいたが、彼女達のそばには、幸せを願う誰かがいた。

しかし、ラーヤには彼女を心配し、守ってくれる存在はいない。かつてないほど孤独なヒロインは、これまでのディズニー作品にはなかったのではないだろうか。

ラーヤというヒロインは現代の世の中を生き抜く私たちの代名詞とも言える存在であり、その宿命と世界の命運を背負って困難に立ち向かう姿に勇気をもらうことができる。

2.魔法よりも強力な力とは?

シスーはラーヤとは対照的にすぐ人を信じてしまう天真爛漫なキャラクターだ。魔法の力を失いながらもポジティブで、ラーヤの背中を押し、旅のお供をする。

“ひとりぼっち”で人を信じられなかったラーヤが、シスーと出会い、冒険の旅を通して気づいたのは、バラバラになった世界を変える魔法は“信じあう心”ということだった。

シスーという存在は私たちが日常の中で忘れてしまいがちなことを教えてくれる。いつだって前向きなシスーに心を動かされるのだ。

3.1人ではどん底と思われる世の中を変えることはできない?

ラーヤはたった1人でバラバラになった世界を救おうとする。最初は孤独でひとりぼっちのラーヤだったが、旅の中でラーヤが成そうとしていることに賛同し、協力してくれる仲間が増えていく。

最後には互いが互いを信じる力で世界を救うことができるのだ。自分1人が世界を変えようとしたってできっこない、筆者はこれまでそう思っていた。

しかし、たった1人でもぶれることなく、世界を変えるために戦い続けるラーヤの姿に胸が熱くならずにいられない。

観る者の心に火をともし、信念のままに突き進むパワーを与えてくれる映画だと感じた。

このような世の中だからこそ、ぜひディズニー映画『ラーヤと龍の王国』を鑑賞し、生き抜く勇気をもらってほしいと思う。

『ラーヤと龍の王国』
映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。

(C)2021 Disney. All Rights Reserved.
(C)2021 Disney and its related entities

取材・文/RoMoKo

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。