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伝統と革新が見事に融合したランドローバーの超本格SUV「ディフェンダー 110」

2021.04.20

乗用車感覚で乗れる都会派のSUVが人気を集めているが、 一方で超本格的な4WD車も売れている。 今回はその代名詞ともいえる最新モデルをピックアップし試乗した。

 ジープとランドローバー。この2つのメーカーは70年以上も前からライバル関係にある。1935年に米ウイリス社が米軍のために、不整地走行の4WD車を生産したが、米軍はこの車両を第2次世界大戦後に英国に残して引き揚げる。

 当時、軽量な4WD車は農地を耕したりするのに最適で喜ばれたのだが、新車は造られず、そのうち部品も不足し始めた。その状況を見たローバー社の経営陣がこの車両『ジープ』のシャーシと変速機を利用して、新たに荒地用の小型4WD車を試作し、1948年に発表したのだ。これがランドローバーのルーツである。このクルマはやがて『ディフェンダー』と名づけられた。

 英国版『ジープ』として生まれた『ディフェンダー』は、高級車『レンジローバー』と実用車『ランドローバー』の間を埋める車種として生産を続けてきたが、2016年には生産中止となった。ところがその後、2019年に新型車の存在が明らかになり、復活を遂げる。新モデルにはランドローバーの最新の先進安全技術が組み込まれている。パワーユニットは直列4気筒の2Lガソリンターボに加え、直列6気筒3Lディーゼルターボも追加された。

 同社は先日、2025年に全車種を電動化することを発表したので、このディーゼルモデルは希少価値が高まる可能性がある。オフロード性能も『ジープ』に負けず劣らず、かなりタフで電子制御のエアサスも装備。価格も500万円台から用意されている。

復活した近未来型アドベンチャー

ランドローバー『ディフェンダー 110』

Specification
■全長×全幅×全高:4945×1995×1970mm
■ホイールベース:3020mm
■車両重量:2240kg
■排気量:1995cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ
■最高出力:300PS/5500rpm
■最大トルク:400Nm/2000rpm
■変速機:8速AT
■燃費:8.3km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:738万円
※SE

ランドローバー『ディフェンダー 110』

ワイルドでタフなイメージのある『ディフェンダー』だが、最新モデルはスタイリングもほかのランドローバー車と近くなり、先進的な装備や安全性能を採用し新世代へと生まれ変わった。

ランドローバー『ディフェンダー 110』

撮影車両の「110」はロングホイールベースの2/3列シート仕様。ほかにホイールベースが2585mmの「90」もある。こちらは3ドアの2列シート仕様でエンジンは2Lだけ。

ランドローバー『ディフェンダー 110』

見た目より実寸は大きいが、縦長のテールランプを内側に配置するなど、視覚的に大きさを感じさせないデザイン。スペアタイヤの位置もこれが標準仕様。18~20インチが選べる。

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