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コロナ禍の中でいかに料理の楽しみを届けるか?人気レストランのシェフが「出張料理人」になった理由

2021.03.28

コロナ禍で、外食店の多くが苦戦を強いられる中、料理人たちは働く場所を検討する必要も出てきている。そんな中、一つの働き方として注目されているのが「出張料理人」だ。普通の料理人との違いやメリットを探るべく、今回は、シェフの出張料理サービス「PRIME CHEF(プライムシェフ)」で出張料理人として活躍する小田嶋貴也シェフにインタビューを行った。

出張料理人になった背景

プライムシェフは、誕生日や記念日など、特別な日のためにフルコースの出張料理を提供するシェフの出張料理サービスだ。コロナ渦で外食をしにくい状況においても、デリバリーとは異なる選択肢として、感染対策を徹底しながら、一流シェフによる特別な食体験が提供されている。

小田嶋シェフは、かつてレストランで働いていたというが、出張料理人となったのにはどのような経緯があったのか。

【取材協力】

PRIME CHEF 野菜料理人 小田嶋貴也シェフ
2020年にPRIME CHEFに参画。フレンチ、アジア、多種多様なレストランを経験したのち野菜に出会い、野菜料理人として独立。フリーランスの料理人として出張料理をメインに飲食店のコンサル業務、レシピ考案、 EC サイトのプロデュースなどマルチに活動している。
https://www.instagram.com/takayaodashima_/

「以前、私は野菜専門レストランの『We are the farm』で働いていました。昨今の社会事情を鑑みて、同業者の中でも“出張料理人”という働き方が一種のトレンドになっています。出張料理人という働き方は、お客様と近い距離で会話をしながらお料理を作ることができるため、このスタイルが自分のポリシーにもマッチしていると思い、プライムシェフに参画することを決めました」

小田嶋シェフ作「風呂吹き大根/フェンネルリーフ/柚子」

小田嶋シェフ作「寒鰤/紫キャベツ」

小田嶋シェフは、出張料理人として働き始めてから、どのような思いを抱いたのか。

「実際に働き始めてみて感じたことは、料理から提供まで基本的には自分一人で行うため、お客様と非常に密にコミュニケーションが取れる点には、かなり充実感を得ています。こんなふうに、自分らしい働き方が実現できる、自由度が高いという点は出張料理人の職業としても大きな魅力ですね」

小田嶋シェフ作「牡蠣バター醤油とからし菜の炊き込みご飯」

出張料理人と飲食店との違い

出張料理人は、一般的に飲食店のシェフとして働くスタイルと、どのような違いがあるのだろうか。

「一番大きい違いは、やはり『自由度の高さ』です。通常のレストランでは、決められた食材で、一定期間は決まったコースを提供することが一般的です。しかし、プライムシェフに参画してからは、お客様の細かな食の好みや、アレルギーなどお客様一人一人に合わせたコースを提供することが可能です。例えば、私は野菜が好きで、自分の足で野菜農家に足を運び、食材調達をしています。そこで調達した野菜を使って、お客様のお好みに合わせたフルコースを提供できるのは、出張料理人ならではだと思いますね。

働く時間の自由度も高いですが、自分の想いを料理で実現できるという点が一番の違いだと思っています。ご家庭に寄り添った料理をご提供し、さらに、そのご家族のお子様の成長まで一緒に感じることができるため、非常に充実感を感じています」

例えば、小田嶋シェフが手がけるコースの一つ「~“wa” couse~」は、国産の鴨肉・和牛を使い、和の食材と洋の食材を合わせた8品目の贅沢なフルコースとなっている。

●「~“wa” couse~」コースメニュー

・野菜の前菜3種盛り合わせ
・低温調理した旬魚の刺身3種盛り/燻製醤油で
・京鴨/焼き葱と
・からすみと紅芯大根のおろし蕎麦
・和牛の味噌漬け/枝豆と山葵
・あおさと柚子のお吸い物
・牡蠣バター醤油/大浦ごぼう/黒舞茸の炊き込みご飯
・ほうじ茶と黒糖のプリン
※仕入れ状況によってメニュー内容が変更になる場合あり

ところで、出張料理人になって、これまでとは違う大変な面というのはあるのだろうか。

「コンセプトの設定やメニューの開発などが私たち自身に委ねられている点は、少しむずかしさを感じています。ただ、その点はプライムシェフの運営チームにもフォローしてもらいながら、進めています」

コロナ禍における料理人の新たな働き方として

コロナ禍での料理人の働き方として、出張料理人という働き方は可能性が広がっている。その点について、小田嶋シェフはどのように捉えているのか。

「“出張料理人”が一つの選択肢になれば、と思っています。現在、厳しい状況にある飲食業界ですが、働き方の選択肢が増えることで、できることの幅も徐々に広がっていくのではないかと思っています。

また外食の機会が減ることで、『食の価値』の低下も心配されます。そういった中で、出張料理を通して、お客様に『食の価値』や『食の楽しさ』を実感いただければと考えながら、日々料理を作っています」

出張料理人は、1つの料理人の働き方の新たな選択肢であることは確かだ。自由度が高いことから、小田嶋シェフのように、自ら提供したい具体的な料理コンセプトがある場合には、非常に適した働き方といえるのかもしれない。

取材・文/石原亜香利

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